赤ちゃんが太りすぎ!病気や体への影響も?赤ちゃんの肥満の原因と対策

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『赤ちゃんが太りすぎたらどうしたらいい?原因や対策を教えて!』

赤ちゃんがミルクや母乳を沢山飲んで大きくなる姿を見るのは何よりの楽しみですよね。

でも、あまりに飲みっぷりが良かったり、検診などで周りのお子さんと我が子を比べて、体格が明らかに我が子が大きかったりすると、“太りすぎ?”と心配になってしまいますよね。

でも赤ちゃんが太りすぎているという目安はなんなのでしょうか。

・赤ちゃんが太りすぎの目安

・赤ちゃんが太る原因

・本当にミルクの量を増やす必要があるのか

・太りすぎないようにする対策

・赤ちゃんの太り過ぎがどうしても気になる場合はこうしよう

・ミルクは薄めて与えていいのか

・赤ちゃんの太りすぎと病気の関係

この記事では上記の内容を主に伝えていきます。

“赤ちゃんが太りすぎている”は本当にあてはまるのか、問題があるのか、どうすればいいのかといったお悩みを解決することができますよ!

それでは1つずつみていきましょう!

赤ちゃんの太りすぎの目安は何?

赤ちゃんはそもそも太っているというか、ミルクや母乳を飲むのが仕事なのでぽっちゃりプニプニしています。

だから、“太りすぎ”という目安は何なのかちょっとわかりにくいですし、気になるところですよね。

赤ちゃんのご飯は母乳とミルク

赤ちゃんのご飯は母乳とミルクです。

母乳の場合は水分が多く消化もいいのでどれだけ飲んでも大丈夫です。

一方でミルクは決められた量を守って飲む必要があります。

赤ちゃんの時期はミルクや母乳を飲み過ぎて太り過ぎになってしまったという場合、問題ないことがほとんどです。

赤ちゃんの母乳やミルクを飲む量や、体質的なことから太っているように見えやすい赤ちゃんもいるでしょうし、“ミルク太り”といった言葉を口にする年配の方もいるように、ミルクは栄養価が高いので太りやすいと考える人もいます。

実際私の母も肉付きのいい赤ちゃんを見かけると「あの子はミルクで育っているのかしら」と言ったりします。

赤ちゃんはもともとぽっちゃりしているものなので、それに対して“太っている”という表現すること自体にちょっと違和感を感じてしまいます。

でも医師や保健師など専門の人から「太りすぎ」と指摘されたり、改善するよう指導を受けた場合に、「赤ちゃんが太りすぎている」と認識するといいのではないでしょうか。

赤ちゃんが太りすぎているかの目安は“カウプ指数”で計算してみよう

大人の肥満指標として活用される“BMI”と似た、子ども用の“カウプ指数”というのがあります。

私は3人目まで全くこの“カウプ指数”というのを知りませんでした。

3人目が低体重児だったため、体重に敏感で調べてみたらこの“カウプ指数”というのをみつけました。身長と体重で測定する、生後3ヶ月~5歳までの乳幼児の肥満度を判定する指数となります。

“体重(g)÷(身長(㎝)×身長(㎝)×10)”で計算します。

この計算によって出された数字が、年齢によってちがいますが、大体15~18未満だと正常です。

・13~15未満が痩せ気味

・18~20未満が太り気味

・20以上が肥満

正常以外は、上記のような基準になります。

ただ、赤ちゃんはハイハイやあんよまでは運動が出来ないので、ミルクや母乳を飲んだらその分太ります。

だから、一概に18以上だったからと言って、焦って肥満だと心配する必要はありません。

小児科医や保健師に相談をしてみるといいですよ!

赤ちゃんが太る原因は何?

赤ちゃんの体重は個人差があります。

ミルクや母乳を沢山飲んで太る子もいれば、体質的に体重増加しやすい子もいます。

みんながみんな母子手帳にもある「成長曲線」の中に収まるわけではないので、そこまで何が原因で太っているんだと突き詰める必要はありませんよ。

母乳の飲みすぎ

私は赤ちゃんのうちは母乳を飲みたいだけ与えていいという風に産院で言われました。

その代わり、母乳以外に水も白湯も飲ませる必要はないので、母乳は母乳だけしっかり与えるようにと指導を受けましたね。

だから母乳だけを飲ませましたが、太り過ぎるということはありませんでした。

もちろん個人差はありますが、母乳は消化がいいので太りすぎるということはあまりないようですね。

生後2ヶ月までで1日25gから40g程度増えれば良好と言われていますが、我が家の三女は2400gで生まれて定期的に保健師さんの発育チェックを受けました。

すると生後3ヶ月までは体重の増えが1日50gでした。

保健師さんもびっくりして、このままいくと太り気味になるかなーなんて言われましたが、

生後3ヶ月を過ぎると次第に母乳を飲む量が安定してきて1日の体重増加量が30g前後になりましたね。

周りにはものすごく体格が良くてぽっちゃりしている赤ちゃんでも、母乳オンリーで育っていたりするので、やっぱり個人差がありますよね。

ミルクの飲みすぎ

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ミルクを飲ませる場合には、決められた量を飲ませると飲み過ぎを心配する必要はありません。でも、ミルクを飲ませてももっと欲しかがって泣くからと、決められた量以上のミルクを与えてしまっていませんか?あまりに沢山のミルクを与え続けてしまうと、ミルクの飲み過ぎで太り過ぎてしまうことがあります。

ミルクと母乳のカロリー自体は違いがないのですが、ミルクは母乳に比べると消化がいいわけでないので、栄養を摂り過ぎてしまうことになるんです。

また、ミルクは与えられた分だけ飲み続けるので、満腹中枢が未発達の赤ちゃんは飲み過ぎてしまいます。

母乳とミルクの混合で飲みすぎ

母乳では足りないのでミルクを足すという方、とても多いのではないでしょうか。

私も一人目の時に産後母乳の出にくい時があり、ミルクを足すことにしましたが、哺乳瓶の乳首が嫌なのかほとんど吸ってくれませんでした。結局出にくい母乳を一日に何度も何度も吸わせた経験があります。

出にくいと思っていた母乳でも体重は増えていましたし、何度も泣かれましたがコツコツ飲ませてそれで対応することが出来ました。

母乳を飲ませていると、母乳の出が悪かったり子どもがもっと欲しがる、体重の増えが悪いからとミルクを足す方が多いかと思いますが、母乳にミルクを足すと、母乳をどのくらい飲んでいるのか分からないので、本当は必要ないのにミルクを足して飲ませすぎているということが少なくないんです。

だから、母乳とミルクの混合の赤ちゃんは結構立派な体格をしている赤ちゃんが多いですね。

赤ちゃんと運動

赤ちゃんは沢山の母乳やミルクを飲んでどんどん大きくなっていきます。

でも、飲むだけ飲んでも身体が上手く自分で動かせないので、消化するのも難しいですよね。

だから、ハイハイやよちよち歩き出すまでは母乳やミルクを飲んだら飲んだだけしっかり体についてしまうので、仕方のないことなんですよね。

ハイハイやよちよち歩き出すと、身体をしっかり動かすようになるので、自然とスリムになってきます。2歳になって走り出すようになると、すっかり落ち着いてムチムチの体型も幼児体型になりますよ。

ただ、このスリムになる2歳の時期に食生活をしっかり見直して、おやつの与えすぎやおやつに砂糖や脂肪分を与えすぎないようにしないと、それこそ本格的に肥満体質になってしまうので要注意ですよ。

本当にミルクの量を足す必要がある?

赤ちゃんに規定量のミルクを与えたり、母乳をしっかり飲ませたけれど、まだ欲しがるという場合には、本当に必要かどうかを見極める必要があります。

・オムツは汚れていませんか?

・暑かったり寒かったりしませんか?

・服は着せすぎていませんか?窮屈じゃないですか?

・布団が重くないですか?

・眠くないですか?

・便秘じゃないですか?

・眠くないですか?

・痛みや痒みはないですか?

・寂しいんじゃないですか?

案外赤ちゃんはお腹が空いているわけではなく、別のことが原因で泣いていたりするんです。我が家でも、眠くて泣くというのがすごく多かったです。

ミルクや母乳を与えてそれでも泣くのであれば、抱っこをしてみたり、オムツを替えてみたりしてみてくださいね。

太りすぎないようにする対策

赤ちゃんが太りすぎないようにするには、ちょっとしたポイントを押さえておきましょう。

授乳回数や授乳量を守る

特に母乳は欲しがるだけ与えても大丈夫ですが、ミルクは規定の量を守るようにしましょうね。パッケージに記載されているので、参考にして与えすぎないようにしましょう。

自分自身でいくら与えたか記録しておくと、ミルクの与えすぎを防ぐことができるのでおすすめですよ。

規定量を大きく上回るようであれば、本当に必要か見極めて、別の原因があってミルクや母乳を飲んだ後に泣いているのではないかと、対処するようにしましょうね。

その際に口が寂しくて泣いているようであれば、白湯や赤ちゃん用麦茶を飲ませたりするのも一つの方法ですよ。

おやつやお菓子をあげすぎない

離乳食が進むと、次第におやつやお菓子もデビューして色んな美味しいものを知っていきます。

でも、おやつやお菓子を食べすぎてしまうと、それこそ脂肪分や糖分の摂り過ぎになってしまって太りやすくなっちゃいます。

幼児期の赤ちゃんのおやつは、食事の補助として考え、出来るだけおにぎりやおやきなど甘くて脂肪がたっぷりのものからきりはなして選ぶのがお勧めです。

我が家でも時々おにぎりがおやつだったりしますね。

どうしても赤ちゃんの太り過ぎが気になってしまう場合にはこうしよう!

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気にしなくても大丈夫と言っても、赤ちゃんも十人十色ですし、やっぱり太りすぎな気がして仕方がないという場合にはちょっと工夫をしてみましょう。

ミルクや母乳の量

地域の保健センターで、保健師に相談をしてみましょう。

もしくは受診や検診の際に、小児科医に相談をしてみてもいいでしょう。

ミルクや母乳は赤ちゃんにとっての食事そのものなので、勝手に素人が判断して減らすようなことをしては、赤ちゃんの成長の妨げになってしまいます。

だから、専門家に相談してからどうするか判断をするようにしましょうね。

粉ミルクの量を少し減らす

医師や保健師から粉ミルクの量を減らすようアドバイスを受けた場合には、ミルクを飲み切るまで哺乳瓶をくわえさせないようにしてみましょう。

赤ちゃんが休憩して、飲むのを中断する時がありませんか?

その時にパッと哺乳瓶を離してみましょう。もういらなければ落ち着いていますよ。

ミルクを飲んでいる途中に、飲むのを中断して休憩している赤ちゃんは、実はお腹がいっぱいで十分というサインだったりするんですよね。

ミルクを与える間隔を長くする

特に混合ミルクの場合は、母乳をしっかり与えた後にミルクを足すことがほとんどだと思いますが、毎回母乳の後にミルクを足すのではなく、ミルクをさっき足したのであれば、今回は足さないといった具合に、ミルクを足す回数を減らしてみてはいかがでしょうか。

ミルクの缶に書いてある量以上与えている場合は、次のミルクの時間を少しずらしてみましょう。

本当にミルクを足すべきか見極める

ミルクが飲みたくて泣いているのかどうか、ミルクを足す前に見極めましょう。

オムツは濡れていないか、抱っこで泣き止むのか、汗をかいていないかなどちょっと原因を探ってみましょう。

もしかするとミルクを足さなくても、オムツを替えたら落ち着くかもしれませんよね。ミルクを足す前にちょっと試してみてくださいね!

ミルクは薄めてあげてもいいの?

ミルクを飲む量が多いのでミルクを薄めてあげたらいいんじゃないかと考える人もいるかもしれませんが、ミルクを薄めて赤ちゃんに与えるのはよくありません。

ミルクの作り方がミルク缶の裏に書かれていますが、作り方・分量に忠実にミルクを作るようにしましょう。

ミルクを薄めて与えても問題ないように思われますが、規定通りに作られたミルクは赤ちゃんの身体に合った浸透圧で作られているんです。そこに自己判断で粉ミルクの量を減らして薄めたミルクを赤ちゃんに飲ませてしまうと、赤ちゃんの身体の浸透圧より低いミルクを沢山飲ませることになってしまいます。

赤ちゃんの身体に必要以上に沢山の水分が入るわけですから、体の機能が未熟な赤ちゃんの腎臓にとっては尿を大量に作らなければならない状況となってしまい、大きな負担となってしまうんです。

ただし、下痢の時は少しの量ならミルクを薄めてもいいという医師の指導もあります。

薄める場合は自己判断では行わず、医師に相談してから行うようにしましょうね。

赤ちゃんの太りすぎと病気の関係

大概の赤ちゃんの太りすぎに関しては、問題はありません。

でも、稀に赤ちゃんの太りすぎの原因が病気ということもあります。

単純性の肥満

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・栄養バランスが悪い

・運動不足

・食事やおやつ、ジュースの摂り過ぎ

これらが原因の肥満に関しては、生活習慣や食事バランスが原因となります。

症候性の肥満

つまり病気によって引き起こされる肥満となります。

・ダウン症候群

・甲状腺機能低下症

・ターナー症候群

・多のう胞性卵巣症候群

・インスリノーマ

・クッシング症候群

以上のような病気が原因で太ってしまうという場合もあります。

喘息

喘息で運動を制限されている場合は肥満になることもあります。

抗てんかん薬

てんかんの治療薬の副作用で太りやすくなったりもします。

まとめ

赤ちゃんの太りすぎの多くは、心配する必要がありません。

ただ、ミルクを与える場合には基準量を守るようにしましょうね。

赤ちゃんの肥満指数を数値で表す“カウプ指数”を参考にするのも1つの方法ですが、あまりに気にしすぎるのも良くないので、赤ちゃんは運動をしない時期なので太りやすいのは仕方がないことを理解しておきましょう。

赤ちゃんが太り過ぎないように対策を取ることはもちろん大事ですが、あまり神経質にならない程度に気にかけているといいですね。

肝心なのは離乳食が始まりミルクや母乳以外のものを口にし始めてからです。

赤ちゃんが喜ぶからと言って、甘いお菓子や脂肪分のお菓子を与えると、どんどん太ってしまいます。ハイハイやよちよち歩きを習得して運動するようになっても、糖分や脂肪分の多い食生活を送ってしまっていては、消費カロリーより摂取カロリーの方が多くなってしまうため、太りやすくなってしまいますよね。

だから赤ちゃんの太り過ぎを心配するよりも、赤ちゃんの離乳食が始まってからの食生活には十分に気を付けるようにしましょう。

幼児期の食生活や肥満が成人の食生活や肥満に影響を及ぼします。

可愛いお子さんのことを思ってこそ、食事には気を付けてくださいね!