妊娠初期の中絶~1人で悩まないで!薬やピル、手術の費用や方法と痛みやリスク

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妊娠を待ち望んで、妊娠をしたという人ばかりではなく思わぬ妊娠で「産まない選択」をする妊婦さんも中にはいらっしゃいます。

その理由は経済的な理由や、子供を産む事で母体へ負担がかかりすぎてしまう事、レイプなどの事件に巻き込まれたなど様々です。

産まないという選択をした妊婦さんが通らなければならないのは、人工妊娠中絶という道です。

  • 人工妊娠中絶ってなに?
  • どのような方法で行うの?費用はどれくらい?
  • 悩んでいる妊婦さんはまずは相談を

今回は人工妊娠中絶についてまとめました。

一人で悩んでいる妊婦さんは是非目を通してくださいね。

人工妊娠中絶について

人工妊娠中絶。耳にした事がある方は多いと思いますが、一体どんなものなのでしょうか?

・中絶って?

中絶とは、簡単に言うと「妊娠をやめること」です。

日本では21週6日までで、母体保護法という法律の要件を満たせば人工妊娠中絶をする事ができます。

法律の要件を抜粋しますと以下の通りです。

  • 妊娠の継続または分娩が、身体的または経済的理由により、母体の健康を著しく害するおそれのあるもの
  • 暴行もしくは脅迫によって、または抵抗もしくは拒絶できない間に、姦淫されて妊娠したもの

基本的に中絶をする際には、本人と配偶者(もしくはパートナー)の同意が必要とされます。

しかし、パートナーがわからない場合などは本人の同意だけで中絶することができるのです。

・中絶をする事で体に負担はあるの?

中絶手術を行うという事は、母親にとっては肉体的にも精神的にも負担があります。

手術をする為に体の中に専用の器具を入れる事もありますので、その際に子宮の壁を傷つけてしまったり子宮や卵管が炎症を起こしてしまう場合も。

その他にも、出血が長く続いたり、中には麻酔中に息が止まるなどの副作用が生じることもあります。

手術は終わっているからと、炎症をそのままに病院への報告をせずに治療をしなかった場合は、その後不妊の原因になってしまう事も。

中絶は女性にとって、様々なリスクを伴います。

中絶を考える方はそれぞれ理由があると思いますが、自分の体への影響もしっかりと理解しておきましょう。

費用や方法

中絶と一言にいっても実際はどのように行うのでしょうか?

また、費用もおさえておきましょう。

・手術と費用

一般的に、11週6日までの妊娠初期には子宮の入り口を柔らかくして専用の器具を入れます。

そして、麻酔がかかっているうちに子宮内の胎児と胎盤を取り出す方法です。

12週以降の妊娠中期になると、人工的に陣痛を起こしてお産をする事が多くなります。

どちらも、人工妊娠中絶は自費診療になりますので高額になりがち。

妊娠初期の中絶であれば10万円~20万円程度、中期は30万円~50万円程度となります。

また、中期になると役所へ死亡証明書を提出する必要があり、その後の火葬などもしなくてはいけません。

それらの費用も発生しますので、更に高額になる事が見込まれます。

一人で考えこまずに相談を

妊娠がわかり、これからどうしようと一人で悩んでしまう女性は少なくはありません。

しかし今の時代は、そんな女性を助けてくれる場所は存在するのです。

・まずはパートナーへ相談を

まずパートナーがいる方は、必ずパートナーへ相談をしましょう。

妊娠をしたのはあなた一人の責任ではありません。

きちんとパートナーへも報告をして、今後の事を話し合う事が大切です。

自分だけで決めつけないで、まずはしっかりと話してみましょう。

・相談する人がいない時は自治体の窓口などを!

パートナーへなかなか相談できず、親や身内などにも話す事ができない・・・。

という方も実は少なくないのです。

そんな時には住んでいる自治体の支援窓口などを利用してみましょう。

電話だけで話を聞いてくれる所もあります。

知らない人に直接会って話を聞いてもらうのは少し敷居が高いように感じる方も電話であれば、自然と本音で話せる事もあるのです。

一人で悩んでいる方は、一度誰かに話してみましょう。

少し気持ちが考え方に変化がでてきますよ。

また、自宅で自分だけで産んで育てよう。と考えている方はやめてください。

自分だけで産むという事はあなた自身の命にも関わりますし、万が一の事があった場合にはあなたが犯罪者になってしまう可能性もあるのです。

経済的な面で悩んで居る方は、今は自治体の補助などもありますし育てられない場合には養子縁組や乳児院など様々な方法があります。

一人だけの知識ではなく、正しい知識を持った人にきちんと相談をしましょう。

まとめ

人工妊娠中絶は、母体に様々な負担がかかります。

中絶を検討している方には様々な悩みがある事は承知ですが、自分の体へかかるリスクや、子供の事を考えてみましょう。

一人で考え込まずに、パートナーを始め家族や支援窓口の方にしっかりと相談をして決断を出すようにしてください。