赤ちゃんの離乳食で中華麺はいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめレシピ

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貴重なエネルギー源となる麺類。

離乳食で麺類を使いこなせると色々な食材と組み合わせられ、一気にバリエーションが増えますね。

うどんやパスタは早くから離乳食に取り入れるお母さんも多いと思います。

同じように、麺類の中で身近で手に入りやすい中華麺はどうなのでしょうか?

そこで今回は赤ちゃんに食べさせる中華麺について紹介します。

記事のポイントは3つです。

  • 赤ちゃんは中華麵を何歳から食べて大丈夫?
  • 中華麺を食べる時の注意点
  • 中華麺を使ったおすすめレシピ

それでは解説していきます!参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんはいつから中華麺を食べても大丈夫?

赤ちゃんが安心して中華麺を食べられるようになるのは、離乳食が完了する1歳~1歳半頃です。

そういえるのには3つの理由があります。

1つ目は、中華麺特有の歯ごたえが離乳食期の赤ちゃんには「噛みにくい」ということです。

中華麺は小麦粉を主原料とし、かん水というアルカリ塩水溶液を混ぜ込んで作られています。

このかん水を混ぜることで、中華麺特有の弾力や色合いが生じます。

1歳頃は上下の前歯が4本揃い、1歳半頃には上下の乳犬歯や第一乳臼歯も生えそろってくる時期となり、噛む力も付いてきます。

弾力の強い中華麺を十分に噛むためには、ある程度の噛む力が必要となります。

2つ目は、中華麺に含まれるかん水や小麦粉に対する「アレルギー反応を起こす可能性がある」ということです。

中華麺の独特の風味を出すのに必要なかん水は、強いアルカリ性の添加物であり、小麦粉が主原料であることからもそれぞれにアレルギー反応を起こす可能性があります。

米や野菜で消化に慣れ、他の食材の進み具合などからもアレルギーがないか確認できた頃から少しずつ食べさせてあげると良いでしょう。

3つ目は、通常中華麺を使用するラーメンや焼きそばといったメニューが、赤ちゃんには「味が濃すぎる」ということです。

だし汁や少量の醤油などを使用するうどんやそうめんとは違い、中華麺によくあうラーメンや焼きそばの味付けは、離乳食期の赤ちゃんには濃すぎて、体の負担になってしまいます。

また、市販のスープやソースは油分や添加物が多く含まれているものがあるため、離乳食期にはできるだけ控えておきたいものです。

このように、中華麺を食べるには食べる力や機能が必要で、離乳食期の赤ちゃんにはまだそれらが不十分であることが分かります。

中華麺を食べる時の3つの注意点

離乳食期が終わり、実際に子どもに中華麺を食べさせるときに、より安心して食べるさせるために気をつけてほしいポイントが3つあります。

1.短く刻む

麺類は飲みこむ時に、のどに引っかかる可能性があります。

1歳~1歳半となり乳臼歯が生えてきても、噛みやすく飲みこみやすいように短めに切っておきましょう。

2.不要なものを落とす

市販の焼きそば麺として多く見かけるのが、油がコーティングされた麺です。

調理の前にさっと茹でるだけでも不要な油分を落とすことができます。

また、麺にもともと添加されているかん水も茹でることである程度は取り除くことができるので、子どもに食べさせる場合は特にこのひと手間をおすすめします。

3.柔らかく茹でる

弾力が強いのが特徴の中華麺は、その他の麺類よりも調理の時の硬さに注意が必要です。

焼きそばを作る場合は先にある程度まで茹でてから焼き始めたり、ラーメンも長めの時間で茹でるようにしましょう。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でラーメンはいつから食べて大丈夫?注意点とラーメン屋に赤ちゃんと行く方法

中華麺を使ったおすすめレシピ

ここで、離乳食完了期頃に食べられる中華麺レシピを紹介します!

野菜たっぷり塩焼きそば

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材料

  • 焼きそば麺(蒸し) 1/2袋
  • ・にんじん    2㎝程
  • ・玉ねぎ    1/4個
  • ・キャベツ   小さめ1枚
  • ・鶏ひき肉    5ℊ
  • スープの素 小さじ1(コンソメや野菜スープなど)

作り方

  1. 野菜を細かく刻む
  2. 麺を柔らかくなるまで茹でて、短く切る
  3. 少量の油をひき、1とひき肉を炒める
  4. 具材に火が通ったら2を加えて炒める
  5. お好みのスープの素を振りかけて味を調整したら完成

材料は大人から取り分けて、赤ちゃん用だけちょっとひと手間加えると家族で同じメニューが楽しめますね。

麺を茹ですぎて離乳食用として保管する場合は、茹でて水気を良く切った後に短く切って小分けにして冷凍しておくと、湯通しするだけですぐに調理に使うことができますよ。

ぜひ試してみてくださいね!

まとめ

中華麺は小麦粉を主原料とし、かん水というアルカリ塩水溶液を混ぜ込んで作られることで独特の弾力が生まれます。

そのため、赤ちゃんが十分に中華麺を噛めるようになるのは離乳食完了期の1歳~1歳半頃、上下の第1乳臼歯が生えそろってくる頃です。

また、小麦粉自体や添加されている強いアルカリ性のかん水にもアレルギー反応がでる可能性があるので、その他の食材で問題がないことがわかってから食べ始める方が良いでしょう。

食べる時には、麺の長さや硬さが赤ちゃんに食べやすくなっているかを注意し、調理前に麺を湯通しして油や添加物を出来るだけ落としてから使うことをおすすめします。

中華麺を使うメニューは、味が濃くなるものが多いので、赤ちゃんの負担にならないよう味付けは別で薄めにしてあげましょう。

味付けに気をつけて、赤ちゃんにあった形態に調理すれば、家族と同じようなメニューで食べることができます。

ちょっとのひと手間で、赤ちゃんも家族と一緒の食事を楽しむことができるでしょう。