赤ちゃんの離乳食でコンニャクはいつから食べて大丈夫?アレルギーと3つの注意点

スポンサードリンク

おでんなどの煮物やきんぴらなどの炒め物の具として大活躍するこんにゃくは、和食に欠かすことができない食品です。

こんにゃく=低カロリーというイメージも強く、我が家でもかさましのためによく活用しています。

私には娘が一人おりますが、和食中心の食卓なので、「赤ちゃんにはいつからこんにゃくを食べさせていいのだろう」と疑問に感じたことがありました。

  • 赤ちゃんにはいつからこんにゃくを食べさせていい?
  • その理由も知りたい!
  • こんにゃくを食べさせるときに気を付けたいことは?
  • アレルギーの心配は?

私と同じように、離乳食にこんにゃくを取り入れてもいいのか迷っている人もいるでしょう。

いつから赤ちゃんにこんにゃくを与えてもいいのか、正しい時期をきちんと把握して、安心して赤ちゃんにこんにゃくを食べさせてあげられるといいですね。

赤ちゃんはこんにゃくをいつから食べられるようになる?

こんにゃくは弾力のある食品なので、離乳食期の赤ちゃんには不向きの食品です。

育児書によっては1歳頃から食べさせることができるとされているものもありますが、しっかり噛む力がついてからこんにゃくを食べさせるのが理想です。

離乳食が終わり、幼児食に切り替えた1歳半以降から少量ずつを与えるといいでしょう。

なぜ離乳食に不向き?

こんにゃくが離乳食に不向きといわれている理由は、

  • 弾力があり、赤ちゃんにはかみ切ることができない
  • のどに詰まらせる恐れがある
  • 消化に時間がかかる

主にこの3つです。

まだ歯が生えそろっていない赤ちゃんは、弾力のあるこんにゃくをかみ切ることはできません。

口の中に含んでも、歯茎ですりつぶすことができませんから、そのまま丸飲みすることになります。

こんにゃくは食物繊維が豊富なこんにゃくいもを原料に作られており、もともと消化に時間がかかります。

その上丸飲みをしてしまえば、さらに消化に時間がかかり、赤ちゃんの体には大きな負担となってしまうのです。

のどに詰まらせる恐れもあるため、離乳食期の赤ちゃんには積極的に与える必要のない食品といえるでしょう。

幼児食に切り替えたら少しずつ取り入れて

離乳食期の赤ちゃんにはこんにゃくは不向きな食品ですが、幼児食に切り替えたら少しずつ取り入れてみましょう。こんにゃくは、低カロリーで食物繊維が豊富な食品です。

腸内環境を整えたり、摂取カロリーの調整をして食べ過ぎを防いだりすることができます。

幼児食に切り替えると大人と同じようなメニューが多くなりますから、ついカロリーを取りすぎてしまうことも多いです。

こんにゃくを上手に取り入れてカロリーコントロールをするのもおすすめですよ。

赤ちゃんにこんにゃくを与えるときの3つのポイント

では、赤ちゃんにこんにゃくを食べさせるときには、どのようなことに気を付ければいいのでしょう。ここでは3つのポイントを紹介します。

こんにゃくを食べさせるときの参考にしてくださいね。

  1. 小さく刻んで与える
  2. あく抜きをしてから与える
  3. アレルギーにも注意!

のどに詰まらせないように細かく刻んで!

こんにゃくを赤ちゃんに食べさせるときは、のどに詰まらせないように細かく刻んであげましょう。5mm角くらいの大きさであればのどに詰まらせる心配はありません。

少し手間はかかりますが、安心して食べさせるには必要なことです。

しらたきなど細い麺状のものであっても、細かく刻んでから食べさせることが大切です。

こんにゃくはあく抜きをしてから調理しよう

こんにゃくはあくがある食品です。

あく抜きをしないと苦みやえぐみを感じることがあります。

大人でも感じることがあるのですから、味覚が敏感な赤ちゃんや小さな子供にとっては、「おいしくない」と感じてしまうかもしれません。

あく抜きをすることで、

  • 苦味を取る
  • 臭みを取る
  • 食感が良くなる
  • 味がしみ込みやすくなる

こんにゃくを使うときは、あく抜きをしてから調理しましょう。

あく抜きの方法

  1. こんにゃくは食べやすい大きさに切る
  2. 塩で揉む
  3. 鍋に水とこんにゃくを入れて火にかける
  4. 沸騰したら2~3分茹でる
  5. ザルにあけ冷水にさらす

これでこんにゃくのあくをしっかり摂ることができます。

最近では下ゆで不要のこんにゃくも売られていますが、赤ちゃんに使う際は臭みが取れるので下ゆでしてから使うのがおすすめです。

アレルギーにも注意!

スポンサードリンク


こんにゃくは消費者庁が発表したアレルギーの症例数が多い27品目には挙げられていません。

参照:消費者庁『アレルギー表示について』より

しかしこんにゃくも食品である以上、絶対にアレルギー症状が出ないとは言い切れません。

こんにゃくの食物アレルギーの症例数が少ないというだけですので、「もしかしたらこんにゃくでアレルギーが出るかもしれない」ということを頭に入れておくことが大切です。

赤ちゃんに初めてこんにゃくを食べさせるときは、

  • ひと口だけ食べさせる
  • 食べさせたあと1時間は様子を見る
  • 小児科が開いている平日の午前中に食べさせる

また、こんにゃくを食べさせたあとに、

  • 口の周りが赤くなる
  • 口の中や喉が腫れている
  • じんましんが出た
  • 体や口の中をかゆがる
  • 下痢
  • おう吐

これらの症状があらわれたら、アレルギーの可能性があります。

かかりつけの小児科に相談することをおすすめします。

幼児食に切り替えたらこんにゃくも取り入れて

こんにゃくは弾力があり、離乳食期の赤ちゃんにはあまり向いていない食品です。

1歳頃からなら細かく刻んだものを少量であれば与えることができるようになりますが、あえて与える必要はないでしょう。

幼児食に切り替えた1歳半頃から少しずつ取り入れるのがおすすめです。

細かく刻んだこんにゃくを、

・ひじきの煮物

・切り干し大根の煮物

・豚汁

・きんぴらごぼう

・ピーマンとちくわの炒め物

などの料理にプラスしてみてください。

我が家でも1歳半頃から少しずつこんにゃくを食べさせるようになり、2歳を過ぎたころから短冊切り程度の大きさなら問題なく食べられるようになりましたよ。

参考にしてみてくださいね。