赤ちゃんの離乳食でところてんはいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ

スポンサードリンク

低カロリーでお腹にたまるところてんは、最近ではダイエット食品として注目されています。

ところてんは、テングサという紅藻類を茹でてとかし、寒天質を冷まして固めた食べ物。

要は寒天の食べ方の1つの料理名ということですね。

つるんとしたゼリー状なので、のどごしもよく、昔から、よく食べられています。

食べやすいので赤ちゃんも小さな時期から食べられそうなのですが、実際はどうなのでしょうか?

「赤ちゃんはいつからところてんを食べてもいいの?」

「ところてんを食べさせるときに注意することってある?」

「ところてんを使った離乳食のレシピが知りたい!」

など、どの食材でも同じなのですが、赤ちゃんに食べさせるときに、色々な疑問や不安が出てきます。

今回は、赤ちゃんとところてんに関する注意点やおすすめレシピについて、ご説明していきます。

赤ちゃんにところてんを食べさせる前に、知識や注意点を知っておきましょう。

  • 赤ちゃんがところてんを食べられる時期
  • ところてんを食べさせるときの3つの注意点
  • ところてんを食べるメリット
  • カミカミ期のおすすめレシピ
  • パクパク期のおすすめレシピ

夏の時期や、赤ちゃんが風邪などで体調が悪く食欲がないときなど、色々な場面で活躍してくれるところてんを使って、離乳食のメニューをさらに増やしていきましょう。

離乳食の進め方や、作り方などに悩み、困っているお母さんたちの、参考になれば嬉しいです。

赤ちゃんはところてんをいつから食べても大丈夫なの?

ところてんはつるんとしているので、小さな時期から食べさせても良さそうと考えがち。

しかしゼリーと同様、口の中に入れても体温ではペースト状にはできず、口の中に残りやすい食材です。

そのため、歯茎で噛むことができる力がつく離乳食後期のカミカミ期(生後9~11ヶ月頃 )から食べさせるとよいでしょう。

離乳食の進みが早い赤ちゃんであれば、モグモグ期(生後7~8ヶ月)から食べさせることも可能です。

その場合は、念のため細かく切ったところてんを出してあげてくださいね。

離乳食期の間は、ところてんは長いままの状態ではなく、できるだけ細かく切ってから食べさせるようにしましょう。

基本的には生のまま食べさせても大丈夫です。

ところてん自体にはあまり味がついていないので、ゼリーとして食べさせてもよいでしょう。

赤ちゃんの離乳食の進み具合と、歯の生え具合、よく噛んでいるかなど、普段の様子をみながら食べさせてみるとよいですね。

また、与えるときはしっかり飲み込めるかを近くで確認しながらにしましょう。

赤ちゃんに離乳食を食べさせるときに気を付けてほしい3つのこと

ところてんは早くて7ヶ月くらいの赤ちゃんから食べても問題ないということがわかりました。

それでは、ところてんを与える際の注意点はなんでしょうか?

次に、赤ちゃんにところてんを離乳食として食べさせるときに気を付けてほしい3つのことを解説します。

食べさせる前に一度洗うこと

スーパーなどに並んでいるところてんは、基本的には酢水に浸かったものが多いようです。

大人はその酢水も一緒に調理したり食べたりするのですが、赤ちゃんにとっては酸っぱいので食べづらいようです。

そのため、ところてんは食べさせる前に、一度水で洗い流してから食べさせるようにしましょう。

酢水が入っていることで、添加物や保存料を使わなくても長期保存ができるという利点があります。

そのため、ほとんどのところてんには酢水が使われているので、今回は対象が赤ちゃんということでしっかり洗い流しましょう。

また、付属されているタレは赤ちゃんにとっては濃い味なので、離乳食期には食べさせないようにしてください。

食べ過ぎると下痢になる場合がある

ところてんには食物繊維がとても多く含まれています。

便秘解消にもおすすめなのですが、食べさせすぎてしまうと腸の蠕動活動が活発化して下痢になってしまう場合が。

離乳食で赤ちゃんにところてんを食べさせるときには、少量ずつから食べさせ、赤ちゃんの便の様子を確認しながらところてんの食べさせる量を調節してあげるとよいでしょう。

アレルギーの心配

赤ちゃんに初めての食材を食べさせるときには、アレルギーの心配があります。

しかし、ところてんや寒天などの材料であるテングサはアレルギーを発症しにくいので、そこまでの心配はしなくても大丈夫です。

とはいっても万が一を考えずにはいられないでしょう。

念のため、どの食べ物でも初めて食べさせるときには、午前中にまず一口だけ食べさせ、その後、1日赤ちゃんの様子を確認するようにしたほうが安心です。

なぜ午前中かというと、もしアレルギー反応が出てしまった場合でも、午前中であれば病院を受診しやすいからです。

併せてかかりつけの小児科の診療時間や休診日も事前に調べて置いた方がより安心でしょう。

赤ちゃんにところてんを食べさせたときの嬉しい効果

スポンサードリンク


大人でも、ところてんは低カロリーで食物繊維が多いので、ダイエットなどに人気を集めています。

もちろん大人だけでなく、赤ちゃんにとってもメリットがたくさんある食材。

ミネラルや食物繊維が豊富に含まれていて、栄養価も高く、便秘の予防や整腸作用があります。

また、水分もたくさん含まれているので、夏バテの予防や、食欲がないときの水分補給の役割も担ってくれます。

優しい味や楽しい食感に、赤ちゃんも喜んで食べてくれることが多いので、ぜひ離乳食に加えてみましょう。

いくつか、おすすめのレシピもあるので、参考にしてみてくださいね♪

カミカミ期(生後9~11ヶ月頃)のおすすめレシピ

歯が生えたとはいえ、与えられるのはまだまだ歯茎でつぶせるかたさのもの位の、カミカミ期赤ちゃん。

この時期は、ところてんのつるんとしたのど越しを楽しんでもらいましょう。

滑らかで美味しい、そんな2つのレシピを紹介します。

ミルクプリン

<材料>

  • ところてん 大さじ1
  • 牛乳 大さじ3
  • フルーツ 10g程

<作り方>

1.ところてんを細かく刻みます。

2.耐熱容器にところてんと牛乳を入れて、電子レンジで1分ほど加熱します。

3.粗熱がとれたら、軽く混ぜ合わせて、冷蔵庫に入れて冷やします。

4.最後に、フルーツを乗せて完成です。

和風トマトゼリー

<材料>

  • ところてん 大さじ1
  • ミニトマト 1個
  • 水 大さじ3
  • かつおぶし ひとつまみ

<作り方>

1.ミニトマトは湯剥きして細かく刻みます。

2.耐熱容器に、小さく切ったところてんと、水、ミニトマト、鰹節をいれます。

3.電子レンジで1分加熱して粗熱をとったら、冷蔵庫で冷やし固めます。

4.固まったら、軽く混ぜて完成です。

パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ

カミカミ期より少し食の幅が広がるパクパク期。

そんなパクパク期のお子さんには次の2つのレシピはいかがでしょうか?

簡単!ところてん、きな粉和え

<材料>

  • ところてん 大さじ3
  • きな粉 小さじ1

<作り方>

1.短く切ったところてんをお皿に入れます。

2.きな粉を上からパラパラとかけてあげれば完成です。

ところてん入りスープ

<材料>

  • ところてん 大さじ5
  • だし汁 150㏄
  • 乾燥わかめ 少量
  • 小口ネギ 少量

<作り方>

1.小鍋にだし汁をいれて、加熱します。

2.沸騰したら、わかめをいれて、わかめが戻ったら、ところてんをいれて、さらに加熱します。

3.軽く煮たら、小さく切ったねぎをいれて、1分加熱します。

4.お皿にもったら出来上がりです。幼児食には天かすを少し入れると美味しいですよ。

まとめ

ところてんは、ゼリー状に調理して食べさせることもできますが、離乳食後期からであれば、そのまま小さく切った状態で食べさせることもできます。

つるんとした楽しい食感なので、機会があれば、そのままの状態で食べさせてみてくださいね。

ただし、誤嚥の可能性もあるので、与えるときは必ず近くで見守ってあげましょう。

調理の手間もほとんどいらないので、忙しいお母さんの嬉しい食材のひとつです。

今後の離乳食のメニューに加えてみてもらえると嬉しいです。