妊娠中はコーヒーを飲んじゃダメ?妊婦のカフェイン胎児への3つの影響

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「妊娠中はカフェインに気をつけて!」よく言われます。

気をつけてといわれても、何をどう気をつけたらいいのかよくわからないですね。

カフェインといえばコーヒー。

妊婦になると、大好きなコーヒーも飲まないほうがいいのでしょうか?

それとも少しなら飲んでも大丈夫なのでしょうか?

今回はカフェインの代表格コーヒーについて解説していきます。

  • 妊婦がコーヒーを控えたほうがいい理由
  • カフェインが与える胎児への影響
  • 妊婦が1日に飲めるコーヒーは何杯?
  • 妊婦におススメのコーヒーはコレ!

ぜひ参考にしてください。

それでは解説していきます。

■なぜ妊娠中はコーヒーを控えたほうがいいの?

妊娠中、コーヒーは控えたほうがいいとよくいわれます。

なぜ妊婦はコーヒーを控えたほうがいいのでしょう?

▼妊婦がコーヒーを控えたほうがいい理由

・コーヒーにはカフェインが含まれているため

コーヒーに含まれているカフェインにはリラックス効果がありますが大量摂取をすると母体にも胎児にも影響がでてくるので、妊娠中は控えるようにいわれます。

しかし、コーヒーを全く飲んではいけないというわけではありません。

▼コーヒーのメリットとデメリット

妊婦に控えるようにいわれるコーヒーですが、どんなメリットとデメリットがあるのでしょう。

〇コーヒーのメリット

・ダイエット効果

・リラックス効果

〇コーヒーのデメリット

・胃腸障害

・利尿作用

・胎児へ影響

コーヒーのメリットデメリットを見てみると妊婦が気にしなくてはいけない箇所はメリット部分ではなくデメリット部分です。

空腹時にコーヒーを飲むと胃腸障害を起こす場合があります。

またカフェインには利尿作用があります。

コーヒーを飲み過ぎると、トイレにいく回数が増えるので水分が多く失われ、脱水になることも。

コーヒーに含まれるカフェインは胎児への影響があるといわれています。

いったいどんな影響があるのでしょう。

■カフェインが与える胎児への3つの影響

妊婦がカフェインを摂取すると胎児へ影響がでてきます。

カフェインは胎児の胎盤を通過してダイレクトに胎児に届きます。

胎児はカフェインを分解、排出する酵素は持っていません。

つまり、カフェインはそのまま胎児の身体に残ってしまうということになります。

その結果胎児に以下のような影響がでてきます。

  • 発育を阻害する可能性
  • 自然流産、早産または死産の可能性
  • 白血病のリスク

以上3つの影響があります。

詳しく解説していきます。

〇発育を阻害する可能性

カフェインは鉄分の吸収を阻害する働きがあります。

鉄分が不足すると血流が悪くなり、胎児へ酸素や栄養がうまく届かなくなります。

結果、胎児の発育遅延に繋がります。

〇自然流産、早産または死産の可能性

カフェインが胎盤を通過することで血流が悪くなります。

結果、胎児に酸素や栄養がうまく届かなくなり流産や早産、最悪死産になる可能性があります。

〇白血病のリスク

海外の論文の中にカフェインが新生児の白血病のリスクを高めるという記事があります。

・英ブリストル大学研究チーム

コーヒーに含まれるカフェインが胎児細胞中のDNAを変形させる

その結果として白血病のリスクが上昇する。

コーヒー1杯でリスク約20%上昇

コーヒー2杯でリスク約60%上昇

コーヒー4杯でリスク約72%上昇

・英ブリストル大学・Denis-Henshaw教授の言葉

「小児白血病は着実に増加している。環境(電磁波・汚染など)的に要因もあるが、たばこ・アルコール・カフェインは特に気をつけなければいけない。コーヒーを全く飲んではいけないというわけではないが、警告という意味をこめてコーヒーの摂取量の規制が必要」

http://www.ajog.org/

英ブリジストン大学の教授の言葉の中にはコーヒーを全く飲んではいけないというわけではないとあります。日本の厚生労働省での白血病のリスク等についての説明は現在ではありません。

しかし日本のカフェイン1日の最大摂取量は300㎎に対して、英国は1日最大200㎎です。

・リーズ大学・ジャネットケース教授の言葉

「誰もが自分の赤ちゃんのために最高のものを望んでいる。毎日のカフェイン摂取量を制限することは、あなたの赤ちゃんが人生で最高のスタートを保つことを保障する一つの方法です」

http://webarchive.nationalarchives.gov.uk/20120403152025/http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2008/nov/caffeinenov08

日本よりも英国はカフェイン最大摂取量も少なく、コーヒーはあまり飲まないほうがいいという見解のようです。

■妊婦が1日に飲めるコーヒーは何杯?

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妊婦は1日の飲んでもいいコーヒーっていったい何杯くらいでしょう。

▼世界保健機関(WHO)

〇妊婦が1日に可能なカフェイン摂取量は?

・カフェイン1日最大300㎎

・コーヒーカップだと3~4杯まで

・マグカップだと2杯まで

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

▼厚生労働省

妊婦のカフェインの過剰摂取のQ&A形式で載せています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

▼農林水産省

妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合、胎児の発育を阻害(低体重)する可能性が報告されているといっています。

http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html

以上のことからコーヒーを大量に飲むことは注意喚起をしていますが、完全に諦める必要もないということのようです。

なんだか、本当のところはどうなのかと思ってしまいますが胎児のためには、リスクはなるべく少なくしたいですね。

そこで、妊婦におススメのコーヒーを集めてみました。

■妊婦におススメのコーヒーはコレ!

コーヒーが飲みたい妊婦におススメのカフェインレスのコーヒーをご紹介します。

▼カフェインレスコーヒーを飲もう

1.たんぽぽコーヒー

2.カフェインレスコーヒー(デカフェ)

〇たんぽぽコーヒー

たんぽぽ茶はコーヒーの豆の替わりにたんぽぽの根を使用して作ったものです。

妊娠中のかたにひろく愛され続けているコーヒーです。

〇カフェインレスコーヒー(デカフェ)

デカフェとはコーヒーのカフェインを限りなく0にしているコーヒーです。

カフェインレスとしていますが、100%ノンカフェインではありません。

しかし、通常のコーヒーよりもカフェインは各段少ない量です。

スタバや円山珈琲、小川珈琲、無印良品などに置いてあります。

また、インスタントコーヒーにもカフェインレスコーヒーはあるので探してみましょう。

簡単に見つけることができますよ。

妊婦にとってリスクは少しでも減らしたいですね。

どうしてもコーヒーが飲みたくなったら、カフェインレスのコーヒーも販売されています。

気になるかたは、カフェインレスコーヒー(デカフェ)にしましょう。

■まとめ

妊娠中のコーヒーはなるべく控えるように言われるのは、カフェインが含まれているからです。

カフェインは胎児に以下の影響を及ぼします。

・発育を阻害する可能性

・自然流産、早産または死産の可能性

・白血病のリスク

母親なら妊娠中のリスクは極力減らしておきたいですね。

どうしてもコーヒーを飲みたくなったら、カフェインレスコーヒーにしたり、妊婦に人気があるたんぽぽ茶にするのがいいですね。

また妊娠中はコーヒーに限らず、カフェインが含まれている飲み物は胎児の成長のためにも極力控えるようにしましょう。