赤ちゃんと猫の同居は大丈夫?新生児が気をつけたい猫アレルギーや病気と6つの注意点

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猫や犬など、動物と一緒に生活をしている家庭が増えてきています。

最近では、犬よりも猫を飼っているご家庭多くなってきましたね。

猫と一緒に生活をしていて、結婚して、さてそろそろ子どもが欲しいなと考えたときに、猫と赤ちゃんは同居させても大丈夫なのか、不安がよぎります。

「猫がいると赤ちゃんがアレルギーになる?」

「周りの人に猫を手放すように言われた…」

「猫が赤ちゃんに手を出してしまうかも。」

猫と赤ちゃんは同居させない方がよいと周囲の人にも言われるかもしれません。

そんな不安や心配を解決するために、次のことをご紹介していきます。

  • 赤ちゃんと猫の同居
  • 猫との同居で注意すること6つ

猫などの動物と一緒に生活をしていて、これから赤ちゃんを迎えるご家族の不安が解消でき、これからどのように行動に移していけばよいのか、見通しを立てることもできると思います♪

赤ちゃんは猫と同居できるの?

新生児はまだまだ免疫力が低く、動物と一緒に生活させてもよいのか不安になるご家族がたくさんいます。

猫だけではなく、犬や鳥などの動物も同じです。

じゃあ、妊娠したから、猫を誰かに預けたほうがよいのかというと、答えはNOです。

もちろん、赤ちゃんとのお世話の両立が難しいなど猫が飼えなくなる場合もありますが、猫がいるから赤ちゃんが迎えられない、赤ちゃんが来るから猫を手放さなくてはいけないことはありません。

家族の一員として一緒に生活をしてきた猫を手放すのは心に穴が開いてしまうようなもの。

猫と上手に生活をしていくことができれば同居しても大丈夫です!

しかし、赤ちゃんに先天的な重度のアレルギーがある場合は、かかりつけ医での相談が必要となります。

その上での注意点や病気についても正しい理解をすれば、楽しく同居生活を送ることができるでしょう。

赤ちゃんが猫と同居する上で注意すること

トキソプラズマ感染症

トキソプラズマ感染症は、人獣共通感染症(ズーノシス)のひとつ。

寄生虫の中でもっとも小さい胞子虫類で、ネコ科だけではなく、人や羊、豚、ネズミ、鳥類も感染します。

生の肉やハエやゴキブリも人への感染経路となります。

猫からだけの感染ではないことを頭に置いておきましょう。

猫からの感染源として考えられるのは、糞です。

トキソプラズマが含まれた糞を直接口に入れてしまうと、人に感染してしまいます。

空気感染や経皮感染はありません。

成人の2割から6割ほどは感染したことがあるといわれており、気づかない人がほとんどです。

ただし体調不良や疲れがたまって免疫力が低下している場合は、重症化するケースがあります。

妊婦さんが初めてトキソプラズマに感染すると、胎児も感染してしまいます。

―出典 国立感染症研究所

その場合、お腹の赤ちゃんが死産や流産、水頭症を引き起こす可能性があります。

しかし、妊婦さんが以前に感染していれば、抗体ができているため問題はありません。

『初めて感染する』場合にだけ起こります。

治療法は海外で使用されているものがあるのですが、国内ではまだ未承認となっている薬なので、

適応外の薬により治療したり個人輸入にて治療が行われたりしています。

心配であれば、事前にトキソプラズマ感染症の検査を受けることもできます。

猫を飼っていて、今後妊娠する可能性があるときには、一度検査を受けておくと安心ですね。

感染しない予防法としては、猫の排せつ物を、なるべく早く片付け、片付けるときは手袋をすること、片付けた後は手を綺麗に洗うこと。

猫との食べ物の口移しや、口を舐めさせることは辞めるようにすることなどです。

また、動物病院にて、猫のノミ・ダニ・寄生虫の予防を定期的に行いましょう。

その他、生肉は加熱して食べる、土いじりなどをするときは手袋をし、手洗い徹底してください。

また、猫がトキソプラズマに感染しない為に、猫に生肉を食べさせないようにしましょう。

赤ちゃんがアレルギーになる?

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アレルギーとは、自分の体で適応できない抗体反応のことです。

猫のアレルゲンは、猫のふけと唾液、排せつ物といわれています。

毛だけでアレルギーになるというわけではありません。

赤ちゃんにアレルギーが発症したとしても、それはハウスダストなど他のアレルゲンの可能性もあります。

一概に猫がいるからアレルギーになるとは言えないのです。

赤ちゃんが猫アレルギーになったときの症状としては、鼻水やくしゃみ、目の充血やかゆみが挙げられます。

この症状がよくみられる場合には、一度赤ちゃんにアレルギーの検査を受けさせてみましょう。

もし、猫アレルギーであるのなら、医師との相談の上、対処していきましょう。

猫が赤ちゃんに嫉妬して攻撃する

これも心配ですよね。

今までは猫に向けられていた愛情が、赤ちゃんへも分散されるので、猫は感じ取り嫉妬をすることもあります。

しかし、猫と赤ちゃんが同居していく上では仕方のない事です。

まずは、赤ちゃんに危害が与えられないように、赤ちゃん用の部屋や猫が登れないベビーベッドなどの準備をしっかりとしておきましょう。

赤ちゃんと猫の居住スペースは分けておくとよいでしょう。

また、急に赤ちゃんを連れて帰ると猫もびっくりしてしまいます。

先に、赤ちゃんの匂いを付けたタオルだけ持ち帰って猫にかがせておく、赤ちゃんの人形を使って、実際に赤ちゃんのお世話をしてみせる、赤ちゃんの泣き声などを家の中で流してみるなどして、猫を赤ちゃん慣れさせておくと、赤ちゃんとの初めての面会で驚かずに済みます。

赤ちゃんが自由に動くようになったら

次に、赤ちゃんが自分でずりばいなどで自由に移動ができるようになってから気をつけてほしいことがあります。

赤ちゃんは何でも口に入れて確かめるので、猫のトイレや餌を口にいれてしまう場合があります。

赤ちゃんには猫のうんちも餌も、食べてはいけないという認識はありません。

猫のトイレや、猫のスペースには近づくことができないように、ベビーフェンスなどで区切るようにしてください。

また、床には猫の毛やふけもたくさん落ちているので、はいはいなどで赤ちゃんの手につかないように、こまめに室内の清掃を行うようにしておきましょう。

猫を清潔にしておく

アレルギーや病気の心配がないとしても、赤ちゃんを迎える準備として猫は清潔にしておくとよいですね。

まず、猫を完全に室内飼育に変更しましょう。

定期的に猫をシャンプーしてあげるように習慣化してください。

寝床やトイレは清潔にして、ムダ毛はくしで綺麗にとってあげましょう。

爪もきっておくと安心です。

猫と赤ちゃんだけで遊ばせない

赤ちゃんを家に迎えてから、少しずつ赤ちゃんが猫と触れ合わせる時間を作っていきましょう。

急に長時間遊ばせると、猫も気疲れしてしまうので、だんだんと時間を増やしていくと良いでしょう。

その際に、赤ちゃんから目を離さないように気を付けて置きましょう。

猫が赤ちゃんに危害を加えるケースは少ないのですが、念のため一緒にいてくださいね。

万が一、猫が赤ちゃんを噛んでしまったら高確率で傷口が感染します。

もし噛まれた場合には、ガーゼなどで止血をして医師に相談するようにしてくださいね。

まとめ

赤ちゃんが猫と一緒にくっついて眠る、一緒に遊ぶなど、とても仲良く遊んでいるご家族も多いようです。

猫にストレスを与えない程度に、赤ちゃんとの時間を作ってあげて慣らさせてあげましょうね。

また、病気やアレルギーなども気になりますが、妊娠中からのこまめな清掃や猫のグルーミング、ベビー用品の準備をしっかりとしておくことで、楽しい生活を送れるようになるでしょう♪