赤ちゃんの離乳食でしらす干しはいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ

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骨がなく、やわらかくて味もクセがない『しらす干し』は、子供に食べさせやすい食品のひとつです。

そんなしらす干しは、いわしの稚魚で栄養価が高いというのを知っていますか?

私は息子の離乳食を始めるころまで、しらす干しを頻繁に食べることはありませんでした。

ですが、DHAやEPAを手軽に摂れる食材と知ってから、かなりの頻度で我が家の食卓に並ぶようになりました。

野菜やご飯などにも合わせやすいので、炊き込みご飯だったり、和え物だったりにして食べています。

そんなしらす干しはもちろん赤ちゃんの離乳食にとても適した食材です。

この記事では、しらす干しについて詳しくご紹介していきます。

ポイントは6つです。

  • しらす干しってどんな食べ物?
  • しらす干しの栄養価
  • 離乳食に使用する時の下処理方法
  • 赤ちゃんはしらす干しをいつから食べてもいい?
  • しらす干しを食べさせる時の4つの注意点
  • 離乳食時期別オススメレシピ

最後まで記事を読んでいただければ、私のようにしらす干しファンになる可能性大かも!?

ぜひ、参考にしてくださいね。

しらす干しってどんな食べ物?

しらすは真いわし、片口いわしの稚魚です。一般的には片口いわしが原材料となっています。

さっと塩ゆでしたものが『釜揚げしらす』。釜揚げしらすを半干ししたものを『しらす干し』。

あめ色になるまで干したものを『ちりめんじゃこ』。

イワシの稚魚を茹でるか生のまま干して海苔のような長方形にしたものを『たたみいわし』と呼びます。

アレルギーになりにくく、とても柔らかいし栄養価が高いので赤ちゃんにオススメ食材のひとつです。

しらすの栄養価

しらすは骨や内臓を取ることなく食べることができますので、栄養価がとても高い食材です。

100グラムしらすを食べると、1日分のカルシウムが摂れます。

どんどん成長する赤ちゃんの骨を強くしてくれます。

DHAやEPAが豊富なので頭の働きを良くする効果も。

血液をドロドロにするのを防ぐ効果があるので、高血圧や動脈硬化を予防することができます。

離乳食に使用する時の下処理方法

塩分が気になるので、水を加えてレンジで加熱をして塩抜きをするか、茶こしなどに入れて熱湯を回しかけて塩分を取り除いでください。

熱湯をかけた後は、キッチンペーパーなどで水分をふき取りましょう。

冷凍保存も可能です。

そのまま凍らせてもカチカチにならないので、必要な分だけ取って使用することができます。

その際は、湯通しをして塩抜きをしましょう。

下処理を行ってから冷凍保存する方法もあります。一回分ずつ小分けしておくと使いやすくてオススメ。

冷凍したものは、一週間以内に使い切るようにしましょう。

赤ちゃんはしらす干しをいつから食べてもいい?

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ゴックン期(生後5、6か月)から食べても大丈夫です。

与え方は以下になります。

ゴックン期(生後5、6か月)は、すりつぶして与えてください。

モグモグ期(生後7、8か月)とカミカミ期(生後9~11か月)は、みじん切りにしましょう。

パクパク期(生後1歳~1歳半)は、粗みじんぎりにして食べさせてください。

しらす干しを食べさせる時の4つの注意点

食中毒に注意しましょう

傷みやすいので冷蔵庫で保存する際は、賞味期限内に必ず使い切るようにしましょう。

栄養価が高いので、頻繁に食べさせたい食材です。

個人的な意見ではありますが、下処理して冷凍保存しておくのがオススメですよ。

冷凍保存しても、あまり長い間使用しないと風味も損なわれて痛みやすいので注意しましょう。

一週間以内に使い切るようにしてください。

稀なケースですがアレルギー反応が出る場合もあります。

しらす干しは食品アレルギーが心配される食べ物の中には入っておりません。

しかし稀ではありますが、しらす干しを食べたことによってアレルギー反応が出たケースが報告されています。

症状としては、口の周りや口の中がかゆくなったり赤く腫れたりする、『口腔アレルギー症候群』。

そのほかに代表的な症状としまして、目の充血や痒み、鼻水や身体の発疹などが現れましたら、アレルギーを疑いましょう。

たとえ呼吸困難などの症状がなく緊急性が低くても、アレルギー反応が出た場合は、かかりつけの小児科を受診するようにしてください。

エビやカニアレルギーが判明している場合は注意が必要です。

しらす干しの中には、エビやカニ、イカなど、アレルギーがでやすい食品が混ざっている場合があります。

エビなどが入っているのはごくわずかであり、加熱もされているのでそれほど心配することはないようですが、アレルギーがある人は食べないにこしたことはありません。

調理するときにチェックし、見つけたら取り除くようにしましょう。

塩分を取り除くのを忘れずに。

しらす干しの唯一の難点は、塩分が多いことです。

塩分は摂りすぎると身体の不調に繋がります。特に赤ちゃんの胃腸の負担になってしまいますので、注意が必要です。

必ず熱湯をかけたりして塩分を取り除くことを忘れずに。

今は塩分控えめの商品も売られているので、そちらを選ぶようにするとより安心です。

離乳食時期別オススメレシピ

ゴックン期(生後5、6か月)

・しらすとにんじんのおかゆ

材料:しらす干し5g、にんじん10g、10倍がゆ30g、だし汁大さじ2

↓作り方↓

①しらす干しに熱湯を回しかけて、すり鉢などですりつぶします。

②おろし器でにんじんを擦りましょう。

③小鍋にだし汁、しらす、にんじんを入れてひと煮立ちさせます。

④10倍がゆを加えて混ぜ合わせればできあがりです。

モグモグ期(生後7、8か月)

・しらすとほうれん草の白和え

材料:しらす10g、ほうれん草10g、豆腐20g

↓作り方↓

①しらす干しに熱湯を回しかけて、みじん切りにします。

②ほうれん草を柔らかく茹でてみじん切りにしてください。

③豆腐を茹でるかレンジで加熱し、すり鉢ですりつぶします。

④材料を混ぜ合わせてできあがりです。

カミカミ期(生後9~11か月)

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・しらすと小松菜のうどん

材料:うどん80g、しらす10g、小松菜20g、コーン10g、だし汁150cc

↓作り方↓

①うどんをやわらかくゆで、2センチの長さに切ります。

②小松菜もやわらかくゆで、みじん切りにしましょう。

③コーンも茹でるかレンジで加熱し、みじん切りにします。

④小鍋にだし汁と材料を加え、やわらかなるまで煮てできあがりです。

パクパク期(生後1歳~1歳半)

・しらすと野菜のピラフ

材料:しらす10g、ミックスベジタブル20g、野菜スープ大さじ2、軟飯80g、バター少々

①しらす干しに熱湯を回しかけて、粗みじん切りにします。

②ミックスベジタブルを解凍し、粗みじん切りしましょう。

③小鍋に軟飯、野菜スープ、バター、しらすとミックスベジタブルを入れ、ひと煮立ちさせたらできあがりです。

手軽に魚を摂れるしらすを活用しましょう。

小さい子に魚を食べさせるのはとても大変です。

骨や生臭さに気を付けなければならないので、どうしても避けがちになってしまいます。

そんな不安や悩みを気にすることなく、食べさせられることができるしらす干しは、離乳食作りをサポートしてくれるはずです。

ご飯ものや和え物、パスタなど、色々な料理に利用できるので、ぜひしらすを活用してくださいね。