赤ちゃんのヘルペスは死亡リスクあり?新生児ヘルペスの症状や原因と2つの対処方法

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赤ちゃんがヘルペスに感染してしまうと、命の危険があると知っていますか?

私は妊娠するまで、ヘルペスがそんなに怖い病気だとは知りませんでした。

「ヘルペスは口にぶつぶつが出来る口内炎みたいなもの」そんな漠然としたイメージしかなかったのですが、感染力が絶大で、誰もがなっているかもしれないという、とてもやっかいな病気なのです。

しかし、ヘルペスという病気をしっかりと知れば、怖くはありません。

薬で治療もできるし、赤ちゃんをヘルペスの感染から守ることも可能になります。

この記事ではヘルペスについて知っておいてもらいたいポイントを紹介します。

ポイントは全部で4つです。

  • 単純ヘルペスってどんな病気?
  • 口唇ヘルペスと性器ヘルペスの症状
  • 新生児ヘルペスとは?(感染の原因・症状・治療法)
  • 新生児ヘルペスを予防!2つの対処方法

この記事を最後まで読んでいただければ、ヘルペスという怖い病気から赤ちゃんを守ることができるようになります。

ぜひ参考にしてくださいね。

単純ヘルペスってどんな病気?

『単純ヘルペス』は、誰にでもかかる可能性があるウイルス性の感染症です。

種類は1型と2型の2つあります。

1型:主に口の周り、顔面に出る、上半身に発症するヘルペス(口唇ヘルペス)

2型:主に性器、その周辺、下半身に発症するヘルペス(性器ヘルペス)

どちらも、高熱や水ぶくれ、痛みなどの症状があるのが特徴です。

一度感染してしまうと、ウイルスが身体の神経細胞が集まる場所に潜り込み続けるので根治はできません。

感染力も強く免疫力の低下などを引き金に再発を繰り返すことがあります。

初めての感染の場合、高熱が続いたり、水ぶくれが大きくたくさん出たりして症状が重くなる傾向があるのですが、

人によっては、感染していても自覚症状がまるっきりでなかったり、水ぶくれなどの症状がまったくでない場合もあります。

口唇ヘルペスと性器ヘルペスの症状

口唇ヘルペス

日本人の10人に1人が口唇ヘルペス感染者だと言われているほど、とてもポピュラーな病気です。

感染者との接触や飛沫(くしゃみや咳によって飛ぶ唾液や鼻水)により感染します。

症状は、唇や口の周りがピリピリやむず痒くなり、その後、皮膚が赤くなったり水ぶくれができるのが特徴。

水ぶくれが破けてかさぶたになり治るまで、2週間ほどかかります。

性器ヘルペス

感染経路は性交渉による感染が大半を占めます。

性器やおしりの周辺に赤いぶつぶつや水ぶくれが多発し、ただれもおきるのが特徴。

感染から2日~12日の潜伏期間をおいて発症するのが一般的です。

初感染時は、発熱と強い痛みで排尿や歩行が困難になることもしばしば起こり、

通常1、2週間ほどで治りますが、なにより痛みが辛いので、早めに医療機関で治療薬をもらうことが大切です。

女性は症状が重くなる傾向があり、男性は感染していることに気付かない場合も。

1型よりも再発を繰り返す傾向がありますが、小さな水ぶくれなど症状が軽くすむ場合が多いので、感染を広げてしまう可能性があり注意が必要です。

新生児ヘルペスとは?

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正式名称は『新生児単純ヘルペスウイルス感染症』といい、死亡率が約40%と高く、後遺症などが残る場合もある危険な病気です。

感染の原因

感染の原因の大半は、出産時にお母さんの産道で感染するとされています。

そのため、性器ヘルペス治療経験や水ぶくれなどの症状が出ている場合は、分娩時に赤ちゃんが感染しないよう、薬の投与や帝王切開で予防します。

他の理由としましては、出産後に口唇ヘルペスに感染している人との接触によって感染するケースも1割ほどあるようです。

症状

発症の時期は生後3週間以内とされていますが、生後間もなくから14日までに症状が表れる場合が大半です。

症状により『全身型』『中枢神経型』『表在型』の3つに分類され、死亡率や重症度も違ってきます。

全身型

生後5日までに発症する可能性が高く、発熱や元気や食欲のなさが特徴です。

治療をせずにいると、肝不全や呼吸障害など多臓器不全に陥り、80%が死亡するとされています。

早期の治療でその確率を約30%まで下げることが可能です。

中枢神経型

生後11日までに発症する可能性が高く、意識の低下やけいれん、昏睡や落ち着きのなさ、食欲低下などが特徴です。

発症者の約15%が死亡し、半数以上が脳炎などの重い後遺症が残ってしまうとされています。

表在型

生後6日までに発症する可能性が高く、発熱や皮膚や目や口の周りに水ぶくれができます。

治療法

抗ウイルス剤による薬物治療になります。

約14日間、点滴で投与をして様子を見ることになるでしょう。

新生児ヘルペスを予防!2つの対処方法

①抗ウイルス薬を飲む。

性器ヘルペスに感染したことがあるお母さんの場合は、抗ウイルス薬を飲むことによって、赤ちゃんへの感染を予防できます。

妊娠中も飲める薬で、赤ちゃんにも影響がないとされているので安心です。

②感染しないように気を付ける。

ヘルペスに感染していないお母さんの場合は、徹底的にヘルペスウイルスを以下の方法で阻止しましょう。

1:便座はアルコール除菌をしてから使用する。

2:ヘルペス感染者が家族にいる場合はタオルを共有しない。ドアノブや家具などはアルコールで除菌をする。

3:パートナーが感染者の場合、水ぶくれや赤いぶつぶつが出ている場合は性交渉を控える。

※性器ヘルペスの場合はもちろんのこと、口唇ヘルペスを発症している場合も注意が必要です。

口から性器に、性器から口にとヘルペスは感染してしまうこともあります。充分気を付けましょう。

新生児ヘルペスはしっかり予防しましょう。

ヘルペスは、赤ちゃんにうつる前に防げる病気です。

自分や家族がヘルペスの疑いがある場合(過去に水ぶくれができたなど)は、その旨を産婦人科の担当医に伝えておくと安心ですね。

予防をしても赤ちゃんがヘルペスになってしまった場合は、自分や家族を責めるのはやめましょう。

冒頭でもお伝えしたように、ヘルペスは『誰にでもなる可能性がある病気』『なっても気づかないことがある病気』なのです。

ですので、これを言ったら本末転倒かもしれませんが、ママや周囲の感染が明らかではない限りは、なってしまうまでわからない病気でもあります。

新生児ヘルペスはちゃんと治療をすることで治るケースも多いです。

ヘルペスの症状が出ている時は、赤ちゃんへの接触を控えることも大切ですが、神経質になりすぎないようにしましょう。