余を使った名前26選~余の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「余」という漢字について

字画数:7画
音読み:ヨ
訓読み:あま(る)、あま(す)

「余」の意味や由来や成り立ちと特徴

「余」という漢字は、先の鋭い除草に使う道具の象形からできました。

草はどんどん伸びていくというところから、「余分にある」「豊かな」という意味を持つようになりました。

「時間を持て余す」「お金が余る」などがその例えです。

また、多くて残ったという意味もあり、「余白」「余剰」などの熟語あります。

そして、「10分余り」「100人余り」というと、それより少し多いという意味合いにもなります。

多いというのはその分が不要だったというようにも取れるため、転じて「余興」「余談」など、本来の物とは関係がないという意味でも使用されます。

「余念」「余罪」という熟語に使われるときには、「本来とは別の」という意味で使われます。

さらに、終わった後に引き続き継続しているという使い方もされ、「余熱」「余波」「余韻」などがあります。

また、「余」は「餘」の略字としても使用されています。

「餘」には「食」という編が付きます。

これは食べ物を表す字に使われるものです。

本来は食べ物がたくさんあるという意味の漢字であったとされています。

かつて「余」というのは、「余は満足じゃ。」などのように地位のある人が自分を指すときに使われていました。

そのため、もともと「余」と「餘」は別の意味を持つ漢字でしたが、今は、略字として使われているため「余」は「餘」の意味も持ち合わせています。

「余」という漢字を名付けに使うときに込められる思い

「余」という漢字には、「豊かな」「余分にある」という意味があります。

そのため、名付けに使うときには、

「豊かな人生になるように」
「幸せがたくさんある人生になるように」
「実りある人生になるように」
「のびのびと自由に生きられるように」
「才能の豊かな子になるように」
「心の広い優しい子になるように」
「友達がたくさんできるように」

という思いを込められます。

「余」という漢字から受ける印象

「余」という漢字は、左右対称の漢字です。

そのため、字面に安定感があり、安心感を感じさせます。

合わせる漢字や苗字とのバランスも取りやすい字です。

また、角が少なくはらいが多いので優しい印象も受けます。

「余」という漢字を名付けに使うときには「よ」「あま」と読ませます。

「よ」という響きは、古くから女性の名付けに多く使われています。

そのため、古風な感じや、落ち着いた印象を受けます。

「あま」という響きは、かわいらしく、明るい印象を受けます。

「よ」という響きは、女の子の名付けによく使われる響きですが、「代」「世」という漢字を当てることが多く、「余」という漢字を使われることは、あまりありません。

そのため、「よ」という聞き慣れた響きも「余」を当てることで、新鮮な印象を与えることができます。

他の子と被りにくいというところも良いところです。

「余」を使った熟語

余剰(よじょう)

必要な量よりも多かった分のこと。

余勢(よせい)

物事を行う時の力強さ。

遊刃余地(ゆうじんよち)

遊刃は、刃物の扱いが上手なこと。

余地は、余裕があるということ。

余裕を持って、物事に取り組むという意味。

紆余曲折(うよきょくせつ)

紆余も曲折も、曲がっている折れ曲がっているという意味の言葉。

同じ意味の言葉を重ねて意味を強調している。

物事が複雑に絡み合って解決するのに苦労するという意味。

余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)

余裕も綽々もゆとりがあって落ち着いているという意味の言葉。

同じ意味の言葉を重ねて意味を強調している。

精神的にもゆとりがあり、慌てることがなく落ち着いていているという意味。

「余」の説明の仕方

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電話でのやり取りのときに、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?

そういったシーンで「余」を説明する例を紹介します。

例えば、

A「名前は、〇〇余音といいます。」

と伝えると、

B「〇〇あまねさんですね。「あまね」はどういった漢字を使いますか?」

と聞かれた場合、余の部分の説明の仕方としては、

・A「あまは、余裕の余という字です。」
・A「あまは、余力の余という字です。」
・A「あまは、余白の余という字です。」

などが挙げられます。

いくつかパターンを持っておくと、確実に相手に伝わりますよ!

「余」を使った名前の有名人・芸能人

名前に「余」という漢字を使った女性有名人は見つけられませんでした。

「余」を使った名付け候補

余音(あまね)
衣余(いよ)
伊余菜(いよな)
依余里(いより)
香奈余(かなよ)
華余(かよ)
妃余(きよ)
希余華(きよか)
姫余羅(きよら)
祥余(さちよ)
沙余子(さよこ)
詩余理(しより)
奏余風(そよか)
千余(ちよ)
知余菜(ちよな)
友余(ともよ)
菜々余(ななよ)
花余(はなよ)
緋余(ひよ)
日余李(ひより)
真余(まよ)
美余(みよ)
耶余衣(やよい)
余菜(よな)
余里子(よりこ)
莉余(りよ)

まとめ

子供の豊かな人生や、才能に恵まれることを願って使われる「余」という漢字についてご紹介しました。

落ち着いた和の雰囲気が感じられる字です。