夫婦仲が悪いと子供への影響がある?子どもへの3つの悪影響と対策

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夫婦仲が悪い人は、私たちが思っている以上にいるのかもしれません。

私は友人や知人が多いほうではないのですが、1割~2割の確率で夫婦仲が悪く、顔を合わせても話をもしないと言っています。

実際、その知人の夫婦は一緒に行動していても話をしているところを一切見たことがありません。

誰もが『仲が悪い』と感じてしまうほどあからさまの不仲です。

その夫婦の子供たちは、小さいながらも工夫して両親とコミュニケーションをとっていますが、一時期とても情緒不安定なころがありました。

今は落ち着いていますが、いまだにその夫婦は仲が悪いままです。

夫婦が不仲の場合、子供にさまざまな悪影響をもたらします。

できることなら家族仲良く過ごしたいものです。

この記事では不仲になってしまう原因を紹介するとともに、子供にどんな悪影響を与えるのか、対処策などもお伝えします。

ポイントは3つです。

・夫婦仲が悪くなる6つの原因
・夫婦仲が悪いことで起こる子供への3つの影響
・夫婦仲を良くするための3つの方法

この記事を読むことが家庭円満の近道になる?

ぜひ、参考にしてくださいね。

夫婦仲が悪くなる6つ原因

①お金でのトラブル

結婚して家族が増えれば、独身時代よりもそれだけ出費も増えていきます。

計画を立ててお金を使わなければすぐに生活が苦しくなりますが、節約の日々が長期的に続けば心が荒み、ちょっとしたことで夫婦喧嘩をするようになってしまうことも。

また、借金や極度の浪費癖があるなども、後々夫婦仲を悪くする可能性があります。

お金の使い方や価値観は、生涯ほとんど変わらない人もいれば、環境の変化で変わる人もいます。

お金の切れ目は縁の切れ目という言葉があるように、金銭問題は一番のトラブル原因です。

いかにそのときの生活水準にあったお金の使い方をするのが、夫婦仲に亀裂を生まない対策といえるでしょう。

夫婦で常に話し合いお互いに収入を把握して、生活費、お小遣い、医療費、ローン、貯蓄等、分別をしてみましょう。

家計は一人で抱えるのではなく、夫婦二人で頑張るようにしてみてください。

「面倒だ」とか「なんとかなる」と、お金の管理をパートナーに任せきりになっていた場合、出費で困ったことが起きた時、互いへのストレスや不安が原因で最悪は離婚に繋がりかねません。

②相手を理解せずにプライドを傷つけてしまう

例えば専業主婦の妻を、「自分が稼いでいるんだから文句を言うな」という態度で見下して心を傷つける夫や、夫に給料が少ないと文句を言い、責めたてて男のプライドを傷つけてしまう妻など……。

言葉や態度で一方を傷つけることで、亀裂が生まれていきます。

専業主婦やパート妻を軽んじる夫が多くいるようですが、家事は仕事として給料にすると20万以上の金額になります。

全て妻が家事を行っていれば、夫よりも稼いでいる計算になるかもしれないのです。

給料が少ないのは夫の能力の所為ではなく、会社や上司の方針や責任なことも少なくありません。

それなのに毎度責め立てられるといい気はしませんよね。

愚痴を相手に言って解決するなら良いですが、大半の場合は悪循環になるだけです。

家事や育児の大変さ、仕事での緊張や疲労等、お互いの環境を理解し労い感謝をし、プライドを尊重しないと、夫婦間に必ずといっていいほど溝が出来てしまいます。

相手を理解しようとせず思いやる気持ちを持たなければ、お互いが心身共に疲れて愛情も冷めてしまうことになるでしょう。

③会話が少ない

言葉にしなくてもパートナーは自分のことを分かってくれているはずと思い、気持ちを口にしないことは自分勝手です。

はっきり言葉として相手に言わなければ、絶対に伝わりません。

相手に誤解や不安な思いをさせるだけです。

一昔前までは男は威厳があり寡黙なほうがいいなど言われていたことがありましたが、今は女性が耐え忍ぶ時代ではありません。

家事も子育ても夫婦で協力し合い、話し合うことで円満な家庭を築くことができるのです。

相手の話に興味が持てなかったり、面白くないと思っても、1度は最後まで聞いてあげましょう。

聞いた上で、自分の素直な意見や考えを相手に伝えて、相互理解を深めれば、会話が少なくなることはまずありません。

夫婦に会話が少ない期間が長く続くと、相手が何を考えているのか何をしているのか分からないので不安や疑心暗鬼になり、不倫を疑ったり興味がなくなったりと夫婦仲も冷え切ってしまうでしょう。

④子育てに非協力的

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子育ては身体的にも精神的にも重労働です。

今は共働きの夫婦が増えていて家事や育児をうまく分担している家庭も多いです。

しかし、そうでない場合は、夜泣きで睡眠不足になったり、子供がぐずればあやしながら家事を行わなければならなかったりと、片方にだけ不安やストレスが日々溜まっていってしまいます。

子供が大きくなれば教育や習い事で、周囲との煩雑な人間関係も増えていくでしょう。

パートナーが側にいるのに、一人で子育てをするような環境になれば、精神的に追い込まれて育児ノイローゼになってしまう危険性があります。

夫婦喧嘩が絶えない原因にもなるでしょう。

「忙しい」「疲れている」「面倒くさい」はお互い様です。

ゴミ出しや風呂洗い、半日子供の面倒を見るなど、1日にひとつでも出来るところから家事の協力や育児参加をすれば、自然と一緒に子育てをしていくことになり、夫婦仲を悪くすることはなくなるはずです。

⑤浮気や不貞

SNSが発達している現代は、周囲が総探偵化しています。

パートナーに分からなければ浮気や不貞をしてもいいだろうという考えの人もいるかもしれません。

ですが今は、携帯が無い昔と違いすぐにSNSから疑われてバレてしまうことはかなりあるのです。

浮気や不貞を相手が気づけば喧嘩が増え、二人でいる居心地の悪さで生活がぎくしゃくしたまま、夫婦仲に亀裂が入ってしまうことになります。

また、時間が経っているのにいつまでも浮気のことを言われてうんざりしてしまい、喧嘩になってしまうこともあるかもしれません。

パートナーの気持ちを考えず、自分勝手に異性と二人きりで食事をしたり出かけたりしていれば、たとえ一線を越えなくても、その軽はずみな行動で離婚に発展してしまう原因になりえることもあるのです。

⑥お互いの親との関係性が悪い

お互いの親は切り離せない存在です。

夫婦喧嘩が悪化する原因の一つに、相手の親を悪く言うことがあります。

好きならば当然のこと、自分が親を嫌っていたとしても周囲や自分の家族に親を悪く言われるのは、自分が言われているようで悲しくて辛くなります。

喧嘩で感情的になると、日頃のちょっとしたお互いの親への不満でも強く口に出てしまうものです。

双方の親と良好な関係が築けないと、夫婦の喧嘩が絶えなくなることも多くなります。

良好な関係を築くための努力や話し合いをすることが必要です。

夫婦仲が悪いことで起こる子供への3つの影響

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①情緒不安定な子になる

夫婦にとって些細な喧嘩であったとしてもそばで見て聞いている子供にとっては強いストレスを感じることになります。

長期的に親の不仲や喧嘩が続けば、常に緊張や不安、恐怖感が襲うことになるのです。

人生経験の少ない子供は、感情のコントロールがうまくできません。

そこにストレスや恐怖を感じれば、突然泣いたり怒ったり、逆に表情が無くなったりと感情の起伏が激しく情緒不安定な状態になってしまいます。

『すぐ怒る子』『すぐ泣く弱い子』などは夫婦仲が良くなく情緒不安定気味の可能性があるかもしれません。

将来、両親の怒鳴る声や怖い顔が、大きな心の傷やトラウマになり、最悪は心の病気になってしまうことも少なくないのです。

②悪戯や意地悪をする子や非行や暴力に走る子になる

子供は親をよく見ています。

影響も受けやすい為、親の悪い言葉づかいをそのとおり真似して、周りをびっくりさせることもあるでしょう。

また親の仲が悪ければ、周りに悪戯や意地悪をするようになることがあります。

親の喧嘩や罵り合い、会話がなく冷たく息苦しい空気。

それを見て感じている子供は堪らなく苦痛であり、その気持ちを発散したくて感情を抑えきれなくなると周りの人たちに暴力的になる=当たりたくなってしまうのです。

身体が大きくなっていけば力も強くなり、悪戯や意地悪という度を越えて暴力や非行に走ることになる可能性もあります。

他人とコミュニケーションがうまく取れず、周りから孤立していきどんどん『悪事』に手を染めていくことになりかねません。

③子供もパートナーと不仲になる

子供のころ親が不仲の場合、そうでない家庭で育った子供と比較して、大人になったとき親と同じ末路を辿ることが多い傾向にあります。

頭では分かっていても自分が育った環境の影響を受けやすい為、無意識に男女関係の『お手本』である不仲な親と似た態度をパートナーに取ってしまい、結果険悪になってしまうというパターンです。

一方で、反面教師として親の不仲だった影響に負けないで、幸せな家庭を築く人もいます。

どちらの結果になるかは、将来大人になった時、その子の心持ち次第で変わります。

夫婦仲を良くするための3つの方法

①『ありがとう』は魔法のことば

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感謝を口にするのを身近な人には疎かにしていないでしょうか。

「恥ずかしい」「分かっているから大丈夫」と思いがちかもしれません。

でも、身近な人だからこそ、なにかしてもらったら些細なことでも、嬉しかったり助かったりしたら「ありがとう」と言葉にするようにしましょう。

パートナーの仕事や家事の大変さを「いつもありがとう」と労うのも、相手にとっては「これからも頑張るぞ」という励みになり、嬉しく前向きな気持ちになります。

お互いに何も言われないと、やっていることが当たり前だと思われていると感じてしまいます。相手を思いやることが出来なくなるのです。

心からの「ありがとう」を伝えれば、お互いの関係を良好にする魔法のことばになります。

私も一時期夫婦仲が悪くなったことがあったのですが、これを実践したら格段に良くなりました。

言葉は大事です。

感謝を口にすることされることで、たまっていた不平や不満の気持ちがすっと消えていきます。

最初は照れ臭いかもしれません。でも一度言ってみると、何度も口にできるようになります。

相手の照れ臭そうなでも嬉しそうな顔を見れたりして、愛情を再確認するきっかけにもなるかもしれませんよ。

②一人の時間をお互いにつくる

いくら愛し合って結婚したからといっても、ずっと一緒にいるとお互いを飽きてしまったり、些細なことでも喧嘩になってしまう原因のひとつになります。

たまにはそれぞれの趣味や習い事で時間を使うことが、夫婦ともどもいい気分転換になります。

また自分にとっての新しい発見があるかもしれません。

お互いに少し離れて過ごしたら、相手の事を「いまなにしてるかな」と思い出したり、美味しいものを食べたり、綺麗な景色や楽しい体験をすれば「今度はパートナーと一緒に来たいな」など考えたりします。

別々の時間は自分を見つめ直すだけでなく、相手を大切に思う気持ちも再確認できる大切な時間です。

③二人の時間を大事にする

一人になる時間も大事ですが、二人でいる時間は更に大事です。

テレビの話題や些細な事、今日のお互いの出来事、子供のこと、将来の事、ほんの少しの時間でも、なるべく毎日一緒に話す時間を持ってください。

夫婦喧嘩の要因として、将来への不安や相手の考えていることが分からないという感情が引き金になってしまうことがあります。

お互いに話し合うことで、不安を解消するとともに、将来の目標を二人で立ててみるといいでしょう。

目標のポイントはこれなら達成できるというものにしてください。

ひとつの目標を達成できたら、また次の目標といった感じで、自然と協力し合える仲になり、喧嘩も少なくなるはずです。

お互いを思いやる心が大切です。

一度壊れた関係は、修復するのが難しいです。

それは夫婦だけではなく、両親や親せき、子供や友人、上司や同僚……人間関係すべてにあてはまります。

がみがみイライラしあっているより、仲良く笑顔で過ごしたいと誰もが望んでいるはずです。

それを実現できるのは、どちらか一方が愛情を示すのではなく、お互いがお互いを思いやり、優しさを示すことが大切。

不平不満が募る前に、まずは話をしましょう。

それでも解決できなければ、違う方法を見出して実践してみる。

夫婦仲を円満に維持できる工夫と努力をお互いいつまでも忘れずにいてくださいね。