赤ちゃんの離乳食でゴボウはいつから食べて大丈夫?3つのポイントとごぼうレシピ

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赤ちゃんはごぼうをいつから食べられる?3つのポイントと簡単レシピ

きんぴらなど和食の定番野菜でもあるごぼう。

程よい歯触りと鼻に抜ける土臭さが魅力の野菜です。

食物繊維も豊富で、便秘予防や体を温める働きがあるため、女性にもうれしい効果もたらしてくれます。

そんなごぼうですが、赤ちゃんの離乳食には向いているのでしょうか。

私には娘が一人いるのですが、スーパーでごぼうを購入した時に、「赤ちゃんにはいつからごぼうを食べさせていいの?」という疑問が浮かびました。

  • 赤ちゃんはいつからごぼうを食べられる?
  • 上手な与え方のポイントを知りたい!
  • ごぼうのアレルギーはあるの?
  • 簡単♪ごぼうレシピも紹介

私と同じようにごぼうを離乳食に取り入れるときのポイントを知りたいという人のために、離乳食とごぼうについて詳しく調べてみました。

離乳食期の赤ちゃんが安心してごぼうを食べられるように、正しい知識を身につけましょう。

赤ちゃんはごぼうをいつから食べて大丈夫?

ごぼうは根菜類の仲間で、食物繊維がたっぷり含まれている野菜です。

歯ごたえがある野菜なので、赤ちゃんにはあまり向いていないような気もしますが、実際はどうなのでしょう。

ごぼうは繊維が多く加熱しても柔らかくなりにくい特徴があります。

アクも強いため、赤ちゃんにごぼうを与えるのは7か月を過ぎてからがおすすめです。

赤ちゃんの月齢や離乳食の進み具合に合わせて与えよう

ごぼうは赤ちゃんの離乳食が順調に進み、ある程度粒が残っている食材も上手に食べられるようになってから与えることができるようになります。

ある程度粒が残っているものが食べられるようになっても、初めのうちはごぼうをすりおろすなどの工夫が必要です。

  • 5か月~6か月頃・・・ごぼうはまだNG
  • 7か月~8か月頃・・・すりおろしたものをしっかり加熱して
  • 9か月~11か月頃・・・しっかり加熱すれば薄いささがきならOK
  • 1歳以降・・・しっかり加熱をすれば細めの千切りまでOK

ごぼうは消化しにくい野菜でもありますから、9か月以降に形を残したまま与えた時は、しっかり消化されているか便の様子もしっかりチェックしましょう。

消化せずに大量に便に残っているようなら、量を減らしたりすりおろしたりすることをおすすめします。

ごぼうの栄養も気になる!

赤ちゃんが離乳食を食べ始めると、栄養面も気になるようになります。

ごぼうにはどのような栄養が含まれているのでしょうか。

  • 葉酸
  • ビタミンB群
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • リン
  • 食物繊維

ごぼうはビタミン類の含有量は少なく、ミネラルの含有量が多いことが特徴です。

特にカリウムやマグネシウムの含有量が多く、緑黄色野菜からは摂りにくい栄養がたっぷり含まれています。

食物繊維もたっぷり含まれていることも特徴です。

食物繊維には、

  • 不溶性食物繊維・・・水に溶けにくく便のカサを増す
  • 水溶性食物繊維・・・水に溶けやすく便をスムーズに排出する

この2つの食物繊維があり、ごぼうにはどちらの食物繊維もバランスよく含まれています。

離乳食を始めると便秘がちになる赤ちゃんも多いですが、便秘予防や便秘解消のためにごぼうは大活躍します。

ただし、与えすぎは胃腸に負担をかけることになるので注意しましょう。

赤ちゃんにごぼうを食べさせるときの3つのポイント

栄養面でもお腹の調子を整えるという意味でも、ごぼうは赤ちゃんの離乳食に向いている野菜のひとつといえます。

赤ちゃんにごぼうを食べさせるときには、どのようなことに気を付ければいいのでしょう。

ここでは3つのポイントを紹介しますので、離乳食にごぼうを取り入れるときの参考にしてくださいね。

  1. 赤ちゃん用はアク抜きするのがおすすめ
  2. 食べやすいように工夫
  3. アレルギーにも気を付けよう

ごぼうはアク抜きするのがおすすめ

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ごぼうは調理をする前に必ずアク抜きをすることが大切です。

ごぼうのアクは苦味やえぐみなどはありません。

ごぼうのアクの原因は黒い色素のクロロゲン酸という酸化酵素です。

アク抜きをせずにごぼうを調理してしまうと、調理後も酸化が続き真っ黒に仕上がってしまいます。

またごぼうの特徴でもある土臭さも、アク抜きをすることで和らげることできます。

ごぼうには苦味やえぐみはないものの、見た目が悪くなるとなんとなく食欲もなくなってしまいますよね。

栄養面を考えるとアク抜きをしなくてもいいのですが、アク抜きをしたほうが見た目も風味もよくなります。

風味と栄養を残すアク抜きの方法

1.ごぼうの皮は栄養たっぷりなので、包丁の背でこするだけでOK

2.調理法に合わせてごぼうをカットする

3.水5カップに対して酢大さじ1杯程度を入れたものを用意する

4.カットしたごぼうをサッと酢水にくぐらせる

※より色を白く仕上げたいときは5分ほど酢水につける

土臭さが強いと赤ちゃんは食べづらく感じます。

大人用のメニューには特にアク抜きは必要ありませんが、ごぼうを白く仕上げたいときや赤ちゃんに与えるときは、アク抜きをしてから調理するのがおすすめです。

ごぼうは赤ちゃんが食べやすいように工夫

ごぼうはしっかり加熱しても指でつぶせるほど柔らかくはなりません。

赤ちゃんが食べやすいように、工夫することが大切です。

上記で紹介したように、月齢に合わせた大きさにして与えることも大切ですが、ほかの食材と組み合わせて食べやすくして挙げることもポイントです。

  • ポタージュにする
  • とろみをつける
  • 肉団子に混ぜる

細かく刻んだものをほかの食材に混ぜ合わせたり、とろみをつけたりすると赤ちゃんでも食べやすいのでおすすめです。

ごぼうのアレルギーにも注意!

離乳食が始まると、アレルギーのことも気になりますよね。

私も娘の離乳食期には初めて食べさせる食材は、「アレルギーが出たらどうしよう」と慎重になっていました。

ではごぼうはどうなのでしょう。

消費者庁が発表したアレルギーに関する情報によると、ごぼうは重篤なアレルギー症状があらわれるとされる27品目の食品には含まれていません。

(参照:消費者庁『アレルギー表示について』より

アレルギーにはなりにくい食材であることがうかがえますが、ごぼうも食品である以上アレルギーが絶対に出ないわけではありません。

症例数が少ないだけで、ごぼうを食べてアレルギー症状を起こしたことがある人もいることを理解しておきましょう。

初めて赤ちゃんにごぼうを食べさせるときは、

  • ひと口だけ食べさせて様子を見る
  • ごぼうを食べさせたあとは1時間ほど様子を見る
  • 医療機関が開いている平日の午前中に食べさせる

この3点を守って与えることが大切です。

また、ごぼうを食べさせたあとに、

  • 口の周りが赤くなる
  • 口の中や喉が腫れている
  • じんましんが出る
  • 鼻水や咳
  • おう吐
  • 下痢

これらの症状があらわれた場合はアレルギーの可能性があります。

かかりつけの小児科に相談するようにしましょう。

簡単!おいしい♪赤ちゃん向けごぼうレシピ2選

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ごぼうのメニューというと、きんぴらごぼうやごぼうサラダなどが定番です。

豚汁に入れたり筑前煮の具にしたりと、なんとなくメインにしづらい印象もありますが、離乳食にはぜひごぼうをメインに使ってくださいね。

簡単に作れる赤ちゃん向けごぼうレシピを2つ紹介しますので、参考にしていただけると幸いです。

7か月からずっとOK!ごぼうのポタージュ

○材料

ごぼう・・・1本

玉ねぎ・・・1個

ジャガイモ(小)・・・1個

牛乳・・・1カップ

無塩バター・・・大さじ1杯

水・・・適量

※コンソメ・・・1個

※塩コショウ・・・適量

○作り方

1.ごぼうは薄く皮を剥き、斜め切りにして酢水に3分ほどさらします。

2.玉ねぎとジャガイモは薄くスライスしておきます。

3.鍋に野菜をすべて入れ、ひたひたになるまで水を加えて火にかけます。

4.野菜が柔らかくなるまで加熱しましょう。

5.煮汁ごとミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌します。

6.鍋に戻し、牛乳を加えてひと煮立ちさせたら完成です。

7.赤ちゃん用を取り分けたら、大人用にコンソメや塩コショウで味を調えてください。

9か月からOK!ささがきごぼうのきんぴら風

○材料(赤ちゃん1人分)

ごぼう・・・5cm

ニンジン・・・1cm

だし汁・・・少々

○作り方

1.ごぼうは皮を薄く剥き、十字に切り込みを入れてから包丁でささがきにします。

2.水にさらしてアク抜きをします。

3.ニンジンは細めの千切りにします。

4.ごぼうとニンジンは柔らかくなるまでゆでます。

5.ゆであがった野菜にだし汁をかけたら完成です。

赤ちゃんにもごぼうを積極的に食べさせて

ごぼうは加熱しても柔らかくなりにくい野菜ですが、すりおろすなど工夫をすることで赤ちゃんが7か月頃になれば食べさせることができます。

離乳食の進み具合に合わせて、ごぼうの大きさを変えて食べさせてくださいね。

赤ちゃんにごぼうを食べさせるときは、

  • アク抜きをしよう
  • 赤ちゃんが食べやすいように工夫しよう
  • アレルギーにも気を付けよう

この3点を守ることをおすすめします。

我が家では離乳食期にはあまりごぼうを好んで食べなかったのですが、幼児食に移行していろいろな野菜を食べられるようになると、ごぼうもよく食べてくれました。

歯がしっかり生えてからは、噛む練習にもなるのでどんどんメニューにごぼうを取り入れたいですね。