有を使った名前20選~有の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「有」という漢字について

字画数:6画
音読み:う、ゆう
訓読み:あーる

名乗りの場合には、「あり」「くに」「すみ」「たもつ」「とお」「とも」「なお」「なり」「みち」「もち」「ゆ」「り」という読み方があります。

他の漢字と組み合わせて様々な名前に使うことはもちろんのこと、「有」一文字で名前にすることもできますよ。

肉を手に持っている様子をかたどる

「有」は「月」と「又」を組み合わせて作られた漢字です。

「月」といえば、夜に空に浮かぶ「月」を思い浮かべる人が多いと思いますが、この「月」は「にくづき」と呼ばれ、「肉」をかたどった漢字です。

一方の「又」は「右手」をかたどっています。

このことから、「有」という漢字は「右手で肉を持っている様子」をかたどっていると言われています。

肉を右手で持っている様子から、「有」は「ある」という意味で用いられるようになりました。

「有」はそこに存在しているという意味で「ある」と読まれることはもちろんのこと、その成り立ちを想起させる「持っている」という意味で使われることもあります。

これらのことから、「ずっと存在していてくれるように」という願いや「たくさんの夢や希望を持って生きていけるように」という願いを「有」に込めて、わが子に名付けてみるのも良いのではないでしょうか。

多くのものを持っているということで「富」という意味も

「有」という漢字は「持っている」という意味を持つことから、様々な意味を後から後から付けられています。

「持っている」ということはたくさんのものに囲まれている姿を連想させることから、「有」は「多い」という意味で使われることがありますし、更に多くのものを持っているということはお金をたくさん持っているということを連想させることから「富」という意味で使われることもあります。

このように「有」は「多い」「富」という意味を持つことから、「多くの人に囲まれて幸せな人生を歩めるように」という願いや「富を築いて一生食べることに困らない人になるように」という願いを込めることもできますよ。

「有」を使った熟語

含有…成分の一部として含んでいること。

享有…権利や能力などといったものを人が生まれながらにして持っていること。

具有…そなえ持つこと。

固有…本来持っていること。もしくは、そのものだけにあること。

互有…同じものを互いに所有すること。

実有…実際に存在していること。

所有…自分のものとして持っていることやもの。

諸有…すべての物事のこと。

特有…そのものだけが特に持っていること。

富有…たくさんの財産を持つこと。

保有…自分の物として持っていること。

包有…包み込んで内に持つこと。

万有…宇宙にあるすべての物事。

有意…意味や意義があること。

有為…能力があり、役に立つこと。

有益…利益になること。

有縁…互いに関わりがあること。

有学…学問に精通していること。

有感…人の身体に感じられること。

一切有情…生きている全てのもののこと。

有為転変…この世の全てのものは常に移り変わるものだということ。

有智高才…聡明であり優れた才能を持っていること。

有頂天外…この上ないほど大喜びすること。

開巻有益…読書からは得るものがたくさんあり、ためになるということ。

前途有望…将来成功する可能性が高いこと。

天地万有…この世に存在する全ての物事。

別有天地…人が暮らしている世界とは異なる世界があるということ。

朋友有信…お互いに信頼できることが良い友人関係を築くには最も重要であるということ。

有脚陽春…ゆく先々で人に親切を施す人のこと。

有言実行…自分が言ったことは必ず実行するということ。

有識之士…優れた判断力がある学識ある人のこと。

有終之美…物事を最後までやり遂げて立派な結果を残すこと。

有備無患…日頃から準備を怠らなければ、何が起こったとしても困ることはないということ。

有朋遠来…志を同じくする友人がわざわざ遠方から訪ねてきてくれること。

「有」を使った芸能人、有名人の名前

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ダルビッシュ 有さん

「有」という字を人に説明するときは?

基本的に「所有の『ゆう』」という説明で通じます。

しかし、それでも伝わるかが不安であるという場合には、「有無の『う』」「有る無しの『ある』」という説明の仕方を覚えておけば間違いないでしょう。

「有」を使った名づけ候補

有(たもつ)
有明(ありあけ)
有文(ありふみ)
可有(かすみ)
琥有(こう)
翔有(しょう)
有采(すみと)
朋有(ともなり)
有人(なおおと)
有羽(ゆう)
有我(ゆうが)
有希(ゆうき)
有朔(ゆうさく)
有志(ゆうし)
有輔(ゆうすけ)
有生(ゆうせい)
有灯(ゆうひ)
有真(ゆうま)
有吏(ゆうり)
玖有哉(くうや)

まとめ

「有」はただそこに存在するという意味だけではなく、「持っている」ということ、更には「多い」

「富」という意味をも持つ漢字です。
そのため、「有」という字には様々な願いを込めることができます。

皆さんもわが子の人生が豊かなものになることを願って「有」という字を使った名前を考えてみてはいかがでしょうか。