赤ちゃんの離乳食やおやつにするめはいつから大丈夫?与える時期と3つのポイント

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昔は赤ちゃんの歯固めとしてするめを与えていた、という情報を聞いたことがあります。

離乳食期の赤ちゃんがいるお母さんにとって、「するめっていつから与えていいのだろう」という疑問が浮かぶのではないでしょうか。

私も娘が離乳食を始めたころには、与える食材にはとても気を遣いました。

なるべく赤ちゃんの体の負担にならないような食材を与えたいですよね。

ここでは離乳食期のするめの与え方について次の疑問にお答えします。

  • 赤ちゃんにするめを与える時期
  • どうして赤ちゃんにするめを与えてはいけないの?
  • 赤ちゃんに与えるするめはこれがおすすめ!
  • 赤ちゃんにするめを与えるなら3つのポイントを押さえよう♪
  • 簡単!おいしい!するめレシピ

赤ちゃんにいつからするめを与えてもいいのかをしっかり把握した上で与えるようにしましょう。

赤ちゃんのするめを与えるのは何歳から大丈夫?

するめは、イカを塩水につけて干した天然の食品です。

「添加物の心配もないから体によさそう!」というイメージが強いですが、赤ちゃんにとっては塩分が多く離乳食期には不向きな食品です。

するめを与える時期に関しては、一般的には1歳半以降の離乳食が完了してから、という認識をされています。

しかし、するめを与える時期は賛否両論あるのが事実です。

次ではその理由について詳しく見ていきましょう。

赤ちゃんにするめを与えてはいけない3つの理由

先にも紹介したように、昔は歯が生え始めた赤ちゃんに歯固めの代わりとして、するめを与えていたという家庭も多かったようです。

するめを与えると以下の効果が期待できるとされています。

  • 噛む力がつく
  • 唾液の量が増えて虫歯予防になる
  • 噛むことで脳が活性化する

実際私が赤ちゃんの頃も、歯固めの代わりにするめを与えられていました。

しかし現代ではするめの与え方には賛否両論あり、離乳食を完了するまでは与えないほうがいい、というのが主流となっています。

その理由は次の通りです。

塩分が多すぎる

赤ちゃんにするめを与えないほうがいいという最大の理由は「塩分」です。

するめを作る際に塩水につけるのですが、大体3%から10%の塩水を用意するのが一般的。乾燥したするめの塩分量は、100gあたり3gから5gほどのものが多く、大人にとってはさほど気にする量ではありません。

しかし、赤ちゃんにとって塩分はほとんど必要ありませんから、この量は多すぎるといってもいいでしょう。

のどに詰まる心配がある

するめは細かくカットしたとしても非常に硬い食材で、赤ちゃんに与えた場合のどに詰まる心配があります。

咀嚼力の弱い赤ちゃんにするめを噛みちぎることは難しく、一度に口に入れてしまうことがあるかもしれません。

心配しながら与えるよりは、しっかり噛みちぎることができるようになってから与えるようにしましょう。

アレルギーの心配がある

イカは気を付けたいアレルギー食品として表示推奨されている食品です。

アレルギーのリスクを減らすために加熱することが有効ですが、するめは生のイカを乾燥させた食品のため、アレルギーのリスクがやや高いことが心配されます。

アレルギーが心配なのであれば、3歳以降に与えるといいでしょう。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でイカはいつから食べて大丈夫?3つの注意点と烏賊レシピ

赤ちゃんに与えるするめはココを見て選ぼう

赤ちゃんにするめを与える場合、次のことを押さえてするめを選ぶようにしましょう。

  • 食塩や添加物が不使用のもの
  • 柔らかいものを選ぶ

おつまみなど大人向けに作られたするめは、塩分濃度が濃いだけでなくうま味をアップさせるために、化学調味料が添加されているものが多いです。

食塩や添加物が不使用のものを選ぶことが大切です。

また、なるべくやわらかいものがおすすめ。

離乳食などを多く製造販売している『和光堂』からは、2歳半から食べられる『やわらかあたりめ』という商品も販売されていますよ。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でうま味調味料(味の素)はいつから使って大丈夫?2つの注意点

赤ちゃんにするめを与える際に押さえておきたい3つのポイント

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私が娘に初めてするめを与えたのは2歳を過ぎた頃。

赤ちゃんが初めての食べ物を口にするのは、親としてはとても慎重になってしまいます。

ここでは赤ちゃんにするめを与える際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

  1. 初めて与えるときは平日の午前中がマスト
  2. 小さくカットして与える
  3. 加熱してから与えよう

初めてのするめは平日午前中に

先にも紹介したように、イカはアレルギーのリスクがある食品のひとつです。

するめを食べた後にアレルギー症状が出てしまったときのことを考えて、病院にすぐに行くことができる、平日の午前中に与えるようにしましょう。

赤ちゃんにするめを与えたら、与えたあと1時間ほどは様子を見るようにします。

のどに詰まらせないように小さくカット

するめは大きいまま赤ちゃんに与えてしまうと、そのまま一度に口の中に入れてしまい、のどに詰まらせる心配があります。

なるべく小さくカットして、一度に口に入れてものどに詰まらないようなサイズがベスト。

私は一口で食べられるように1cm角にカットしたり、手で持って食べられるように5cmほどの長さのするめを糸のように裂いたりして与えていましたよ。

加熱すると柔らかくなるのでおすすめ

するめはトースターなどで加熱すると、柔らかくなり、赤ちゃんでも食べやすくなるのでおすすめです。

また、加熱することで食中毒などのリスクを減らすこともできるので、赤ちゃんに与える際にはするめを加熱してから与えましょう。

赤ちゃんにおすすめ♪するめレシピ

するめはそのまま与えるだけだと思われがちですが、ひと手間加えればおいしい食事に大変身!

簡単に作ることができるおすすめするめレシピを紹介します。

離乳食が完了した時期から食べられるレシピです。

するめ入り和風スープ

○材料(赤ちゃん1人分)

するめ・・・1cm×10cm
だし汁・・・100ml
大根・・・10g
ニンジン・・・10g
サトイモ・・・10g
醤油・・・少々

○作り方

1.するめは細く裂き、ぬるま湯につけてふやかしておきます。

2.すべての野菜を1cm角にカットします。

3.鍋にだし汁を入れ、大根とニンジンを加えて加熱します。

4.大根とニンジンが柔らかくなってからサトイモを加え、柔らかくなるまでさらに加熱します。

5.ふやかしたするめを細かくカットしてから鍋に加え、ひと煮立ちさせましょう。

6.醤油をほんの少量加えて、味を調えたら完成です。

するめを与えるのは3歳ごろがベター

赤ちゃんにするめを与える時期は賛否両論がありますが、消化器官や噛む力の発達や塩分など体に与える影響を考えると、3歳ごろから与えるのがベターといえるでしょう。

歯がしっかり生えそろい噛む力もついたと感じたら、親の判断で2歳ごろから与えても問題はありません。

早い時期からするめを与える際は、塩分や添加物に気を付けながら与えるようにしましょう。