赤ちゃんから血尿が!乳幼児のオムツに血がついている原因と4つの対策

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いつも通り赤ちゃんのおむつを取ったら、おむつの一部にうっすらと血のようなしみが…

そんな経験はありませんか?

黄色いはずのおしっこなのに、どうしてこんな色をしているんだろう…

もしかして血尿?

と、心配になってしまいますよね。

このようにおしっこの部分が色濃くなっていた場合は、どんな原因があるのでしょうか。

赤ちゃんの体は大丈夫?

今回の記事では、そんな気になる赤ちゃんの血尿についての情報をまとめてみました。

この記事のポイントは2つです。

  • 赤ちゃんの血尿とは?オムツからわかる色やその状態について
  • 血尿ではない場合とこんな血尿には注意

これは血尿なのか血尿ではないのか、おむつを見て分かる見分け方を知っていると、とっても安心できますよ♪

それでは、赤ちゃんのおむつの状態と合わせて説明をしていきたいと思います。

おむつを開けたらオレンジ色やピンク色っぽいシミが…これって血尿?

赤ちゃんのおむつを替えようとしたときに、おしっこを吸収した一部分がオレンジ色っぽくなっている事があります。

ピンクとオレンジが混ざったような、レンガのような色とも例えられます。

おしっこというと黄色いイメージですので、濃い色が付いていると「血が混じっているのかも?」と心配になってしまいますよね。

この色の正体は、おしっこに含まれる尿酸塩が結晶化して出てきたもの。

新生児の赤ちゃんには良く見られる特徴のひとつでもあります。

体内の水分量を調節して濃いおしっこを出しているという事は、腎臓がしっかり働いているという証拠でもあるんですね。

実は尿の色は水分量によって左右されていて、毎日同じ濃さではありません。

また、その日に摂取した飲食物や、お薬によってもおしっこの色は変化します。

1歳~2歳を過ぎると食べられる食材も多くなるので、いつもと違う色のおしっこや濃い色のおしっこが出る場合があります。

大人もビタミン剤や健康ドリンクを飲むと、尿がやけに黄色くなる事がありますよね。

このような色が見えるときは、赤ちゃんに与える水分量を多くしてあげてください。

水分不足は赤ちゃんの便秘などにも繋がりますので、気を付けてくださいね。

水分が足りていれば、ほぼ無色から薄い黄色のおしっこに戻ります。

また、時間が経つことでおしっこの成分が酸化し、おしっこの部分が濃く見える事もあります。

いずれにせよ、このような場合は特に病気などの心配はしなくて大丈夫ですので、安心してくださいね。

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おしっこが全体的に赤い!赤ちゃん血尿に注意!

実際におしっこに血が混じる場合は、尿酸塩の時とはちがい、おしっこが全体的に赤い色になります。

酷い時には、コーラのような赤黒い色になる事も。

血が混じっているおしっこは、時間が経つと茶色っぽくなりますので、一部分だけ色が濃くなる尿酸塩との違いは明らかでしょう。

また、おしっこをする際に痛がって泣く、機嫌が悪くなるという症状が見られる場合は、アデノウイルスと呼ばれる病原体などが原因の『膀胱炎』である可能性が高いです。

このような場合はまず、医療機関で診察してもらいましょう。

ウイルスを早く体から追い出すためにも、水分を十分に与えて安静にしている事が大切です。

この膀胱炎は男の子よりも女の子に発症が多いとされています。

関連記事⇒赤ちゃんの下痢が長引く!乳児の下痢の原因や症状と7つの対処法

全く症状が無いのに、おしっこに血が混じる事もある!?無症候性血尿とは?

ぱっと見ではわからないけれど、尿にごく少量の血が混じる状態を『無症候性血尿』と呼びます。

これは、保育園や幼稚園、小学校で行う尿検査で見つかる事が多く、おしっこに少量の血が検出される以外は特に症状が無いのが特徴です。

体調を崩すと、目に見える血尿が出る場合があるので、念のため医療機関にかかりましょう。

子供は遺伝で無症候性血尿になるケースが多いですが、多くは自然に治っていくもので、特に日常生活で気にすることはありません。

とはいえ、ごく稀に腎炎などを発症しているケースもありますので、診断された場合は定期的に尿検査を行い経過を見ていきましょう。

ちょっとだけ血が付いているときは、おむつかぶれや痔の可能性も

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赤ちゃんのお尻やおむつが当たる部分の肌荒れが目立つようであれば、おむつに血が付いていてもおしっこが原因ではない可能性があります。

特に水疱ができてしまったり、皮がむけて血が出るようであれば症状が重いので、早いうちに医師に相談しておきましょう。

状態を改善してあげるためにも、お尻を清潔に保ち、こまめにおむつを替えてあげる必要があります。

明らかに赤く、血が混じっている血尿以外はあまり心配はありません!

多くの方が心配になる、赤ちゃんのレンガ色のおしっこは血尿ではないことが分かりましたね。

健康状態はいいのにどうして血尿が…?

と不安になっていたお母さんやお父さんも、安心してください。

ただし、尿塩酸が見られる時は水分が不足している場合もありますので、赤ちゃんの様子をしっかりと見て水分補給はこまめに行ってくださいね。

逆に、赤ちゃんが大泣きしたりと不調そうであり、目に見えて分かるように真っ赤な血尿をした場合は、すぐに医療機関にかかる必要があります。

赤ちゃんのおしっこやうんちは健康状態を見るバロメーターにもなりますので、毎日のご機嫌と合わせて変化が無いか、しっかりと確認してあげましょう♪