赤ちゃんの離乳食でバターはいつから使って大丈夫?4つのポイントとおすすめレシピ

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バターは風味やコクをアップさせてくれる、魅力的な調味料です。

お菓子やパンには欠かすことができませんが、普段のおかずにもバターを使っているという家庭も多いのではないでしょうか。

我が家でも炒め物や煮物によく使います。

程よい塩みと甘みが増して、とってもおいしくなるんですよね。

とても便利な調味料ですが、赤ちゃんが生まれて離乳食を食べさせるようになったときに、「赤ちゃんにはいつからバターを食べさせていいのだろう」という疑問がわきました。

  • 赤ちゃんには何歳からバターを与えていい?
  • バターにはこんな効果が!
  • バターを離乳食に取り入れるときの4つのポイント
  • バタープラスで風味アップ♪おすすめレシピ

離乳食を始めると、「どんな食材をいつから与えていいのだろう」とちょっとだけ慎重になってしまいますよね。

特に調味料はなんとなくアバウトになってしまいがち。

ここではバターについて詳しく紹介しますので、離乳食作りの参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんがバターを食べられるようになるのは?

脂質が多く塩分も気になるバターは、「赤ちゃんにはむかないのでは?」と思われがちですが、実はバターは離乳食が進んだ7か月頃の『もぐもぐ期』から問題なく与えることができるようになります。

バターは消化吸収が良いため、比較的早い段階から油脂として離乳食に使えるようになります。

スムーズに離乳食が進めば、離乳食をスタートして1か月くらい経ったころから少量ずつ取り入れることができます。

バターの効果を知りたい!

バターの原料はミルクで、ミルクに含まれている脂肪分が固まったものがバターです。

バター1箱約200gを作るために、ミルクを4リットル以上も使っていることをご存知でしたか?

ミルクの栄養をギュッと凝縮したバターは、栄養価が高いことにも注目されています。

バターに含まれる栄養は次のとおりです。

  • タンパク質
  • 脂質
  • 炭水化物
  • ナトリウム
  • ビタミンA

脂質以外にナトリウムやビタミンAが多く含まれ、消化吸収も良いことから赤ちゃんの離乳食にも向いているとされています。

また、バターには次のような効果・効能が期待できます。

  • 肌や粘膜を健康に保つ
  • 骨や歯を丈夫にする
  • 血液促進
  • 便秘解消や予防

赤ちゃんの離乳食にも上手に取り入れることで、様々な効果が期待できます。

赤ちゃんにバターを与えるときの3つのポイント

料理がおいしくなるだけでなく、健康面でもサポートしてくれるバターですが、赤ちゃんの離乳食にバターを使うときには注意点があります。

  1. 赤ちゃんには無塩バターがおすすめ
  2. 使う量は少量でOK
  3. アレルギーにも気を付けよう
  4. マーガリンはOK?

ここでは3つのポイントに絞って紹介しますので、離乳食作りの参考にしてくださいね。

1.離乳食には無塩バターがマスト!

バターは脂肪分だけでなく塩分もたっぷり含まれています。

商品によって含まれる塩分量は多少の差がありますが、1.5%ほどのものが多いようです。

200gあたりに換算すると3gほどの塩分が含まれることになります。

大人にとっては気にならない程度の塩分量ですが、離乳食期の赤ちゃんには必要のないものです。

離乳食には有塩バターではなく、無塩バターを選ぶといいでしょう。

2.バターは少量が基本

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「バター=脂質」というイメージがあるように、バターには脂質がたっぷり含まれています。

大人でも脂質を多く摂りすぎると高脂血症などの生活習慣病のリスクが高まります。

赤ちゃんの離乳食にバターをプラスするなら、ごく少量にとどめておくことが基本です。

ほんのり風味づけ程度に使うようにしましょう。

3.アレルギーにも注意

バターは乳成分が含まれた食品ですが、バターそのものでアレルギーが出たという症例は少ないといわれています。

バターに含まれる乳タンパクの量が少ないことが理由ですが、バターも乳製品であることは間違いありません。

強い牛乳アレルギーであることがわかっている場合は、バターを食べたあとにもアレルギー症状があらわれることがあるので、慎重に与えるようにしましょう。

赤ちゃんにマーガリンは使っていい?

バターの代わりにマーガリンを代用しているという家庭も多いでしょうが、赤ちゃんにはどうなのでしょう。

我が家でもパンにはバターの代わりにマーガリンを使うことが多く、赤ちゃんに使っていいのか迷うところでした。

詳しく調べてみると、赤ちゃんにマーガリンは不向きとのこと。

マーガリンはバターと違って植物性油脂で、固めるためにトランス脂肪酸を多く含むとされています。

離乳食期にはマーガリンでなくバターを使いましょう!

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でマーガリンはいつから使って大丈夫?トランス脂肪酸による影響と2つの注意点

簡単♪おいしい!バター香るおすすめ離乳食レシピ

ここではバターを使った簡単でおいしい離乳食レシピを2つ紹介します。

手づかみ食べにおすすめ!ニンジングラッセ

細かくカットすれば9か月頃から与えることができますよ。

○材料(赤ちゃん1人分)

ニンジン・・・5cm×1cm角のスティック2本

水・・・大さじ2杯

無塩バター・・・5g

○作り方

1.ニンジンは柔らかくなるまで下ゆでしておきます。

2.小鍋に水を入れて沸騰させます。

3.無塩バターとニンジンを加え、水分がなくなるまで弱火で加熱したら完成です。

ほんのり甘いスイートポテト

マッシュ状のままならもぐもぐ期からOK!

○材料(赤ちゃん1人分)

サツマイモ・・・30g

無塩バター・・・5g

粉ミルクをお湯で溶いたもの・・・小さじ1杯

○作り方

1.サツマイモは厚めに皮を剥き、柔らかくなるまで蒸すかゆでます。

2.サツマイモが熱いうちにしっかりマッシュしましょう。

3.バターと粉ミルクを加えてよく混ぜます。

4.一口大のサツマイモをラップでくるみ、丸めたら完成です。

※サツマイモの水分量によってミルクの量を加減してください。

※月齢の低い赤ちゃんには、ミルクの量を増やして食べやすくしてもOKです。

関連記事⇒赤ちゃんは離乳食でクッキーをいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ

バターを上手に取り入れて離乳食のバリエーションを増やそう

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バターは脂肪分や塩分が気になりますが、無塩バターを取り入れたり使う量を減らしたりすれば、赤ちゃんの離乳食にも問題なく使うことができます。

バターは調味料のひとつとして使うこともできるので、いつものメニューにプラスするだけでもグッと風味を変えられておすすめです。

我が家ではカボチャの煮物や野菜炒めにバターを使うことが多く、いつもの味付けでもバターを入れるだけで全く違うおかずになるので重宝しています。

色々な使い方ができるバターを上手に取りれて、赤ちゃんの離乳食のバリエーションを増やしてみてくださいね。