赤ちゃんの3つの臍トラブル〜臍ヘルニアや黒い!臭いがキツイ原因と2つの対処法

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お腹の赤ちゃんとママを繋ぐ臍帯(へその緒)。

妊娠中にママから栄養や酸素を送ってもらう重要な役割があり、赤ちゃんの成長に欠かせない物です。

分娩時に直ぐに切断されてしまいますが、赤ちゃんのおへそに数センチだけ残り、数週間後に自然とポロっと落ちるのを待つのです。

とてもデリケートなので、へその緒が取れるまではしっかりと消毒をしましょうね。

でも「もし細菌が入ったら?」「ジュクジュクして臭いがキツクなったらどうしたらいいの?」と不安に思うこともしばしば。

そこで今回は、赤ちゃんのおへそのトラブルや臭いがキツくなったりした場合の対処方法などをご紹介します。

今回の記事のポイントは5つ。

  • へその緒っていつ取れるの?いつまで消毒するの?
  • 赤ちゃんの3つのおへそトラブル
  • 赤ちゃんのおへそが赤い!出血や臭いがキツイ原因と2つの対処法
  • 赤ちゃんのおへそが黒いのは垢?かさぶた?
  • たかがおへそと思わずに!気になったら病院へ

赤ちゃんのおへそのケア方法についてもまとめたので、参考にしてみて下さいね。

へその緒っていつ取れるの?いつまで消毒するの?

赤ちゃんのへその緒は、生後1~3週間程で自然と剥がれます。

始めのうちはジクジクとしていて段々と乾燥し沐浴やオムツ替えの際にポロっと取れることがほとんどです。

しかし、赤ちゃんによってはなかなか取れないこともあります。

そんな時は無理矢理取らずに気長に待ちましょう。

1カ月検診までに取れない場合は、先生に相談してみて下さい。

赤ちゃんの皮膚は薄くとてもデリケート。

乾燥するまでは細菌が入らないようしっかりと消毒をしましょう。

消毒の仕方

おへその消毒セットは、ほとんどの場合が産院で貰えます。

ケアの仕方も入院中に教えてもらえますよ。

へその緒は取れる前だけではなく、取れた後もしっかりとケアしてあげることが大切です。

それぞれのケア方法は以下の通りです。

〈へその緒が取れるまで〉

皮膚がふやけて汚れが落ちやすい沐浴後に消毒するのがオススメ。

綿棒に消毒用のアルコールをつけてへその緒の周りを優しく消毒していきます。

消毒後は、自然に又は乾燥剤を付けてしっかりと乾燥させましょう。

乾燥させた後もまだジクジクしている時は、ガーゼで覆い、細菌が入らないようにして下さいね。

ガーゼを止めるテープは長く貼り付けると肌トラブルを起こす可能性があるので短めに。

〈へその緒が取れた後〉

へその緒が取れた後も、汚れが取れるまではきちんとケアをして下さいね。

沐浴後におへそをゆっくりと広げ綿棒で汚れを取り除いてから消毒用のアルコールつけましょう。

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汚れが無くなり、きれいなおへそになればケアは終了です。

へその緒に消毒が必要な訳とは

へその緒をきちんと消毒しないと、細菌が入り病気を引き起こしてしまう可能性があります。

炎症が軽ければ良いですが、何もしないで放置をしておくと最悪の場合、身体全体にまで菌が広がって重症化を招きます。

しっかりとケアをして細菌から守ってあげるのもママとパパの役目です。

赤ちゃんの3つのおへそトラブル

赤ちゃんのおへそで考えられるトラブルは下記の3つです。

1.臍炎(さいえん)

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へその緒に細菌が入り、おへそとその周りが赤く腫れてしまう病気です。

おへそがジュクジュクして膿や出血が見られたり、触ると痛がります。

膿の臭いがキツイことも特徴のひとつ。

悪化するとお腹の中に広がったり、細菌が全身に回って重症化するので早めに受診しましょう。

2.臍肉芽腫(さいにくげしゅ)

へその緒が取れる際、へその緒の組織の一部が残ってしまい、赤い肉の塊が盛り上がってしまう状態をいいます。ジクジクしたり出血を伴うことも。

3.臍ヘルニア(でべそ)

腸の一部が皮膚に覆われたままおへそから飛び出した状態のこと。

俗に言う「でべそ」ですね。日本人の赤ちゃんの約4%に見られます。

新生児は腹筋が未熟なので、泣いてお腹に力が入るだけで腸が出て、でべそになってしまいがち。

お腹周りの筋肉が発達する1歳くらいまでには自然と治ります。

2歳以降になっても治らない場合は、飛び出した部分を元に戻しておへそを作る手術を行う場合もあります。

気になる場合はお医者さんに相談してみましょう。

赤ちゃんのおへそが赤!出血や臭いがキツイ原因は?

へその緒が取れた後もまだジクジクしたり、膿が出て臭いがキツかったり、出血をしている場合は、細菌に感染している場合があります。

放っておくと重症化の恐れもありますので早めの受診を!

先にも紹介しましたが、赤ちゃんのおへそが赤く腫れ上がっていたり、出血、膿が出ている時は臍炎や臍肉芽腫の可能性が高いです。

特に臍炎は、細菌に感染している状態です。

菌が広がると敗血症や髄膜炎を引き起こし重篤化の恐れが。

臍炎自体は治療を施せばすぐに治る病気ですので、早めの対応を心がけましょう。

臍炎や臍肉芽腫の2つの対処法

どちらも基本は消毒をしっかりすることが大切です。

しかし、なかなか治らなかったり重症の場合は、病院で下記の2つの処置が行われます。

①臍炎の場合

重症の場合には内服薬を服用したり、抗菌薬の塗り薬をおへそに塗ります。

また、膿が出ている場合は、膿を出す処置を行います。

②臍肉芽腫の場合

消毒をして滅菌ガーゼで覆えばほとんどの場合は完治します。

それでも治らない場合は、絹糸で縛って壊死させたり、硝酸銀溶液を使って焼く治療を行います。

なかなか治らない場合は違う病気かも?

上記の2つの処置を行ってもなかなか治らない場合は単純な炎症でない場合も。

考えられる病気は2つあります。

①尿膜管遺残

尿膜管とは、赤ちゃんがママのお腹の中にいた時に膀胱とおへそをつなぐ管のこと。

へその緒を通じてママから酸素と栄養をもらい、二酸化炭素や老廃物を排出します。

生まれた後は膀胱から尿道を通じておしっこを出しますが、ママのお腹の中にいる間は膀胱からへそに繋がる尿膜管を通じてママにオシッコを送っています。

生まれた後は尿膜管は自然と線維組織に変化されるのですが、稀にそのまま残ってしまうのです。

尿膜管が残るとおへそからオシッコが漏れ出たり、発熱や腹痛、悪性腫瘍を引き起こしたり腹膜炎を併発することもあります。

発症時期は人それぞれで、大人になってから発症することもあります。

②卵黄のう管遺残

卵黄のう管とは、お腹の中の赤ちゃんの栄養袋である卵黄のうと、腸を繋ぐ管のこと。

通常は生まれる前になくなるものですが、稀に残ったまま生まれてきてしまうことも。

腸側だけ残ったものを「メッケル憩室」とも呼びます。

手術して取り除くまでおへそのジクジクや出血などは治りません。

参考:日本小児科学会「臍炎・臍肉芽腫」より

赤ちゃんのおへそが黒いのはなぜ?

へその緒がとれたのに「なんで黒いの?」「この黒いのは一体何だろう?」と思われるママやパパも多いはず。

この黒い正体は・・・なんと垢(あか)やかさぶたなんです。

へその緒が取れた後に垢やほこりが溜まったり、へその緒が取れた時のかさぶたが残ってしまって黒くなるのです。

へその緒が取れた後も綺麗なおへそになるまで綿棒でしっかりとケアをしてあげましょう。

かさぶたのまわりに膿や出血が見られた場合は、一度お医者さんで診てもらうと安心ですよ。

たかがへそと思わずに!気になったら病院へ

いくら毎日きちんと消毒をしていても、どこから菌が入るかわかりません。

消毒をしても赤く腫れてしまったり出血が見られたり、膿が出ることだってあります。

へその緒は分娩時に切断された傷のようなもの。

大人であっても怪我をして血を出したらきちんと消毒をしますよね。

治らない場合はお医者さんへ行って診てもらうことも同様です。

赤ちゃんのへその緒の治りが悪ければ、1カ月検診を待たずに直ぐに見てもらいましょう。

処置が遅くて重症化になってしまっては大変ですからね。

まとめ

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赤ちゃんのへその緒を消毒をする際、消毒するとしみたり痛いからと思って簡単に済ませてしまうママやパパもいるでしょう。

しかし、きちんと消毒をすることで守れる病気があるのです。

しっかりと消毒をしてきれいなおへそを保ってあげて下さいね。

きちんとケアをしていても治りが悪い場合は、お医者さんでしっかりと治療してもらえば安心です。

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