赤ちゃんの離乳食でグリーンピースはいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめレシピ

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食事は栄養バランスや味だけでなく、彩りも重要ですよね。

しかし、離乳食では食べられるものも限られており、彩りは後回しになりがちだと思います。

そんな時に、緑色のグリーンピースが入るとそれだけで一気に見た目が鮮やかになります。

グリーンピースは大人でも苦手な人もいますが、赤ちゃんが食べるのはどうなのでしょうか?

そこで今回は、グリーンピースについて。記事のポイントは3つです。

・赤ちゃんはグリーンピースをいつから食べて大丈夫?
・赤ちゃんがグリーンピースを食べるときの注意点
・赤ちゃんにおすすめなグリーンピースレシピ

それでは解説していきます。参考にしてみてください。

赤ちゃんはいつからグリーンピースを食べても大丈夫?

赤ちゃんがグリーンピースを食べられるのは、生後6か月頃の離乳食初期からです。

グリーンピースは茹でると柔らかく、離乳食向きの食材と言えます。

また、グリーンピースは食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含んでいます。

その中でも、糖質からエネルギーを作り出すなどの重要な働きを持つビタミンB1が、野菜の中で特に豊富です。

赤ちゃんがグリーンピースを食べるときの3つの注意点

栄養豊富で離乳食向きのグリーンピースですが、赤ちゃんが安心しておいしく食べるには気をつけてほしいポイントが3つあります。

それでは1つずつ見ていきましょう。

大豆アレルギーに注意する

グリーンピースは、えんどう豆の種子を成熟前に取り出したものです。

えんどう豆はマメ科エンドウ属に分けられており、食物アレルギーで多い大豆はマメ科ダイズ属に分けられ、細かく分けると分類上は違う植物です。

しかし、グリーンピースにもアレルギーの注意が必要なのです。

それは、交叉反応といって、食物アレルギーの原因となるタンパク質と似た構造を持つ食物にも反応を起こしてしまうことがあるからです。

グリーンピースに含まれるたんぱく質の量は大豆よりも少ないですが、大豆と同様に食べ始めや増量時には湿疹や下痢などのアレルギー反応に注意しましょう。

皮を取り除く

グリーンピースには、歯で噛むとプチっとする皮がついていますよね。

歯が生えそろっておらず消化機能が未熟な赤ちゃんにとっては、皮がうまく飲みこめなかったり、消化しにくく体に負担になってしまう可能性があります。

1歳ころまでは、茹で後に皮を取り除いてあげるようにしましょう。

茹でてからそのまま裏ごし器で潰すと、簡単に皮をとりぞくことができておすすめです。

喉に詰まらないよう注意する

グリーンピースは、もともと小さく赤ちゃんの口にも入りやすいサイズです。

しかし、そのままの形だと丸くツルツルしているので、喉に滑り込んでしまう危険性があります。

喉に詰まったり、気管に入ってしまうと呼吸困難などを引き起こす可能性があり大変危険です。

離乳食の進み具合に合わせて、あらかじめペーストやマッシュなどにしてから食べさせるようにしましょう。

赤ちゃんにおすすめなグリーンピースレシピ

ここで、離乳食各期に合わせたグリーンピースレシピを紹介します!

グリーンピースのポタージュ(初期)

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材料
・グリーンピース  80g
・じゃがいも    40g
・玉ねぎ      40g
・だし汁      150㏄

作り方
①グリーンピースは柔らかくなるまで茹でて皮を取り除く
②じゃがいも、玉ねぎは細かく切りだし汁で柔らかくなるまで炊く
③②の粗熱が取れたら、①と一緒にミキサーにかけて完成

グリーンピースと鮭のお粥(中期)

材料
・グリーンピース 10g
・鮭       10g
・お粥      50g

作り方
①グリーンピースは柔らなるまで茹で、皮を取り除いてすりつぶす
②鮭は茹でて皮、骨をとり細かくほぐす
③7~10倍粥に①と②を加えて完成
(お好みでだし汁を加えても可)

野菜たっぷりスープ(後期)

材料
・グリーンピース  10g
・にんじん     10g
・玉ねぎ      10g
・しめじ      10g
・じゃがいも    10g
・コンソメスープ  1カップ

作り方
①グリーンピースを柔らかくなるまで茹でて、皮を取り除く
②①以外の野菜を食べやすい大きさに刻む
③②をコンソメスープで柔らかくなるまで煮込む
④③に①を加え、ひと煮立ちしたら完成

皮を取り除くのは少し手間がかかりますが、グリーンピースが入るだけで彩りも栄養価もぐっと上がります。

冷凍のグリーンピースは茹でる時間が省けて便利ですが、塩ゆでされているものは塩分の摂り過ぎになるので注意が必要です。

生のものであれば新鮮なもの、冷凍では塩が含まれていないものを選びながら、レシピに取り入れてみてください。

まとめ

グリーンピースは食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含んでおり、茹でると柔らかいので離乳食向きな食材です。

生後6か月頃の離乳食初期から食べることができます。

グリーンピースは、細かく分けると分類上大豆とは違う種類ですが、同じマメ科でたんぱく質の構造が似ているため、アレルギー反応が出る可能性があります。

食べ始めや増量は少量ずつにし、アレルギー反応に注意しましょう。

また、1歳ころまでは消化しにくい皮は取り除くようにし、離乳食の進み具合に合わせて飲みこみやすい形態に調理の工夫が必要です。

少しの手間を乗り越えて、グリーンピースの豊富な栄養と綺麗な彩りを取り入れてみましょう!