赤ちゃんにアレルギー症状がでたらどうする?乳児のアレルギーの原因と6つの予防策

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赤ちゃんのお世話をしていて、特に離乳食を始める時期になると、「この子、アレルギー大丈夫かな?」と何か食物アレルギーがないか気になってくるでしょう。

食物以外にも、カビやダニ、花粉などさまざまなものが原因のアレルギーがあり得るので、赤ちゃんにもし何かのアレルギー症状が突然でたらと思うと怖いですよね。

今回は赤ちゃんのアレルギーについて主に以下の3点をお伝えします。

  • 赤ちゃんのアレルギーの原因や症状
  • 赤ちゃんに多い食物アレルギーについて
  • 赤ちゃんのアレルギーの検査・予防について

赤ちゃんにはなるべくアレルギーになって欲しくないですし、症状も軽くあって欲しいですよね。

赤ちゃんのアレルギーに対する知識を身につけ、症状が悪化することがないように離乳食の進め方やお部屋の環境づくりを工夫してみましょう。

赤ちゃんのアレルギーの原因は何?アレルギーの症状と疾患の種類

アレルギーと聞いて皆さんは、何をイメージするでしょうか。

食物アレルギーや花粉症、金属アレルギーなど、アレルギーと呼ばれるものは多くあります。

まずは、アレルギーとは体がどのような状態になることを指し、原因や症状にはどのようなものがあるのかなど、アレルギーの基本についてお伝えします。

アレルギーとは体のどんな状態を言うの?

アレルギーとは体のどのような状態のことなのか、わかりやすく言うと、体が過剰に免疫反応を起こしている状態と言えます。

免疫反応とは、外からの悪い刺激(細菌やウイルスなど)から体を守るための機能です。

この機能が、本来は反応しなくても良い無害なものに対してまで過剰に反応してしまう状態を、アレルギー反応を起こしていると表現します。

アレルギーの原因は何?

アレルギーの原因となるもののことを、アレルゲンと言います。

アレルゲンには、代表的なものとしてダニ、ほこり、カビ、特定の食べ物、花粉、金属などがあります。

何がアレルゲンとなってアレルギーを引き起こしているかは人によってさまざま異なり、また一つではなく複数のアレルゲンが原因でアレルギーを起こしている場合も多くあります。

この中でも、乳児期の赤ちゃんによく起こるのが、特定の食べ物がアレルゲンとなる食物アレルギーです。

そしてこのアレルゲンは、赤ちゃんが乳児~幼児へと年齢を重ねるにつれて、食物からダニやほこりへと、変化してアレルギーを進行させていくことがあります。

このようにアレルゲンが成長とともに変化することを「アレルギーマーチ」と言います。

赤ちゃんのアレルギーでよくある症状は?

アレルギーの症状は、体全体にさまざま起こり得ます。

赤ちゃんによく起こるアレルギーの症状を以下に紹介します。

これらの症状がみられる場合は、何かしらのアレルゲンが原因でアレルギーを起こしている可能性があります。

<乳児期に起こりやすいアレルギーの症状>

  • 皮膚の症状(かゆみ、湿疹、赤み、じんましんなど)
  • 消化器の症状(下痢、嘔吐、腹痛など)
  • 呼吸器の症状(咳、ぜい鳴など)

この他にもアレルギーの症状は、目のかゆみや鼻水、鼻づまりなど多岐にわたります。

また、危険な症状の一つに「アナフィラキシー」というものがありあす。

アナフィラキシーとは、上で挙げた症状以外にも多くの症状が、複数の臓器で全身に急速にあらわれることで、血圧低下や呼吸困難、意識障害などのショック状態に陥ることを言います。

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アナフィラキシーは命の危険にも関わりますので、それぞれの症状が重い場合はすぐに病院を受診することが必要です。

赤ちゃんによくあるアレルギー疾患は?

赤ちゃんによく起こるアレルギー疾患としては、以下のようなものが挙げられます。

<乳児期に起こりやすいアレルギー疾患>

食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、乳児消化管アレルギー、喘息など

乳児から幼児、児童へと成長するにつれてアレルギーマーチの進行に伴い、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎など、その他の疾患を発症するケースもあります。

参考

独立法人環境再生保全機構 / 年齢別に見たアレルギーの特徴:乳児期(0~2歳)

独立法人環境再生保全機構 / ぜん息予防のためのよくわかる食物アレルギーの基礎知識

赤ちゃんによくある食物アレルギー!どんな食品が危険?母乳とアレルギーの関係は?

アレルギー疾患の種類にはさまざまなものがありますが、中でも食物アレルギーは、赤ちゃんに最初に起こりやすいアレルギー反応の一つです。

そんな食物アレルギーは、どのような食品が原因となりやすいのか、また、母乳と食物アレルギーには関係性があるのかについて解説します。

食物アレルギーを起こしやすい食品とは?

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食物アレルギーの原因になる食品は、赤ちゃんによってさまざまです。

以下の図にあるように、卵、乳製品、小麦をはじめとし、ピーナッツ、イクラやエビ、そば、大豆なども比較的発症率が高い食品と言えます。

食物アレルギーは、食物に含まれるタンパク質がアレルゲンとなり発症します。

食物によっては、加熱や発酵することでアレルゲンが弱くなるものもあるため、同じ食品が使われていても調理法によってアレルギー反応がでない場合もあります。

資料

厚生労働科学研究費補助金 免疫アレルギー疾患等予防・ 治療研究事業 「食物アレルギーの発症・重症 化予防に関する研究」平成 20 年度

母乳で育てている赤ちゃんも食物アレルギーになることはあるの?

母乳で育てている赤ちゃんでも、離乳食開始前に食物アレルギーを発症することはあります。

母乳を介してママの食べた物が赤ちゃんにアレルゲンとして伝わることもあるからです。

しかし、ママが食べたものがアレルゲンとして母乳に含まれる量はごくわずかですので、症状はあまり重くありません。

ママの食べるものからアレルゲンを除去するよう医師に指導を受ける場合もありますが、厳しい除去を行わなくても、徐々に症状が改善していくことが多いです。

自己判断でアレルゲンと思われる食品をママが除去するのは、効果がない可能性や、栄養バランスを損なうこともありますので、アレルゲンの除去は必ず医師に相談して行うようにしましょう。

参考

独立法人環境再生保全機構 / ぜん息予防のためのよくわかる食物アレルギーの基礎知識

赤ちゃんのアレルギー診断のための検査はどのようなことを行うの?

赤ちゃんにアレルギー症状がみられた場合は、病院で診断を受けるようにしましょう。

病院では、アレルギーを判断するためにどのような検査を行うのでしょうか。

アレルギーを診断するための検査の一般的な流れを説明します。

 問診

アレルゲンやアレルギー疾患の種類を推定するために、アレルギーの症状や、食べた物、自宅の環境(ペットの有無や排気ガスが多い道路沿線かどうかなど)などについて、医師が話を聞きます。

特に赤ちゃんの場合は食物アレルギーの可能性も高いため、食べた物をしっかりとメモして診察に行くと問診がスムーズです。

 血液検査

アレルギー疾患のある人は、アレルゲンに対するIgE抗体というものが血液中に多い状態にあります。

血液検査で、卵、乳製品、ダニなどの各アレルゲンに対して、IgE抗体がどのくらいあるのかを調べる検査をします。

 皮膚テスト

食物アレルギーが疑われる場合は、該当の食品から抽出したエキスを皮膚につけて、湿疹など反応をみるテストを行うことがあります。

あらゆる食品で検査を行うことができ、具体的な食品のアレルゲン特定につながります。

ただし、検査中に重度のアレルギー症状を引き起こすこともありますので、絶対に自宅で試してみることはしないようにしましょう。

食物除去試験

食物アレルギーでアレルゲンの食品がある程度わかった場合は、その食品を食べないで1~2週間様子をみる試験を行います。

問診や皮膚テストで食物アレルギーの可能性がわかっても、実は他のアレルギーの要因が大きく、その食品の除去がアレルギーの改善にあまりつながらない場合もあります。

不用意な食物除去を行うことがないように、食物除去試験で経過を観察します。

食物負荷試験

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食物アレルギーのアレルゲンと診断された食品について、医師の指導のもとで少量を摂取してみて反応をみる試験もあります。

この試験は、アレルギー反応がしばらく出ていない場合や、IgE抗体が低くなってきた場合などに、本当に食物除去をする必要があるのかを確かめるために行います。

リスクを伴いますので、必ず医師の指導のもと病院内で、あるいは入院して実施をします。

参考

公益財団法人日本アレルギー協会『食物アレルギーを知っておいしく食べよう』

赤ちゃんのアレルギーは予防できるの?悪化を防ぐ6つのポイント

赤ちゃんのアレルギーを防ぐことはできるのでしょうか。

例えば食物アレルギーについては、妊娠中のママの食べ物の内容や、母乳育児か人口乳(ミルク)育児かによって、アレルギーの発症に影響はないとされています。

したがって予防法もこれ!というものがないのが現実です。

しかし、アレルギーになった場合の症状悪化を防ぐためには、普段の生活で気をつけると良いポイントがあります。

以下に、赤ちゃんのアレルギーを悪化させないためのポイントを6つ紹介します。

はじめて食べる食品はひと口ずつゆっくりと、なるべく平日の午前中に与える

赤ちゃんのアレルギーに多い食物アレルギーへの対策として、離乳食ではじめての食品を食べるときは、少量からゆっくりと与えるようにしましょう。

また、はじめての食品を与えるときは、万が一アレルギー反応が起こった場合すぐに病院に行くことができるように、平日の午前中にするとより安心です。

こまめに掃除、換気をしてダニやほこりを防ぐ

ダニやほこりは、アトピー性皮膚炎などアレルギーの症状悪化に深く関わっています。

室内のダニやほこりを減らすためにも、こまめに掃除や換気をするようにしましょう。

寝具やクッション、ぬいぐるみは天日干ししてダニを除去する

ダニ対策の一つとして、赤ちゃんによく触れる寝具やクッション、ぬいぐるみなどは、定期的に天日干しをしましょう。

また、丸洗いできるものは丸洗いをしたり、布団カバーやシーツなどはこまめに洗濯することがダニ退治に効果的です。

湿気をため込まない

室内の湿気はアレルギーの原因となるカビやダニを増やすことにつながります。

入浴後や炊事中は換気扇をつけて室内の湿気対策をしましょう。

また、特に冬場は乾燥するからと言って、加湿器で湿度を上げすぎないように注意が必要です。

部屋の湿度は50~60%程に保つと良いでしょう。

タバコの煙を吸わせない

タバコの煙はアレルギー疾患の発症リスクを高める原因になります。

パパやママの喫煙はもちろん控えたほうが良いです。

また、身近に喫煙者がいる場合は、衣服にタバコの煙がついた状態で赤ちゃんのいる室内に持ち込まないように受動喫煙にも注意しましょう。

スキンケアや汗の対処で皮膚を清潔に保つ

皮膚はさまざまなアレルゲンの刺激を受けやすい場所です。

アトピー性皮膚炎を代表に、皮膚のバリア機能が低下していると、さまざまなアレルギー物質の影響を受けやすくなります。

皮膚のバリア機能を維持するためには、以下のような対策で、皮膚を清潔にし十分に保湿を行うことが大切です。

  • 汗をかいたらこまめに拭いたり、肌着を交換したりする
  • 衣類や寝具は汗を吸い取りやすい素材のものにする
  • 毎日1回、石鹸で体をやさしく洗う
  • 入浴後、肌が乾燥しているようであれば市販の保湿剤を体に塗る

参考

ダノンジャパン株式会社 / ベビーダノン / 離乳食アレルギーマニュアル

東京都福祉保健局『赤ちゃんのための室内環境』

赤ちゃんによくあるアレルギーの症状・原因を知り、アレルギーの悪化を防いであげよう!

アレルギーの症状や原因となるアレルゲンはさまざまありますが、赤ちゃんに起こりやすいアレルギー疾患が食物アレルギーであることや、そのアレルゲンになりやすい食品はわかっています。

また、赤ちゃんの過ごす環境にカビやダニ、ほこりなどが多いと、赤ちゃんのアレルギーの悪化につながると言われています。

赤ちゃんのアレルギーの予防・治療に向けて、離乳食は少しずつ進め、また何か症状がでたときのために、食品内容をよく覚えておくようにしましょう。

そして、お部屋の環境や皮膚を清潔に保つことで、アレルギーが悪化しない快適な生活空間を作ってあげましょう。

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