妊婦はグレープフルーツを食べちゃダメ?妊娠中の効果や影響と2つの注意点

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グレープフルーツは爽やかな香りと程よい苦みが特徴的な果物です。

妊娠中に柑橘系のさっぱりとしたグレープフルーツを食べたくなる方もいるでしょう。

そのまま味わうも良し、デザートやサラダ、ドレッシングにプラスしてみたり、コンポートのように熱を加えてみてもと更に美味しくなりますね。

色もホワイトとピンクグレープフルーツの2種類があり、2色をかけ合わせて盛りつけられたデザートは華やかで目でも楽しめます。

今日は、妊婦がグレープフルーツを食べても良いの?妊娠中の栄養素や注意点をご紹介していきますね。

妊婦はグレープフルーツを食べても良いの?

グレープフルーツの中には、ビタミンCのみならず、リモネン、ナイギリンなどの栄養素がたっぷりと含まれています。

妊婦は意識してバランス良くグレープフルーツを摂取しましょう。

妊婦がグレープフルーツジュースを飲んでも良いの?

最近では、市販の野菜ジュースにもグレープフルーツが含まれていますよね。

グレープフルーツが加わる事で、さっぱりとした少し酸っぱいような魅力的な味が出てきて、味全体が良い感じに仕上がります。

妊娠中は特にビタミンを沢山摂りたい時期なので、グレープフルーツは妊婦にとってとてもうれしい成分ばかり。

フルーツでいただくのが一番ですが、カットするのが面倒なときはジュースにして飲むのがお勧めです♪

妊娠中に摂りたいグレープフルーツの栄養素

さわやかな酸味と香りを楽しませてくれるグレープフルーツには、栄養価がたっぷり含まれていると先に触れていましたね。

それでは具体的にどのような栄養が入っているのかをご紹介します。

ナイギリン

ナイギリンというのは、はっさくにも入っているポリフェノールの種類です。

グレープフルーツを摂取した際に、苦みやピリピリ感が現れるのは、そのナイギリンが影響しているから。

グレープフルーツ1個(約200g)のカロリー量は約80kcalで、これ以外の果物とは異なります。

一般的に摂取する際は、1/2個が良いとされ、カロリーの摂取し過ぎを不安がることはありません。

そんな風に栄養成分多くて身体に良い為、妊婦はできるだけ摂取したい果物です。

スッキリとし簡単に食べられるので、妊娠初期につわりで食欲がない場合にもおすすめですよ。

ビタミンC

ビタミンCの中には、皮膚のメラニンの産出を抑制する効果が期待できます。

更に、ビタミンCは体の免疫性を高める機能もあります。

妊婦は免疫力が低下し易いので風邪をひき易く、その上薬も限定されてしまうのです。

妊婦のしみやソバカス、風邪を防止する為に、ビタミンCを常日頃から摂取したいですよね。

また、鉄分の吸収を助けてくれる効果もあるので、貧血になりがちな妊婦の強い味方です。

リモネン

グレープフルーツの独特のさわやかな香り成分の元である成分です。

リモネンは効果が高いリフレッシュ作用があって、妊婦のストレス・浮き沈みを防止してくれます。

βカロテン

主にピンクグレープフルーツに入っている成分。

βカロテンは体内に入るとビタミンAという栄養素に変わります。

ビタミンAは皮膚や粘膜を健康にして感染症を防ぐ役割がある他、目の健康や心臓病を予防するとされています。

ピンクグレープフルーツ以外では人参やブロッコリーにも多く含まれています。

妊婦がグレープフルーツを摂ると良い効果はあるの?

妊婦にグレープフルーツを摂りいれるようにお医者さんが勧める理由は、他の果物とは異なり、ビタミンCの栄養成分がたっぷりだから。

ビタミンCは胎児のコラーゲンを作り出す働きや、肌や骨をたくましくする役割を果たします。

お腹の胎児への酸素や栄養成分の取り入れは血液を経由していることになりますが、それを果たすには十分な鉄分が必須です。

ビタミンCを摂り込むことから、鉄分の吸収を助けてくれるので、母体の鉄欠乏性貧血を防ぐ結果にもなります。

他にも葉酸も多量に含有されています。

ただし妊婦さんが1日に摂取を推奨されている葉酸の量は400㎍。

グレープフルーツやグレープフルーツジュースからでも葉酸は摂れますが、これらからのみで葉酸を摂取しようとすると1日に相当量を摂らないとなりません。

(葉酸400㎍/日=グレープフルーツ:13個以上/日 or グレープフルーツジュース:4ℓ/日)

これだけの量を摂ったらお腹がタプタプになってしまいます。

そういったことから葉酸取得にはサプリメントの利用がオススメ。

もちろんグレープフルーツやグレープフルーツジュースと葉酸サプリの併用も問題ありません。

妊婦さんの葉酸上限摂取量は1000㎍/日なので、よほどグレープフルーツ類を食べ過ぎたり飲み過ぎたりしなければ上限に達することはないでしょう。

葉酸は様々な栄養素の中でも厚生労働省が注意喚起するほど大切な栄養素。

不足すると胎児が神経管閉鎖障害を引き起こす可能性が高まってしまいますので、ぜひ積極的に取り入れてください。

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グレープフルーツには上記の栄養素だけでなく、血管の脂肪やコレステロールの代謝活動をサポートする「イノシトール」、血中の脂肪酸を分離する「ナリンギン」も入っていて妊婦にはありがたい栄養成分が数多く入っています。

妊婦がグレープフルーツを食べる時の2つの注意点とは?

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これまでのことから、グレープフルーツが妊娠中のママの体に大きな効果を及ぼすことはわかりました。

しかし良いことばかりなのでしょうか?

次はグレープフルーツを摂取した際の注意点を2つ解説します。

服薬による副作用

グレープフルーツに入っている天然フラボノイドという栄養成分は、身体内の薬を代謝する働きを抑えます。

その影響を受けて、妊婦が薬を服用している時の薬のタイプにより、グレープフルーツを避けないといけません。

服薬の相性が悪いとする薬の代表する薬に、狭心症や高血圧症に服薬される薬があります。

「カルシウム拮抗薬」という相互効果に作用するものがあって、処方薬をもらう際は、飲み合わせに関して、薬剤師さんやお医者さんに質問してみると安心できるでしょう。

グレープフルーツが薬にもたらす副作用は、摂取後24時間以内といいますが、薬を服薬している期間は万が一の時のために避ける方が良いでしょう。

グレープフルーツ以外の柑橘系では、ブンタンやハッサク、晩白柚(ばんぺいゆ)、夏ミカン、ダイダイ、サワーオレンジなども副作用の報告がありますので気を付けて下さいね。

防カビ剤

グレープフルーツは基本的に海外からの輸入品なので、輸送途中でカビが生えないように防カビ剤が使われています。

防カビ剤を妊婦さんが多量に吸収すると、胎児の奇形の要因となることも。

しかしながら、防カビ剤を塗布している場所は皮の外層だけで、果肉部位まで防カビ剤が染みこむことはないです。

よって1日あたり1個だけでしたら胎児の奇形リスクは極めて低いです。

ただし皮に付着した防カビ剤が口に入ってしまう危険性はありますので、グレープフルーツを食べるときは念のためしっかり水洗いをしてください。

妊婦はグレープフルーツのアロマを使ってよい?

グレープフルーツのアロマは、妊娠中に限らず、産後の子育てのストレスが溜まった時にも活用してみて下さい。

柑橘類のアロマオイルは通経作用のリスクがないため、心配なく使用可能な精油の1つです。

リフレッシュや気持ちのリセットしたい時にも効果的。

しかし肌に直接付ける場合は、付けてから4~5時間は直射日光を受けるのはNGです。

ベルガプテンという名の成分が直射日光に反作用して、炎症が起きシミが生じる原因になるからです。

濃度を希釈したアロマをハンカチなどに少し含ませて持ち歩くと、いつでも気分がすっきりしてお勧めです。

まとめ

どうでしたか?

グレープフルーツを選ぶポイントは、できる限り国産から選ぶと良いでしょう。

国産である場合は、輸入品とは異なり無農薬のものが多く、防カビ剤の有無に関してもデータが記載されている傾向が高いからです。

妊婦にありがたい栄養成分いっぱいのグレープフルーツを駆使して、健やかな妊婦生活を過ごしましょうね。