赤ちゃんの離乳食で山芋はいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ

スポンサードリンク

お好み焼きやとろろ、山芋の短冊サラダなど、色々な料理の方法で楽しむことができる山芋。

とろとろに調理することができるので、赤ちゃんも小さな頃から食べられそうなのですが、実際には、アレルギーやかぶれなど、心配な点もあります。

また、とろろにすると、生のまま食べさせることになるので、加熱しなくてよいのかも不安ですよね。

山芋には、自然薯、長芋、大和いもやいちょういもなど種類もいくつかあり、主成分はでんぷんで、消化を助ける酵素や、ぬめり成分であるビタミン、ミネラル、食物繊維が、バランスよく含まれた健康的な食材です。

赤ちゃんにも食べさせてあげたいですね。

「赤ちゃんはいつから山芋を食べてもいいの?」

「赤ちゃんに山芋を食べさせるときの注意点は?」

「山芋を使った離乳食のレシピが知りたい!」

など、赤ちゃんに山芋を食べさせるときに色々な疑問や、調理法なども気になります。

今回は、赤ちゃんと山芋についての疑問や知識をご説明していきます。

  • 赤ちゃんが山芋を食べられる時期
  • 山芋を食べさせるときの4つの注意点
  • モグモグ期のおすすめレシピ
  • カミカミ期のおすすめレシピ
  • パクパク期のおすすめレシピ

栄養たっぷりの山芋も、家族みんなで食べられるように、赤ちゃんに食べさせるときの注意点や、離乳食のレシピや調理方法などをご紹介していきます。

赤ちゃんの離乳食の進め方や、レシピについて悩んでいるお母さん方の参考になれば嬉しいです。

赤ちゃんは山芋をいつから食べても大丈夫なの?

生の食品からでんぷんを摂るのは、消化に悪いと、一般的に言われています。

しかし、山芋にはでんぷんを分解できる酵素のアミラーゼが含まれており、生でも食べられ、消化を助ける役割も担っています。

しかし、赤ちゃんは、まだ消化・吸収機能が未熟なので、生で食べさせてしまうと、身体に負担がかかってしまいます。

そのため、赤ちゃんに食べさせるときには、必ず加熱をしてから、食べさせることが原則です。

生の山芋を食べさせるのであれば、3歳以降、もしくはもう少し先のほうがよいでしょう。

また、加熱したものであれば、生後7ヶ月以降のモグモグ期から食べさせることができます。

エネルギー源になるので、ぜひ食べさせてあげたい食材のひとつです。

しかし、大人でも山芋を食べたり触ったりするとかゆみやかぶれを起こす場合があります。

注意点もいくつかあるので、合わせて覚えておきましょう。

赤ちゃんに山芋を食べさせるときに気を付けてほしい4つのこと

山芋の皮の下にシュウ酸カルシウムが含まれている

赤ちゃんが食べられるのは皮をむいた白い部分のみです。

皮の下には、目に見えないほどの小さな白いとげが肌に刺さり、かぶれる時があります。

シュウ酸カルシウムが原因とされているので、離乳食に使う場合には、皮は厚めにむいた方がよいでしょう。

ピーラーなどの皮むき器よりは、包丁でサクっと厚めに皮をむいてあげましょう。

また、肌の弱いお母さんは、調理の際に手袋をして皮をむくとよいですね。

アレルギーの心配がある

芋類の中では、唯一、アレルギーを起こしやすいと言われる特定原材料に入っています。

症状としては、主に口腔アレルギー症候群と言われ、口周りや舌、唇が赤く腫れて、痒みが伴うことがあります。

山芋に含まれているデンプンやたんぱく質が原因となり、アレルギー反応が起こります。

どの食材でも同じなのですが、赤ちゃんに初めて山芋を食べさせるときには、午前中に一口だけ食べ、

1日赤ちゃんの様子をみるようにしましょう。

赤く腫れてしまったり、赤ちゃんの様子がいつもと違ったりするようであれば、

早めにかかりつけ医に相談してください。

新鮮なものを加熱してから食べさせること

山芋は消化に良い食べ物で、食物繊維も多く含みます。

そのため食べ過ぎてしまうと、下痢を起こす場合もあります。

しかし、食べすぎの原因以外にも、山芋が古く傷んでいるほか、カビによる食中毒も考えられます。

山芋は長期保存にもよいとされていますが、購入したらできるだけ早めに調理して、必ず加熱してから食べさせるようにしてくださいね。皮を向き、冷凍保存もできます。

また、加熱をすることで、シュウ酸カルシウムによる痒みがでにくくなります。

よく痒みがでる人であれば、加熱して食べると良いですね。

食べた後は口周りを拭いてあげると良い

スポンサードリンク


赤ちゃんは食べた後、口周りが汚れてしまいます。

そのままにしてしまうと、細菌が繁殖してしまうことや、口周りがかぶれてしまう原因になります。

山芋は尚更、そのままにしておくと、赤く腫れて、かゆくなることがあるので、食べ終わった後は、必ず口の周りを濡れたガーゼなどで綺麗に拭いてあげるようにしてくださいね。

モグモグ期(生後7~8ヶ月頃)のおすすめレシピ

山芋ポタージュ

<材料>

  • 長芋や自然薯などの山芋 350g
  • 昆布と鰹節のだし汁 800㏄
  • すりごま 少々

<作り方>

  1. かつお昆布だしを作っていきます。鍋に水800㏄と昆布を入れて加熱します。
  2. 沸騰する直前に昆布を取り出し、鰹節をひとつかみ入れて、1分沸騰させます。
  3. 火を止めて、こしたらだし汁の完成です。
  4. 山芋や厚めに皮をむいて、すりおろします。
  5. 3にすりおろした山芋を入れてよくかき混ぜます。
  6. 山芋が半透明になってきたら、2分煮て、お皿に盛り付けます。
  7. 最後にすりごまをパラパラとのせたら出来上がりです。

ねばねば&トロトロうどん

<材料>2回分

  • うどん 半玉
  • 山芋 小さめを4分の1本
  • オクラ 4本
  • だし汁 250㏄

<作り方>

  1. 山芋の皮をむいてすりおろします。オクラは細かいみじん切りにします。
  2. 鍋に、だし汁をいれて、沸騰させたら、小さく切ったうどん、オクラをいれて煮込みます。
  3. 2にすりおろした山芋を入れて、4分ほど加熱したら、出来上がりです。

簡単!山芋とシラスのチーズ焼き

<材料>

  • 山芋 200g
  • 卵 1個
  • しらす 40g
  • シュレッドチーズ 適量

<作り方>

  1. しらすは茶こしなどにいれて、熱湯を回しかけ、塩抜きをしておきます。
  2. 山芋の皮をむいてすりおろし、卵としらすを入れてさっくりと混ぜます。
  3. ココットなどの耐熱容器にいれて、チーズをのせましょう。
  4. オーブントースター、焼き色がつくまで焼いたら出来上がりです。

カミカミ期(生後9~11ヶ月頃)のおすすめレシピ

野菜たっぷりとろとろうどん

<材料>

  • 山芋 適量
  • にんじん 3分の1本
  • ねぎ 4分の1本
  • 大根 5㎝
  • 玉ねぎ 4分の1個
  • しめじ 5本
  • うどん 半玉

<作り方>

  1. にんじん、玉ねぎ、大根を1㎝ほどの角切りにします。
  2. 鍋に1の野菜とたっぷりの水を入れて、20分ほど茹でます。
  3. うどんを食べやすい大きさに切り2に入れます。
  4. ねぎとしめじをみじん切りにして、鍋に入れ軽くかき混ぜながら加熱します。
  5. うどんがやわらかくなってきたら、すりおろした山芋を加えて、さらに加熱します。
  6. 山芋にしっかりと火が通ったら出来上がりです。

米粉と山芋の蒸しパン

<材料>

  • 山芋のすりおろし 60g
  • 米粉 100g
  • ベーキングパウダー 3g
  • 水 90g
  • にんじんなど野菜のすりおろし 30g

<作り方>

  1. ボウルに米粉とベーキングパウダーを入れて、泡だて器でさっくりと混ぜておきます。
  2. ボウルにすりおろした山芋と、すりおろした野菜を加えて水を入れ混ぜます。
  3. シリコンのカップに入れて、蒸し器で15分ほど蒸したら出来上がりです。

ツナとろろうどん

<材料>

  • うどん 1玉
  • にんじん 4分の1本
  • 山芋 100g
  • 片栗粉 小さじ1
  • 水 200㏄
  • 麺つゆ 小さじ2

<作り方>

  1. うどんを1㎝ほどの長さに切っていきます。
  2. にんじんと山芋の皮をむいて、すりおろします。
  3. 鍋に、水とうどん、にんじんと山芋をいれて、沸騰して3分ほど茹でます。
  4. 火を止めて、麺つゆと水溶き片栗粉をいれ、軽く混ぜたら出来上がりです。

パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ

スポンサードリンク


山芋入りお好み焼き

<材料>

  • 山芋 200g
  • キャベツ 4枚
  • 片栗粉 大さじ2
  • 顆粒だし 小さじ3分の2
  • 卵 1個
  • ごま油 適量

<作り方>

  1. キャベツをみじん切りにします。
  2. 山芋は皮をむいて、すりおろし、顆粒だし、卵、片栗粉を1のボウルに全て入れ、よく混ぜ合わせます。
  3. フライパンにごま油をひいて、生地を流してじっくりと焼きます。
  4. 焼き色がついたら、ひっくり返して、蓋をして弱火で3分から5分ほど焼きます。
  5. 中までしっかりと火がとおっていれば出来上がりです。

やまいものお団子

<材料>

  • 山芋 適量
  • きなこ 適量

<作り方>

  1. 山芋の皮をむいて、適当な大きさに切り、やわらかくなるまで茹でます。
  2. ザルにあげて、ボウルに移し、しっかりと潰します。
  3. 粗熱が取れたら、丸く成形して、きな粉をまぶしたら出来上がりです。

山芋のおやき

<材料>

  • 山芋 3分の1本
  • 卵 2個
  • 顆粒だし 大さじ1
  • 青のり 少々

<作り方>

  1. 山芋の皮をむいてすりおろしボウルにいれます。
  2. 1に卵とだしをいれて、よく混ぜます。
  3. フライパンに薄く油をひいて、スプーンで生地を落としていきます。
  4. 両面に焼き色がついたら、お皿に盛り付けて、青のりをふりかければ完成です。

魚と山芋のチーズ焼き

<材料>

  • 魚 10g
  • 山芋 30g
  • 絹豆腐 15g
  • とろけるチーズまたはミックスチーズ 10g
  • かつおぶし 少々
  • ねぎ 少々

<作り方>

  1. 魚は茹でてほぐしておきましょう。
  2. 豆腐は水切りをし、ねぎは小口切りに、山芋はすりおろしておきます。
  3. 魚と豆腐、山芋をボウルに入れて、よく混ぜたら、耐熱容器に入れます。
  4. チーズを上に乗せて、オーブントースターで8分ほど焼きます。
  5. 最後にかつおぶしとねぎを乗せたら完成です。

まとめ

赤ちゃんは山芋を加熱すれば、カミカミ期から食べさせることができます。

アレルギーやかぶれなどが気になる人は、少し時期を遅らせて食べさせるご家庭も多いようです。

調理方法も幅広く、おやきやお好み焼きなど、赤ちゃんも食べやすいやわらかさなので、ぜひ離乳食に取り入れてみてくださいね。