母乳とミルクを混合とは?混ぜるする量やメリットとやり方

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赤ちゃんの体重が増えない。

母乳が足りていない気がする。

預ける時にミルクが飲めないと困る。

などなど母乳とミルクの混合にするきっかけは様々です。

でもこれまで完母で育てていた場合「混合にするにはどうしたらいいの?」と悩んでしまうでしょう。

ミルクをあげるタイミングや量など気になることがたくさんあると思います。

混合にする場合、基本的には母乳をあげた後にミルクをあげます。

量は母乳の出方や月齢によって異なります。

また赤ちゃんの授乳間隔は3時間に1回が目安です。

間隔が短いので、完母の場合には預けることも難しいでしょう。

ミルクだと誰でも飲ませてあげられるのでいざという時に助かりますね。

ここでは混合にするメリットについてもまとめました。

母乳とミルクの混合にするにはどうすればいいの?

混合にする方法は「混合にしよう」と思った理由によって少し違ってきます。

理由としては以下のようなことが考えられます。

①赤ちゃんの体重が増えない。
②ミルクも飲めるようにしておきたい。

赤ちゃんの体重が増えない時には、母乳が足りていないことが原因と考えられます。

赤ちゃんを産んだらすぐに自然と母乳が出るようになるわけではありません。

これは私も予想外だったのですが、産後のおっぱいは痛いくらいにカチカチに張るのに母乳はほとんど出ないのです。

母乳は赤ちゃんに乳首を吸わせることで、その刺激が脳内に伝わり、母乳が作られるホルモンが分泌されることで出るようになるそうです。

母乳が出るのは産後2〜3日目からや1週間後など個人差があります。

そのため初めは出なくても、根気よくおっぱいを吸ってもらうことが大切なのです。

おっぱいを吸うのはとても力が入ります。

授乳していたら赤ちゃんの頭が汗ビッショリになっていることもよくありますよね。

それに比べて哺乳瓶で飲むミルクはそれほど力が要らないそうです。

そのため最初にミルクを飲ませてしまうと、その後に力のいるおっぱいは飲みたがらないことがあります。

赤ちゃんの体重が増えない場合や、母乳が足りていなさそうと感じる時には、まず母乳。

その後ミルクというやり方にしましょう。

「母乳は出るけど、ミルクも飲めるようにしておきたい。」というママもいるでしょう。

ミルクも飲めれば、用事がある時に預けることもできますし、休憩したい時にパパに任せることもできます。

私は第1子の時には完母で育てたため、哺乳瓶が使えず困ったことがあります。

預ける予定はなくても念のため哺乳瓶も使えるようにしておくというのは良いことだと思います。

この場合、母乳をあげた後でも、最初からミルクをあげても大丈夫です。

ただ母乳はあげなくても溜まっていくので、授乳の時間には胸はパンパンになってしまうでしょう。

そのままにしておくと張って痛いですし、勝手に流れ出てきて服がビショビショになってしまうこともあります。

搾乳するなどして排出するのをおすすめします。

母乳とミルクの混合の場合、ミルクを足す量は?

母乳は赤ちゃんがどのくらい飲んでいるかわかりません。

長い時間吸わせているからといって飲んでいるとは限らないのです。

そのため、赤ちゃんの体重の増え方を見て母乳が足りているかを推測します。

赤ちゃんは生まれた後少し体重が減ります。

生理的体重減少と言って、ほとんどの新生児に見られます。

これは問題ありません。

赤ちゃんはまだ吸う力が弱くあまりおっぱいを飲めないのに、尿や便を排出することで体重が減ってしまうのです。

厚生労働省 平成22年乳幼児身体発育調査によると、出生時3.00kgだった男児は

1日目2.89kg。
2日目2.84kg
3日目2.84kg
4日目2.88kg
5日目2.90kg

出生時2.94kgだった女児は

1日目2.81kg
2日目2.76kg
3日目2.76kg
4日目2.79kg
5日目2.81kg

男児も女児も生後3日目までは体重が減少し、4日目から増え始めているのがわかります。

このあとは1日あたり25g〜40gずつ増えていくと良いそうです。

生後1か月で約1kg増えていれば順調ということです。

もし、このように体重が増えていなかった場合には、母乳が足りていないということが考えられます。

一回あたりの飲む量は生後2週間までが80ml。2週間から1か月までが100mlです。

母乳の後にミルクを足す場合には30〜40ml飲ませて様子を見てみるとよいでしょう。

赤ちゃんはお腹がいっぱいになると眠ります。

ミルクを飲んでいる途中で寝てしまって哺乳瓶から口を離したら、それまでに飲んだ量で足りているということです。

飲みながら寝ていることもありますが、飲んでいるならそのまま飲ませて大丈夫です。

ただ赤ちゃんは飲みすぎると、その後吐き戻すこともあります。

吐き戻しが多いようならミルクの量を減らすなど調整しましょう。

参考

厚生労働省 平成22年乳幼児身体発育調査

富山市立富山市民病院 乳児の体重の増え方

母乳とミルクの混合にするメリット

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母乳とミルクの混合育児にはメリットがたくさんあります。

私は第1子は完母で育てたため、特に混合にすればよかったと後悔したものです。

以下は私が育児をして感じた母乳育児のメリットです。

①用事がある時に預けられる
②休憩したい時にパパにあげてもらえる
③腹持ちがいいので夜間続けて寝てくれる
④外出する時に助かる
⑤母乳に少ない栄養が含まれる

赤ちゃんが生まれたばかりでも、どうしても出かけなくてはいけないことがある場合があります。

そんなとき、ミルクが飲めないと預けることもできません。

我が子は完母だったため哺乳瓶を拒否して、飲んでくれませんでした。

哺乳瓶が使えないということはストロー飲みができるようになるまで母乳のみです。

母親の負担はかなりのものになります。

また、ミルクは母乳に比べて腹持ちが良いそうです。

そのため、夜だけミルクにしてぐっすり寝てもらうというママ友もいました。

私は完母だったため夜間も2〜3時間おきの授乳が断乳するまで続きました。

夜ぐっすり寝られるならミルクを飲んで欲しいと思ったものです。

外出先ではなかなか母乳をあげづらい場所もあります。

授乳ケープを使っても赤ちゃんが少し大きくなったら手や足でめくったりするため、授乳室がないと恥ずかしいです。

母乳は赤ちゃんの成長に必要な栄養素がたくさん含まれています。

でも母乳には少なくてミルクに多い栄養素というのもあるのです。

それがビタミンKやビタミンDです。私は産院で退院前に助産師さんの生活指導があり、母乳に少ない栄養素があることを知りました。

また、母乳はお母さんが食べた栄養から作られるからバランスの良い食事をするようにとも言われました。

でも実際は退院後の育児に追われる中、毎日バランスの良い食事を作ることなんてできません。

厚生労働省 2幼児小児にも母乳栄養児でのビタミンKやビタミンD不足を指摘しています。

ビタミンKについては退院前と1か月検診時にビタミンKシロップを飲まされたほどです。

ビタミンKが不足すると、出生後数日で起こる新生児メレナ(消化管出血)や、約 1 か月後に起こる突発性乳児ビタミンK欠乏症(頭蓋内出血)になってしまう可能性があるそうです。

またビタミンD不足になると足の骨が変形してしまうビタミンD欠乏性くる病・低カルシウム血症を発症してしまう恐れがあります。

母乳育児だからなるというわけではありません。

しかし母乳には不足しがちな栄養素があるということも事実です。

その分をミルクで補給できるのなら、混合も良いなと思いました。

まとめ

母乳とミルクの混合にする場合には、まず母乳。

それからミルクという順番を守ればOKです。

混合なら母乳にしかない栄養も取れるし、少ない栄養はミルクで補えるためとても良い方法だと思います。

ちなみにですが、私は第2子は生まれる前から混合で育てようと思っていました。

でも乳アレルギーのためミルクが飲めず断念しました。

もし第3子を授かることがあれば次こそは混合で育てたいです。