妊娠初期の不正出血!続くのはいつからいつまで?原因と対策7ポイント

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妊娠中に不正出血があると不安でたまらなくなりますよね。

特に妊娠初期は、流産してしまわないか、病院に行った方がよいのかなど、心配な気持ちは一層強いです。

『妊娠初期の不正出血は続くのはいつからいつまで?』

『妊娠中の不正出血の原因と対策が知りたい!』

その他にも妊娠中は気になることがつきませんよね。

この記事では、妊娠初期の不正出血について7つのポイントで解説します。

  • 妊娠初期の出血と主な原因
  • 妊娠初期の体の変化
  • 妊娠中の不正出血の色々
  • 妊娠中の出血と対処法

妊娠中の出血にびっくりしてどうすればいいのかわからずにいた末に、この記事にたどり着いた方への良いアドバイスになれば幸いです。

それではひとつずつ、疑問を解決していきましょう!

妊娠初期の体の変化

妊娠初期は、妊娠期間の中でも最も体が変わる時期です。

外見は、あまり変化がないように見えても、体内が劇的に変化しています。

なぜなら、次に挙げるものが形成されたり、増加したり、拡張したりするからです。

  • 胎盤
  • 羊水
  • 子宮
  • 乳房
  • 血液
  • 皮下脂肪
  • 骨盤

お腹の赤ちゃんの成長と共に体の変化は著しくなります。

たとえば羊水や胎盤は、最終的には1㎏もの大きさになります。

子宮もみぞおちの方まで拡張し、もともとある臓器を圧迫します。

その過程で、

  • つわり
  • 頭痛
  • 体重増加、減少
  • 血行不良
  • 眠気
  • 不正出血

などのトラブルが起こってしまうのです。

心配のないものもありますが、中には病気やおしるしである場合もあります。

妊娠初期の出血は着床出血?

初期の不正出血は、心配になりますが、大きなトラブルでないこともあります。

そのひとつが着床出血です。

多くの人は月経の遅れで妊娠に気づきますが、この着床出血でいつもとの違いを感じ、産婦人科にかかるという人もいます。

着床出血を知るために、まずは着床の仕組みをみてみましょう。

  1. 受精卵が厚くなった子宮内膜に到達する。
  2. 子宮内膜にもぐりこむ。
  3. 受精卵が根をおろし、胎盤の形成を始める。
  4. 着床すれば、妊娠が成立する。

2の受精卵が内膜にもぐりこむ段階で、微量の出血が起こり、それが体外に「出血」という形で表れることがあります。

これは、誰にでも起こるわけではなく、一部の妊娠判定をした人が、時期をさかのぼるとこのタイミングで出血があったというものです。

時期としては、生理予定日の1週間ほど前になります。

妊娠判定前に、不正出血を経験して不安になった方は、出血があった前後のことを振り返ってみましょう。

関連記事⇒着床出血はいつからいつまで?生理との違いや症状、検査薬で陽性反応が出る時期

妊娠初期の出血の原因は?

初期の出血の原因は、着床出血だけではありません。

他にも様々な考えられる原因があります。

切迫流産

下腹部に鈍痛(にぶい痛み)をともないます。

前置胎盤

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胎盤の位置が低く、子宮の出口にかかってしまうことです。

痛みがなくても出血する場合があります。

子宮外妊娠

その名の通り、子宮以外の場所に受精卵が着床してしまうことです。

異所性妊娠とも言います。

この状態だと残念ながら妊娠の継続はのぞめません。

頸管無力症

頸管(けいかん)とは、赤ちゃんが通ってでてくる筒状の部分です。

それが開いて、流産や早産になることを頸管無力症と言います。

他にも、進行流産や子宮頸がんなどが原因として挙げられます。

当たり前ですが、どれも自己判断することはできません。

不正出血があった場合は、妊娠が確定する前であっても、早めに医療機関に受診しましょう。

妊娠中期以降も出血がある?

妊娠期間中は、時期を問わず出血を経験することがあります。

原因を知っておくだけで慌てずに対処できるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

切迫早産

名前自体を聞いたことがあるという人は多いでしょう。

切迫早産とは子宮が収縮したり、子宮頸管が開きかけて、早産になりかかっている状態をいいます。

出血を伴うことがあり、症状が強いときは入院も必要になります。

前期破水

陣痛が起こっていないのに、羊水が流れ出すことです。

子宮内感染の危険性があるので、たとえ出血がなくても直ちに病院に行くようにしましょう。

常位胎盤早期剥離

胎盤がはがれてしまうことです。

主な症状は、出血、腹痛、胎動を感じにくくなることがあげられます。

出血は、トラブルのサイン!

妊娠中は、つわりや下腹部痛、お腹の張りなど様々なトラブルに見舞われます。

病院に行った方がよいのか、安静にした方がよいのが、自己判断が難しい場面もありますよね。

お腹の張りや痛みがある場合、まずは横になって身体を休めて様子を見ましょう。

痛みが治まれば生理的なもの、強まるようであれば放っておいてはいけません。

また、出血がある場合は、のんびりしてはいられません!

初期・中期・末期に限らず、必ず医療機関に受診しましょう。

中には、びらんやポリープなどの出血で心配ないこともありますが、上記に挙げたように様々な病気や症状が疑われます。

出血が何かのトラブルを知らせてくれているのです。

妊娠中は普段以上に、トイレや入浴時にトイレットベーパーや下着をチェックしましょう。

マタニティショーツを購入する際は、肌に触れる部分を白い生地のものにすると、変化をとらえやすくなりますよ。

出血があったら観察を!

出血とは言っても色々な種類があります。

  • おりものに血が混じったもの。
  • 大量に赤い血がつくもの。
  • 何日も少量の出血が続くもの。

黒っぽいものや薄い茶色のものは、過去に体内で起きた出血が出てきたものと考えられます。

真っ赤なものは、今まさに出血しているものです。

よく観察しておくことで、受診の際に正確な診断ができるようになります。

関連記事⇒妊娠初期のおりものの色がピンク、茶色、黄色に!原因や影響と6つの対処法

出血したら、受診を。

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まずは、かかりつけ医に電話して指示を仰ぎましょう。

その際は次のように伝えると、スムーズです。

  • いつから出血しているか。
  • 出血の量、色、におい
  • 固形物が混じっているか。
  • 下腹部痛があるか、お腹が張っているか。
  • その他、吐き気・貧血など不調はないか。

出血に関しては、自己判断したり、自分だけで悩んだりせずに、医師の指示を仰ぐことが何よりの対処法です。

状況を伝えることで心配な気持ちを少しでも解消しましょう。

まとめ

今回は、妊娠初期の不正出血について解説してきました。

伝えたかったのは、次の4つです。

・妊娠初期の出血は、着床出血の可能性があること。

・初期の出血には、様々な原因があること。

・妊娠中の出血は、何かのトラブルのサインであること。

・出血の状態をよく観察して、受診するとよいこと。

わたしも妊娠初期に出血を経験しました。

とても慌てましたが、病院に連絡し、対処法を的確に教えてもらったことで安心できました。

「これならもっと早く電話すればよかった」と後悔したのを覚えています。

また、事前に少しでも不正出血についての知識があれば良かったと感じたので、この記事が、妊娠初期の不正出血で悩む方のお役に立てば嬉しいです。