男性不妊5つの治療法~原因や割合から改善方法・費用まで全まとめ

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不妊の原因は男性と女性、平等にあると言うことが分かっても、なかなか男性側としては動きにくいもの。

特に男性側に不妊の原因があったとしても、仕事は忙しいし、なんとなく産婦人科には行きにくくて、ついつい先延ばしになってしまいますよね。

しかし、男性のみなさん!

そんなことをしていても妊娠はできません。

今回はそんな、男性の不妊にスポットライトを当てて行きましょう。

男性不妊って何?不妊の原因は女性だけじゃないって本当?

不妊の原因が女性だけにあるなんて、今は昔の話。

ここ数年で、不妊の原因は女性だけでなく男性にもあると言うことが分かってきました。

妊娠できないからとパートナーばかりが不妊治療や妊活を頑張っても、意味がないんですね。

というわけでここでは、男性の不妊とはどんなものなのか、知識を深めていきましょう。

そもそも不妊ってどんな状態なの?

では、不妊について見ていきましょう。

不妊には定義というものがあります。

定義というと、なんとなく堅苦しいような印象を持ちますが、そんなにピッチリ決まっているものではありません。

不妊とは、健康な男女が定期的に避妊せずセックスを続けても、1年以上妊娠しない状態をいいます。

ここでポイントなのは、お互い健康であるということ。

男女どちらかに妊娠するための臓器などの手術をしていたり、元々持病があったりすると、これには当てはまりません。

また、年齢も大きく係わってきます。

例えばお互いが50歳に近い妊娠界で言う超高齢だった場合なども話しは別です。

つまり、あなたとあなたのパートナーの体に何も異常が見られず、年齢も30代くらいまでで1年ほど頑張っても妊娠しないのであれば、不妊を疑ってもいいと言えます。

女性の不妊と男性の不妊の比率ってどのぐらいなの?

では、上記で書いた不妊の原因が男性側にもあると申し上げた点についてです。

男性側の原因は、女性側の現任よりも後に見つかったんだし、そんなにないんじゃないの?なんて思っていませんか。

不妊の原因を男女別で見てみると驚きの結果が出てきます。

実は、女性だけに原因があるのは41%ほど。

そして、男性だけに原因があるのは24%と言われています。

ここまで見ると、やっぱり女性の方が比率が高いじゃないかって思われますよね。

しかし、ここからが本番。

さらに男女共に原因があるとされるのは24%。

こうなると、男性に原因があるされるのは48%となります。

いかがですか?

つまり、不妊の原因の半数以上は男性側に何かしらの原因があるわけですね。

ちなみの残りの11%は原因不明とされています。

男性の不妊ってどんなものがあるの?

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では、ここからは男性不妊の種類について勉強していきましょう。

実は、男性不妊には先天性と後天性の2つのものがあります。

なんだか不思議ですよね。

先天性の男性不妊には、遺伝的要因や、発育段階で受けた影響などが考えられており、性機能不全になることが原因で起こります。

後天性の男性不妊は、日常生活に関係してくるものがほとんどです。

例えば、ストレスやアルコール、喫煙などといった現代社会を表しているかのような原因だったり、食生活の欧米化に伴う肥満や糖尿病なども、不妊の原因として挙げられます。

また、何らかの病気や薬の影響、精巣の損傷や性機能障害、精子の生成や射精トラブルなども不妊の原因になって来るんです。

そして、男性不妊の原因の約9割が、上記に書いた造精機能障害です。

精子を作る機能自体に問題があるんですね。

この造精機能障害には下記のようなものがあります。

無精子症

造精機能障害の中で1番重くて厄介な症状と言われています。

精液中に精子が一匹もいないのです。

しかし、それでも精巣や精巣上体に精子がいてくれれば、顕微授精などの不妊治療で妊娠することも可能です。

乏精子症

上記の無精子症とは違い、精液の中に精子がちょっとはいる状態。

それでもその数がとても少ないという症状です。

精子の数が婦人科の定める基準を下回る数が少しでしたら、タイミング法を行うところが多いのですが、これがものすごく少ない場合は人工授精や体外受精、顕微授精などの治療を行っていきます。

精子無力症

精子はいるし、その数も正常だけれど、製造された精子の運動率が悪い状態のことを言います。

精子の状態にもよりますが、大体は人工授精や顕微授精などの不妊治療を行ないます。

精索静脈瘤

陰嚢内の温度が上がり、精巣の発育を邪魔してしまいます。

それにより精子形成に悪影響を与えてしまいます。

閉塞性無精子症

精子の通り道が何らかの影響で塞がってしまう状態。

そのため、精子が運ばれずに、精液のなかに精子いないのです。

先天性精管欠損

生まれつき精管がない状態です。

ですので、精子は精巣内にはいますが、出てくることができません。

膿精液症

前立腺や精嚢などが炎症してしまい、精液中に白血球が増え、精子の運動率を下げてしまっている症状です。

無精液症

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精子が作れない症状。

逆行性射精

精子が通常のルートである尿道を通らずに、膀胱に逆行してしまう症状。

勃起不全(ED)

夫婦生活で勃起がちゃんとできなかったり、十分な勃起が維持できない状態。

膣内射精障害

膣内での射精が難しい状態。

男性不妊だった場合、産婦人科ではどんなことをするの?

もしも自分が男性不妊だったら・・・

そう考えると不安でいっぱいになりますよね。

しかし、本当に子供が欲しいのならば不安になっている暇はありません。

厳しいことを言うようですが、不妊治療は早ければ早い方がいいのです。

ここでは、実際に産婦人科で行われている検査法や治療法について見ていきましょう。

男性不妊の検査ってどんなことをするの?

では、まずはあなたの不妊の原因を解明する検査についてです。

精液検査

精液の中にいる精子の数や、その運動量を調べる検査です。

染色体検査

採血して、そこから染色体に異常がないか調べます。

ホルモン検査

精巣がきちんと機能しているか調べます。

抗精子抗体

精子に対する抗体が血液の中にあるかどうか調べます。

Y染色体検査

男性の染色体でも必要不可欠なY染色体について調べます。

Y染色体の遺伝的欠失について詳しく調べます。

AMH

男性不妊に関係する生殖細胞と関係しているホルモンについて調べます。

感染症管理

あなたの血液や精液を取り扱うために、感染症の検査をします。

HTLV

ヒト成人T細胞白血病の原因になるウイルスについて検査していきます。

男性不妊の治療法ってどんなものがあるの?

上記では、男性不妊の検査について見てきました。

ここでは、いざあなたが男性不妊だった場合の病院で行う治療について見ていきましょう。

上記の精液検査の結果、射出精液中に精子が存在しない場合には無精子症となります。

そのうち無精子症は閉塞性無精子症と非閉塞性無精子症に分けられ、それぞれ治療法が変わってきます。

閉塞性無精子症

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精巣で精子を作る力はあっても、精路が何らかの原因により詰まり、射出精液中に精子がない状態のときに治療を行います。

この場合、精巣で精子が作られているので、精子がないわけではありません。

ですので、精巣の精細管や精路から精子回収術で、精子を採取します。

この症状の原因としては、両側精巣上体炎や小児期両側鼡径ヘルニア術後、精管切断術後(パイプカット)等が挙げられます。

また、原因不明の精路閉塞症や先天性両側精管欠損症などの原因も考えられます。

非閉塞性無精子症

精巣で精子をつくる機能が低下し、射出された中に精子がない状態を非閉塞性無精子症といいますが、射出精液中にはいなくても、精巣内の精細管の中には精子がいる場合があります。

その時は、精子を回収できる場合があるので、こちらも治療を行っていきます。

これの原因は、クラインフェルター症候群などの染色体異常症や脳下垂体・視床下部の障害による性腺刺激ホルモンの低下、そしておたふくかぜによる精巣炎が考えられます。

産婦人科には行きにくいんだけど、男性専用のところってないの?

男性不妊でも産婦人科に行かなきゃいけないの?

産婦人科って女性ばかりで自分1人じゃ行きにくいんだけど・・・って思いますよね。

男性不妊で悩んでいる男性は年々多くなってきています。

しかし、男性不妊という言葉がまだ世に浸透してから日が浅いせいか、男性不妊外来を専門で行っている病院が少なかったり、男性不妊外来を専門で行っている医師があまりいないのです。

産婦人科より泌尿器科の方が行きやすいという人が多いと思います。

確かに、泌尿器科でも中には男性不妊を行っているところがあります。

しかし、全ての泌尿器科で男性不妊を行っているわけではないのが現状です。

そうなってくると、男性でも産婦人科に行かざるをえません。

もしもあなたが産婦人科に行く場合は、病院によっては女性限定の病院もあったりするので、事前に確認したり、パートナーと一緒に受診するようにしましょう。

男性不妊でいざ産婦人科へ!診療内容とかかるお金、もらえるお金

産婦人科を受診すると事を決めた男性諸君、とっても素敵です。

ここでは男性が産婦人科に行った際の診察内容やお金、自分で出来る男性妊活について見ていきましょう。

男性不妊の診察って一体何をするの?

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ドキドキしながら産婦人科の門を叩いたあなた。

一体どんなことをされるのか不安ですよね。

どんな診療をするかというと、まず内科の一般的な診療と同じように問診を行います。

また、その時出来るのであれば、不妊の検査も行います。

ほんの数年前までは、女性が受診してから男性が受診する、という流れが多かったのですが、最近ではご夫婦で受診される事も増えてきました。

男性の不妊症に対する理解が高くなってきた証拠ですね。

また、不妊症の原因の1つに一概に男性側の原因とは言えませんが、セックスレスがあります。

セックスレスは1カ月以上夫婦の間で夫婦生活がない状態を言います。

そしてこのセックスレスの夫婦は年々増えてきているんです。

男性が不妊の場合でも、申請すればお金は降りるの?

不妊治療というのは保険が適用される部分もあるのですが、体外受精などその治療の難易度が上がると保険が適用されなくなってきます。

それでいて治療費は1回につき数万円から十数万円もかかる場合があります。

1回で妊娠できればいいのですが、これを何回も繰り返さなければいけなくなると、お金がすぐになくなってしまいます。

そんな時に使ってほしいのが、不妊治療の助成金の存在です。

これは、男性側でも女性側でも不妊の原因があり、不妊治療を行い、各所に申請さえすれば受け取ることが出来るお金です。

今の法律の助成対象は、体外受精を行わないと妊娠が難しい夫婦になります。

現在、不妊治療助成の上限額は1回につき15万円までとされていて、これを最大6回まで受け取ることが出来ます。

しかし、女性に不妊の原因があった場合は、年齢が高くなると妊娠・出産に伴うリスクが大きくなることなどから、42歳までの制限を付けられましたが、男性側にはこの年齢制限がありませんので、治療を受けた時には必ず申請しましょう。

男性不妊の場合、自分で出来る改善法ってないの?

産婦人科での治療が始まったとはいえ、普段の生活で何もしないのはとってももったいないことです。

どうせ産婦人科で治療をしているのであれば、より妊娠しやすい状態に持っていくために、自分のできることもやって行きましょう。

実は、精巣は33度に保たれていて、精子は高温にとっても弱いんです。

ですから、熱~いお風呂に入るのが習慣になっている、なんて人は精子にとっては地獄です。

サウナなんかも同様。

元気な精子を作るためには、体を必要以上に温めるのは十分注意しましょう。

また、肥満だと正常な精子の数や精液の量が少なくなるという研究結果も出ています。

女性同様男性も、バランスのよい食事と適度な運動を心がけましょう。

更に気をつけていただきたいのがアルコールとタバコ。

大量の飲酒をすると質のよい睡眠がとれなくなることが分かっています。

それに、喫煙は百害あって一利なし。

血流を悪くしたり、体を酸素不足にしたりするので、控えていただきたいところです。

この、精子の状態をよくする習慣としては、他にも

  • きつい下着、きついジーンズや股間が窮屈になる服装は血行が悪くなるのでやめる|
  • 携帯電話は熱くなるので、ズボンのポケットに入れない
  • ノートパソコンも熱くなるので、ひざにおいて操作しない
  • マスターベーション、あるいはSEXを習慣にする
  • 睾丸を1日1回は揉むことにより、精子を作る環境を良くする

などがあります。

また、医学的な問題がない場合の造精機能が低下する原因は、精巣の血流低下と男性ホルモンの分泌低下が考えられます。

日ごろの運動不足や、逆に仕事による過労が原因として挙げられます。

適度な運動や、筋力トレーニングがおすすめです。

特に下半身の筋トレはとっても大事。

1日50回ほどのスクワットから始めてみましょう。

また、下半身の筋力アップと同時に、質の良い睡眠を取ることもとっても大切。

成長ホルモンが出ると言われる夜の10時から2時までの間に眠れるといいですね。

さらに、ビタミンB12、ビタミンEは血流改善によいので出来るだけ摂取するといいでしょう。

精子に良い食べ物として、摂取していただきたい栄養素はずばりタンパク質です。

このたんぱく質は、筋肉や血液など、体を作るのに欠かせない栄養素です。

実は、精子もこのたんぱく質からつくられていますので、とるべきなのはご理解いただけますね。

赤身の多い肉や魚、 卵、大豆製品などを積極的に摂取しましょう。

また、

  • カルシウム
  • 亜鉛
  • セレン

なども 精力アップに欠かせない栄養素として、とても有名です。

カキや小魚、海藻類、乳製品、大豆製品、赤身の牛肉などを摂取できるといいですね。

更にここに、ビタミンCを多く含み、強い抗酸化作用があるジャガイモ、抗酸化作用のあるビタミンC・Aが豊富なパプリカなども効果的です。

魚介類なら、タンパク質や亜鉛、抗酸化作用のあるビタミンEが豊富なたこや、抗酸化作用のあるセレンが多く、善玉コレステロールをふやし、中性脂肪を減らすDHAやEPAも豊富なイワシ、上記に書いた精子に必要な亜鉛を多く含むかきもいいですね。

手軽に摂取できるものなら、ビタミンEのほか、ビタミンB1・B6、亜鉛を含む、くるみや、骨や細胞、ホルモンの生成にかかわる乳製品、赤身の多い肉、魚、卵、納豆、海藻類、牛乳、トマト、にんじん、キウイ、グレープフルーツ、オクラなども、積極的に摂りたいですね。

まとめ

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いかがでしたか。

男性の不妊の原因は、今や不妊の原因の半数以上に上り、男性も積極的に産婦人科に通う時代になりました。

男性不妊の原因や治療のおかげで、妊娠できる確率もあがります。

まだまだ男性不妊専門の病院は少ないですが、勇気を持って産婦人科に通い、女性と一緒に妊活に取り組んでいただきたいです。

また、産婦人科に通う以外にも、自分で出来る妊活は沢山あります。

生活習慣や食生活の改善などで、自身の精子を元気にしちゃいましょう。