妊婦はジムに行っちゃダメ?妊娠中のスポーツジム5つの注意点と影響

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妊娠前からジムに通って運動を習慣としていた方は、妊娠が分かった時にこのままジム通いを続けても問題ないのかな?と心配になりますよね。

逆に妊娠して運動不足や体重管理のために、これからジムに通おうか考えている方がいるかもしれません。

そもそも妊婦はジムに通って運動をしても大丈夫なのでしょうか?

そんな疑問を持つ妊婦のために、妊娠中のジムについての注意点を紹介します。

・妊娠中のジムは休んだ方が良いの?

・ジムで運動をしてもいい妊婦の3つの条件

・妊婦がジムしてはいけない運動の8つの注意点

・妊婦の運動の目安と運動時の3つの注意点

・妊娠中の激しい運動をしたらお腹の赤ちゃんに影響はある?

上記の注意点を良く知って、妊娠中でも安全にジムを楽しみ運動を積極的に取り入れていきましょう。

妊娠発覚!でも通っていたジムは休まなくても大丈夫!

まずは、普段からジムに通っていたところ妊娠がわかり、ジム通いを続けるべきか休むべきかで悩んでいる妊婦向へ解説します。

結論をいうと、妊娠が分かる以前からジムに通っており定期的に運動をしている方は、ジムそのものをやめる必要はありません。

妊娠すると今まで以上に体力を使うので運動で健康を保つことは好都合ですし、筋トレをして足腰をしっかりさせておくのは大切です。

とはいえ激しい運動は妊娠中にはよくありませんから、妊娠前と同じように運動をするのはやめしょう。

妊娠したことが分かったら、今までのストイックなものからペースダウンして運動するようにしてください。

また運動の種類には妊婦には不向きな運動も。

ジムでしている運動によっては運動内容を変更する必要があります。

妊娠中に運動をしてもいい妊婦の条件3つ

妊娠前から運動をしている妊婦でも、下の3つの条件に当てはまらない方は運動をしない方がいいとされています。

  • 妊娠経過が順調かつ胎児の発育に異常が無い
  • 妊娠が単胎妊娠である
  • 過去に早産や繰り返し流産をした経験がない

上記に当てはまる妊婦は妊娠しても運動することができます。

1つでもあてはまらない妊婦は運動をしない方が良いとされています。

しかし念のため、どの妊婦さんも医師やジムトレーナーとよく相談しましょう。

これからジムに通いたい妊婦は安定期から始めよう

妊娠が分かってからスポーツジムに通って、新たに運動を始めることを考えている場合には、運動をスタートする時期に注意が必要です。

新たに運動を始める時は思っているよりも負担が大きいもの。

運動をスタートする時は必ず妊娠12週以降、できれば安定期といわれる妊娠16週以降からスタートするようにしましょう。

理由は、自然流産のほとんどが妊娠12週未満に発生すること、また胎盤の完成が妊娠16週であり、自然流産の可能性がほぼなくなることから妊娠16週頃からスタートするのがオススメです。

もちろん、運動をするときは妊娠中に運動してはいけない妊婦の条件3つにあてはまっていないか確認してくださいね。

また、ジムはできれば臨月の前までにしておいた方が良いでしょう。

臨月はもういつ出産をしてもおかしくない時期。

ジムで運動していたら突然破水!となりかねませんので、大事をとって安静にしていることが望ましいです。

全妊婦共通!妊婦がジムでしてはいけない運動の注意点8つ

今までスポーツジムなどでストイックに運動されていた方も、妊娠が分かってから始めようとしている方も、運動の内容によっては避けるべきものもあります。

妊娠した時に避けるべき運動は8つ。

下記の8つにあてはまる運動は妊娠が分かったら辞めるようにしましょう。

  • 無酸素運動、無酸素になる可能性がある運動
  • 転倒やケガをする可能性が高い運動
  • 運動強度が高い運動
  • お腹に力を入れる運動
  • 体をひねる運動
  • 腹部が圧迫される運動
  • 競技性のある運動
  • 瞬発性のある運動

上記にあてはまる運動は妊娠中には避けるべき運動になります。

例えばシックスパックを目指した腹筋や腰に負担のかかる筋トレなど。

引き締まったお腹はかっこいいですが、今はお腹を”割る”よりも安全に”張らす”方へ注力してください!

走り込みも注意です。

妊娠前から運動を習慣にしていた妊婦でも、上の注意点8つに当てはまる時は運動内容を変更するようにしましょう。

妊娠中のジムでの運動は「やや楽」を目安に

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妊娠中に運動する時はどの程度運動をしてもいいのか悩みますよね。

妊娠中は適度な運動は良くても激しい運動はやはりよくないのです。

では妊娠中の運動はどの程度までなら大丈夫なのでしょうか?

・妊娠中に運動は、自分が「ややきつい」から「やや楽」と感じる程度までの激しさにする

・心拍が135~150bpmまでの激しさの運動にする

・週に2~3回程、一回辺り1時間以内にする

上記の程度であれば妊娠中でも無理のない範囲で運動できるとされています。

がちがちより、ゆるゆるくらいで丁度よいかもしれません。

最近ではマタニティに特化したプログラムで、妊娠ママでも安心して通えるジムも増えてきています。

今まで激しく筋トレ等をされていた方には物足りないかもしれませんが、マタニティヨガというのもお勧めです。

以下はマタニティヨガついて詳しく解説していますので参考にしてください。

妊婦はヨガをしちゃだめ?妊娠中のマタニティーヨガ5つの注意点や影響と効果

もう少し体を動かしたい!というママにはマタニティビクスというのもオススメ♪

スポーツジムでもヨガでも、どちらにせよ必ず体調には注意し無理をしないようしましょう。

妊婦の激しい運動は赤ちゃんにはストレスになる!

妊娠初期に激しい運動をしてしまったと悩む妊婦さんもいると思います。

もし妊娠中に激しい運動をした場合、お腹の赤ちゃんにはどんな影響があるのでしょうか?

妊婦が激しい運動をすると 妊婦の身体の中では以下の変化が起こります。

①血液が身体中を巡る・子宮が収縮する

②子宮の血液量が減る

  • 胎児が低酸素状態になる
  • 胎児の心拍が変化する・胎児の発育に障害が出る

また②で子宮の収縮が酷いと流産・早産になることも。

自分が感じる「ややきつい」以下の運動であれば、流産や胎児への先天異常には影響がないとされています。

もちろん「ややきつい」と感じる以上の運動をしてしまった場合でも、必ずしも胎児に影響を及ぼすということではありません。

あくまで最大級の激しい運動した時に胎児に影響がでる可能性があるということです。

妊娠全体の中で流産の可能性は10~15%ほどあります。

その流産のほとんどが妊娠12週未満です。

初期の流産は母体側に原因はなく、胎児側の染色体異常の寄るものがほとんどです。

妊娠初期の激しい運動が原因になることはほぼ無いでしょう。

正常な妊娠経過をたどる妊婦さんでも運動後は子宮が収縮します。

ですが異常が無ければ、短時間で子宮の収縮は収まります。過度に心配する必要もありません。とはいえおかしいなと思ったら受診しましょう。

過酷な筋トレをはじめとした激しい運動、長時間の運動はお腹の赤ちゃんにはストレスになることがわかっています。

運動する時は十分注意しましょう。

妊婦がジムで運動する時の注意3つ

妊娠中に運動する時は運動の激しさや種類以外にも注意することがあります。

ジムで運動するときには以下の点に注意してください。

・水分補給と休憩をこまめにする

・運動にあった靴やウェアを着用する

・体調が悪い時は中止し、必要に応じて受診する

妊娠中は脱水症状になりやすい状態です。

いつも以上にこまめな水分補給も欠かさずに行いましょう。

また適度に休憩をはさむことも大切です。

そしてジムで運動する際には必ず運動に合った靴やウェアを着用しましょう。

靴はサイズに合ったものにし、しっかりと靴ひもをしめてください。

お腹が膨らんできたらマタニティ用に切り替えるなど、お腹を圧迫するようなウェアを無理に着用しないようにしましょう。

体調がすぐれない時、途中で体調が悪くなった際には無理して運動をするのは控えてください。

休憩をすることや必要に応じて受診できるよう母子手帳なども必ず持ち物として用意しておきましょう。

まとめ

妊娠中のジムでの運動は、妊娠前からジムでの運動を習慣にしている人であれば基本的にはやめる必要はありません。

ただし、シェイプアップの筋トレから、妊活に向けての筋トレなどにメニューは切り替えてくださいね。

妊娠が分かってから新たにジムに通う場合には妊娠16週以降からスタートしましょう。

その際は必ず医師と相談してからにしましょう。

ジムでの運動の中には妊娠中には向かない運動がありますので、妊娠中にはしてはいけない運動ではないか、十分に確認してから行いましょう。

家の近くにあるようならばマタニティプログラムで通えるジムをお勧めします。

そして激しい運動は胎児にはストレスになることをお忘れなく。

運動するときは夢中になりすぎて激しくならないように注意も必要です。

最後に、妊娠中は水分補給や休憩などを取り入れ自分の体調に十分に注意して、安心安全にできる運動を選んでくださいね。