元を使った名前12選~元の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「元」という漢字について

音読み ゲン・ガン
訓読み もと

主な名乗り あさ・ちか・はる・まさ・ゆき・よし

画数 4画

「元」の意味や由来や成り立ちと特徴

「元」という字の部首は「儿(ひとあし)」です。

「儿」は「人」という字が変形してできたものです。

「元」という字は人の上に横線を2本加えて頭の部分を強調した形をしています。

そのため「頭」を意味するのが本来の意味です。

「元首」「元老」などが「頭」の意味としては近い意味を持った熟語です。

「頭」から次第に「始まり」や「基本になるもの」に派生していき、「元旦」「元祖」「元気」「元素」「製造元」という言葉にも使われるようになったようです。

また、最初ではなく、以前の段階を示す時にも使われていて、「還元」「復元」「元スポーツ選手」などもその例です。

「元」を「もと」と読ませると「口元」「目元」などすぐそばにあるものを示す言葉にもなります。

画数は少なく、シンプルで描きやすい字ではありますが、その漢字の持つ意味はとても複雑でたくさんあります。

「元」という漢字に込める思い

「元」という漢字から1番にイメージするのは、「元気」という言葉でしょう。

はつらつとした、明るく活発な印象を受けます。

子供には病気や怪我をせず、すくすくと健やかに大きく育って欲しいという親の願いが込められます。

また、「元」が頭という意味を持つことから「頼り甲斐のあるリーダーシップを取れるような人になって欲しい」という思いや、「始まり」という意味から「自分の力で人生を切り開いていって欲しい」という思いも込められます。

「元」は女の子の名付けに使える?

「元」という漢字は男の子の名付けに多く見かける字です。

活発で元気一杯、リーダーシップをとって人の先頭に立つという意味から好まれるようです。

でもこの理由なら女の子にも当てはまります。女の子も活発で明るい子はかわいいですよね。

リーダーシップを取れるしっかりした人になるのも重要です。

女の子の場合には「げん」ではなく「もと」と読ませることが多いです。

「元」という響きからは受けるイメージ

女の子の名付けで「元」という漢字を使う時には、「もと」と読ませることが多いです。

「も」の響きは、おっとりとしていて、かわいらしく、優しさのある印象を受けます。

漢字では元気一杯で活発なイメージを、読みでは女性らしい柔らかさをイメージさせる素敵な漢字です。

名前読みでは他にも「あさ」「ちか」「はる」「まさ」「ゆき」「よし」と様々な読み方があるので色々な名前に当てることができます。

「元」を使った熟語

親元(おやもと)

親のところ。

親の近く。

親の家。

例文「休みが取れたので久しぶりに親元へ帰った。」

元来(がんらい)

もともと。初めからある状態。

例文「保育士になった彼女は元来面倒見のよい性格だった。」

二次元(にじげん)

上下や前後のように平面の広がりを持つ世界のこと。

印刷物、アニメーションやゲーム、マンガなど。

元気溌剌(げんきはつらつ)

生命力が満ち溢れていること。

気力があること。

生き生きとしていること。

例文「あの子は毎日元気溌剌としたあいさつをしてくれる。」

本家本元(ほんけほんもと)

本家とは、一族の中心となる血筋のこと。

本元とは、1番の元に部分のこと。

本家も本元も大本となるという意味で、本家本元とは、似た意味を重ねて、よりその意味を強調している。

ある物事を始めた1番最初の人や場所など。

例文「この味の本家本元を作ったのはおばあちゃんだ。」

体元居正(たいげんきょせい)

春秋左氏伝からできた四文字熟語。

「元(げん)を体(てい)して正(せい)に居(お)る」と訓読する。

善や徳を身につけて正しい場所に身を置くという意味。

例文「体元居正で待っていた。」

「元」の説明の仕方

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電話でのやり取りのときに、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?

そういったシーンで「元」を説明する例を紹介します。

例えば、

A「名前は、〇〇元美といいます。」

と伝えると、

B「〇〇あさみさんですね。「あさみ」はどういった漢字を使いますか?」

と聞かれた場合、彦の部分の説明の仕方としては、

・A「あさは、元気の元です。」
・A「あさは、元旦の元です。」
・A「あさは、平成元年の元です。」

などが挙げられます。

いくつかパターンを持っておくと、確実に相手に伝わりますよ!

「元」を使った名前の有名人・芸能人

大谷 元子さん
鞍丈 元美さん
中野 元子さん
美元さん

「元」を使った名付け候補

元美(あさみ)
咲元(さちか)
智元(ちはる)
梛元(なゆき)
元奈(はるな)
元菜(まさな)
美元(みちか)
元華(もとか)
元葉(もとは)
元子(もとこ)
元乃(ゆきの)
元華(よしか)

まとめ

「元」という漢字には様々な意味があります。

「元日」「元年」のように始まりの意味で使われたり、「元気」「元素」など原因や基本という意味でも使われます。

また、「目元」「口元」のようにすぐそばにあるものを示す時にも使われます。

よく見かける漢字ですが、「元」という文字の持つ意味は複雑なようです。

元気で健やかに育って欲しいと思うのは親の1番の願いでしょう。

読み方の種類も多いので色々な名前の候補に挙げることができますね。