妊婦はさくらんぼを食べちゃダメ?妊娠中のさくらんぼの影響と3つの注意点

スポンサードリンク

初夏から夏にかけて採取できるさくらんぼ。

この時期になるとさくらんぼ狩りも盛んで、食べ放題・お土産付きのバスツアーもたくさん組まれますね。

甘くて食べやすく、一度食べるとやめられないさくらんぼ。

気づいたら一パックなんてあっという間に食べられちゃいます。

さくらんぼは正式には桜桃という名前の果実です。

佐藤錦や紅秀峰など、ブランド名を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな獲って楽しい、食べて美味しいさくらんぼですが、妊娠中に食べてもよい果実なのでしょうか?

気になるさくらんぼの栄養素や、妊娠中に食べるにあたっての注意点を3項目にまとめてみました。

  • 葉酸やビタミンCを含むさくらんぼは、妊婦さんにオススメの果実!
  • 農薬が多いとされているアメリカンチェリーは妊娠中に食べても大丈夫?
  • さくらんぼを食べ過ぎるとお腹がゆるくなる?

さくらんぼを食べようか迷っている妊婦さんの参考になりますと幸いです。

葉酸やビタミンCを含むさくらんぼは、妊婦さんにオススメの果実!

小粒で食べやすく、ついつい何粒も食べてしまいがちですが、さくらんぼは一粒約5カロリー程と、低カロリーでダイエットにも向いている果実の一つです。

甘くておいしい上にローカロリーで、何かと食の制限がある妊婦さんには嬉しい食べ物ですね。

更に、さくらんぼに特に多く含まれている栄養素は

  • ビタミンC
  • 葉酸

と、どちらも妊婦さんにとって欠かせない栄養となっています。

ビタミンCは妊娠中の色素沈着やシミを予防するなど、美容面でも嬉しい働きがある他、鉄分の吸収を助け、貧血を予防する効果もあり、妊婦さんが積極的に摂っていきたい栄養の一つでもあります。

関連記事⇒葉酸サプリが絶対に必要な3つの理由とたった5つの選び方

また、コラーゲンの生成を助け肌を整える、骨を丈夫にし骨粗鬆症を予防してくれる、免疫力がアップするなどいいこと尽くしです。

葉酸は熱に弱い栄養素でもあるため、生のまま食べる事で栄養が効率よく摂取できます。

特に葉酸は妊娠初期に必要とされる栄養として近年大きく取り上げられており、赤ちゃんの細胞分裂や神経発達に欠かせないものです。

妊婦さんの葉酸摂取推奨量は480μgであり、食品からの摂取が80μg~、サプリからの摂取が400μgとするのが効率的な摂り方です。

葉酸は水溶性ビタミンでもあるので、調理過程で失われがちなのが欠点ですが、さくらんぼのような果実は基本的にそのまま食べる事が多いので、水溶性ビタミンを減らさずに体に取り入れることができるのが嬉しい点です。

また、ミネラルではカリウムを多く含んでいるため、妊婦さんのむくみ防止や高血圧の予防にも繋がります。

こういったことから、さくらんぼを間食や食後のデザートに取り入れるとよいでしょう。

もちろんつわりのような食欲のない時もオススメです。

関連記事⇒リアルタイム妊婦直伝!つわりを乗り切るおすすめ食べ物10選

農薬が多いとされているアメリカンチェリーは妊娠中に食べても大丈夫?

スーパーでよく見かけるアメリカンチェリー。国産に比べて、安価で手に入りやすい上に肉厚で甘いため、好んで食べる方も多いのではないでしょうか?

あの独特な赤色はマホガニーレッドと呼ばれており、ポリフェノールの一種であり、動脈硬化を防ぐ働きをするアントシアニンを多く含んでいる果実でもあります。

日本産のさくらんぼよりも日持ちしやすいという点も特徴的。

また、アメリカンチェリーはカリウムを多く含んでいるため、妊娠中の高血圧やむくみの防止効果も期待できます。

ただ海外産と聞くと、どうしても強い農薬を使っているのではないか?と気にしてしまいますよね。

しかし日本に輸出されるアメリカンチェリーは、特定の農薬使用の禁止や厳しい規定のもと、安全なものが店頭に並んでいますので安心して食べていいものです。

万が一農薬が残っていたとしても殆どが軽い水洗いで流れ落ちるため、残留農薬が心配で念には念を…という方は食べる前に軽く水洗いをすれば心配ないでしょう。

アメリカンチェリーと日本産のさくらんぼとの栄養面での違いは、

  • アメリカンチェリーの方が日本産のさくらんぼより高カロリー
  • 日本のさくらんぼが上回っている栄養素…カロテン、ビタミンC
  • アメリカンチェリーが上回っている栄養素…食物繊維、葉酸、パントテン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン

といった具合です。摂取できる栄養やミネラルを比べ、好みや時期に合わせて、食べたいほうを選ぶと良いですね。

さくらんぼを食べ過ぎるとお腹がゆるくなる?

ついつい何粒も食べたくなってしまうさくらんぼ。

つわりなんて忘れてどこまででも食べられそうになります。

しかし食べ過ぎると下痢や腹痛を引き起こす恐れが。

その原因は、さくらんぼに含まれるソルビトールという糖アルコールが原因です。

ソルビトールはプルーンや梨など、他の果実にもふくまれており、お菓子やシュガーレスガムなどの甘味料として利用されていることも。

通常の摂取量であればソルビトールによる健康被害はありませんし、毒性などもなく安全性は高いものです。

しかし消化吸収されにくい糖分でもある為、食べ過ぎには注意しましょう。

妊婦はさくらんぼ刈りに行っても平気?

スポンサードリンク


さくらんぼを妊娠中に食べること自体に問題はありません。

ですが、妊娠中のさくらんぼ狩りは注意が必要です。

もしさくらんぼ刈りに出かけるとなると、長時間乗り物に乗っていることも想定しなければなりません。

言うまでもなく、あまりに長時間車に乗っていると体に負担がかかります。

参考⇒妊婦はドライブをして大丈夫?妊娠中のドライブ3つの注意点とおすすめアイテム

また、畑や農園には虫も多いため、さくらんぼ狩りに出かける際は、虫よけスプレーを持参したり最低限の注意はしておくべきでしょう。

妊娠中にさくらんぼ狩りに出かけること自体に問題はありませんが、”お腹には赤ちゃんがいる”ということを忘れず無理のない範囲で行動してくださいね。

はしごに上って高い位置に実っているさくらんぼを取るのは控えた方がいいでしょう。

さくらんぼは妊婦さんに嬉しい栄養を豊富に含む果実!

いかがでしたか?
さくらんぼは妊娠中でも安心して食べる事ができるフルーツである事がわかりましたね。

外国産の気になる農薬の問題も、国内に出回っているものに関しては心配ありません。

旬の果物、さくらんぼを妊娠中もおいしくいただきましょう。