赤ちゃんは牛乳をいつから飲んで大丈夫?6つの注意点とおすすめレシピ

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離乳食が進んでいくと、赤ちゃんも色々な食べ物と出会っていきます。

ひとつひとつ、初めて食べる食材は、食べて良い時期や調理法が違い、お母さんも確認して、赤ちゃんが食べやすいように調理する必要があり大変です。

飲み物も麦茶や白湯だけでなく、野菜ジュースや果物ジュース、牛乳などを飲ませ始めていきます。

赤ちゃんの水分補給は母乳からだけではなく、食事からも摂るようになっていきますね。

特に牛乳は、子どもたちにとって骨を丈夫にする、成長に大切な栄養が含まれているというような、身体によいイメージがあり、赤ちゃんにも飲ませてあげたいなと考える人も多いようです。

しかし、加熱したものでもないし、アレルギーなどの心配もありますね。

「赤ちゃんはいつから牛乳を飲んでもいいの?」

「赤ちゃんに牛乳を飲ませる時に気を付けることはある?」

「牛乳を使った離乳食のレシピが知りたい!」

など、実際に赤ちゃんに牛乳を飲ませようとしたときに、色々な疑問や不安が出てきます。

そんなモヤモヤを、今回は解消して、赤ちゃんに牛乳を飲ませる時に安心して飲ませましょう。

・赤ちゃんが牛乳を飲むことができる時期
・牛乳を飲ませる時の6つの注意点
・モグモグ期のおすすめレシピ
・カミカミ期のおすすめレシピ
・パクパク期のおすすめレシピ

赤ちゃんの離乳食の進め方や、牛乳を使ったレシピを取り入れたいと考えている人、また、牛乳を飲ませる時に気を付けることを知っておきたいお母さんの参考になれば嬉しいです♪

赤ちゃんは牛乳をいつから飲んでも大丈夫なの?

牛乳は、カルシウムだけでなく、体を作ってくれるたんぱく質、免疫力を上げるビタミンA、整腸にかかせないビタミンB2、細胞の成長に必要なリンが多く含まれている栄養価の高い飲み物です。

学校給食でも子どもたちが飲んでいたり、大人や高齢者の方にも飲むように推奨されています。

では、赤ちゃんはどうなのでしょうか?

栄養価の高い飲み物ですから、どんどん飲ませた方がよいのでしょうか?

実際は、そうではなく、アレルギーになりやすい・鉄欠乏性貧血になりやすい・下痢になりやすい、などの理由から、飲み物としての牛乳であれば、1歳を過ぎての「パクパク期」から飲ませるようにします。

厚生労働省が「授乳・離乳の支援ガイド」にて、1歳から牛乳を飲ませるのが望ましいと発表しています。

―参照 厚生労働省HP|「授乳・離乳の支援ガイド」よりー

しかし、加熱調理をし、少量であれば、離乳食に使う分の牛乳は問題ありません。

離乳食に取り入れるのは、離乳食中期のモグモグ期からでもよいでしょう。

では、赤ちゃんと牛乳についての注意点などをもう少し詳しくみていきましょう。

赤ちゃんに牛乳を飲ませる時に気を付けてほしい6つのこと

アレルギーの症状がでる可能性がある

厚生労働省が出しているアレルギー症状を引き起こしやすい特定原材料に牛乳は含まれています。

「乳」と表示されており、牛乳やチーズなど乳を原料とする食品のことです。

牛乳に含まれているたんぱく質に対してのアレルギー反応があり、多くは0歳が一番多く、乳幼児期に発症しやすいので、注意が必要です。

数年を経て、症状が出なくなる場合が多く、加熱したものの方がアレルギーの発症が少ないことが分かっています。

赤ちゃんに初めて牛乳などの乳製品を食べさせるときには、慎重に食べさせるようにしましょう。

病院が空いている平日の午前中に、まず一口だけ食べさせてから、その後1日赤ちゃんの様子をチェックするようにします。

アレルギーの症状が出なければ、少しずつ量を増やして、食べさせてみましょう。

アレルギーの症状としては、下痢や腹痛、蕁麻疹、呼吸器、鼻炎、夜泣き、口の炎症などが挙げられ、1%の確率でアナフィラキシーショックを起こします。

乳幼児期にアレルギーの反応が出たときには、いったん乳製品の摂取は止めて、豆乳や米乳などで代用したり、他にもたくさんの代替品が市販されています。

初めて食べさせるときは、少し怖いかもしれませんが、問題なければ、色々な料理に使え、また幼児期は栄養のある飲み物として活躍してくれます。

鉄欠乏性貧血になることがある

鉄欠乏性貧血とは、簡単には体内の鉄分が足りなくなってしまうことです。

「なんで?」と思われる人も多いでしょう。

牛乳には、カルシウムとリンが含まれており、鉄分の吸収を妨げてしまうことがあります。

もちろん個人差はあり、牛乳を飲んだからと言って必ずなるわけではありません。

しかし、鉄欠乏性貧血になってしまうと、運動機能や認知機能の低下につながるので、早い時期から牛乳をたくさん飲ませるのは控えた方がよいでしょう。

離乳食期は加熱したものを与える

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赤ちゃんは、内臓機能が未熟なため、牛乳をそのまま飲ませると、下痢や腹痛を起こしてしまうことがあります。

大人でも冷たい牛乳をたくさん飲んで下痢になったという話を聞きますね。

離乳食に使う時には、ポタージュやお粥、シチューなど、加熱調理してから、赤ちゃんに食べさせるようにします。

1歳以降は、温度に注意する

離乳食に混ぜる時には加熱調理したものがよいのですが、1歳以降のパクパク期に、牛乳を飲み物として出す時には、冷蔵庫から出したものを、すぐにコップにそそぎ飲ませないようにしましょう。

電子レンジですこし温めるか、常温に少しおいてから飲ませてあげると、お腹を刺激しにくく、下痢に繋がりにくくなります。

賞味期限はきっちり守る

牛乳パックは、口を開けたときから、菌が少しずつ繁殖しています。

牛乳パックの口を開けたら早めに飲むこと、賞味期限内のものを飲むことは、必ず守りましょう。

大人は飲んでも、多少は大丈夫かもしれませんが、赤ちゃんは敏感で、胃腸に負担がかかりやすいので、腹痛などを起こしてしまうことがあります。

鮮度のよいものを飲ませてあげてください。

飲ませすぎずに適量を

栄養価が高い牛乳をたくさん飲ませてあげたいと思われる人も少なくなく、また、牛乳が好きな赤ちゃんも多く、おかわりを欲しがる子も多いようです。

しかし、飲ませすぎると、鉄欠乏性貧血や下痢の心配も出てくるので適量を飲ませるようにしましょう。

1歳から飲ませる場合は、初めの頃は、20ml~30mlを目安に飲ませます。

下痢やアレルギーなどの反応がなさそうであれば、少しずつ増やしていきましょう。

幼児期に入れば、コップ1杯ほど毎日飲ませてあげても問題ありません。

モグモグ期(生後7~8ヶ月頃)のおすすめレシピ

クリームリゾット

<材料>

・ごはん 大さじ2
・にんじん 大さじ1
・ブロッコリー 小さじ1
・鶏ささみ 小さじ1
・だし汁 大さじ2
・牛乳 大さじ2
・粉チーズ 少々

<作り方>

1.にんじんとブロッコリー、鶏のささみは小さく刻み、だし汁でやわらかく煮ます。
2.野菜がやわらかくなったらご飯をいれてまぜます。
3.牛乳と粉チーズを加えて、ひと煮立ちさせたら出来上がりです。

手づかみ食べに♪しらすと野菜のおやき

<材料>

・じゃがいも 2個
・ブロッコリー 2房
・しらす 20g
・片栗粉 大さじ1
・牛乳 10㏄
・バター 少量

<作り方>

1.じゃがいもはやわらかく茹でてマッシュしてなめらかにします。
2.ブロッコリーもゆでてやわらかくし、みじん切りにします。
3.ボウルに1と2、片栗粉、しらす、牛乳をいれてよく混ぜ合わせます。
4.食べやすい大きさに成形します。
5.テフロン加工のフライパンにバターを薄くひき、4を並べて両面に焼き色がつくまで焼きます。
6.器に盛ったら出来上がりです。

カミカミ期(生後9~11ヶ月頃)のおすすめレシピ

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フレンチトースト

<材料>

・6枚切り食パン 1枚
・卵 1個
・牛乳 100㏄
・バター 少量

<作り方>

1.食パンの耳を落として、スティック状にカットします。
2.卵と牛乳をよく混ぜたら、1の食パンを浸して電子レンジ500wで30秒加熱します。
3.一度取り出して、裏返し、さらに電子レンジ500wで30秒加熱します。
4.フライパンにバターを薄く引き、弱火でじっくりと両面を焼きます。
5.両面に焼き色がついたら出来上がりです。

豆腐グラタン

<材料>

・小麦粉 大さじ2
・オリーブオイル 大さじ2
・牛乳 200㏄
・玉ねぎ 4分の1個
・にんじん 4分の1本
・ほうれん草 1株
・ブロッコリー 少量
・鮭(刺身用) 3切れ
・とろけるチーズ 2分の1枚
・豆腐 4分の1丁

<作り方>

1.フライパンにオリーブオイルと小麦粉をいれてよく混ぜ、牛乳を少しずついれて混ぜます。
2.火をつけて弱火でとろみがつくまで、煮立てます。
3.野菜をみじん切りにして、やわらかくなるまで茹でます。
4.鮭も茹でます。
5.1のホワイトソースに、野菜と酒をいれて軽く混ぜ合わせます。
6.耐熱皿(ココットなど)に小さめにカットした豆腐と5を流しいれて、チーズをのせてオーブンで焼きます。
7.チーズに綺麗な焼き色がついたら出来上がりです。

パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ

 

麩入りハンバーグ

<材料>

・麩 10個
・玉ねぎ 2分の1個
・パン粉 大さじ6
・牛乳 大さじ3
・牛ひき肉 300g
・卵 1個
・塩 少々

<作り方>

1.玉ねぎはみじん切りにして、耐熱容器に入れ、電子レンジで1分程加熱します。
2.麩を水に浸して、柔らかくしておきましょう。
3.オーブンを200℃に予熱しておきます。
4.ボウルにパン粉を入れ、牛乳をいれてふやかしておきます。
5.麩を小さく刻み、4のボウルにいれます。
6.ひき肉と、玉ねぎもボウルにいれ、卵、塩をいれてよく混ぜ合わせます。
7.小さめに丸めたら、アルミホイルを敷いた天板に並べて、オーブンで12分加熱します。
8.中までしっかりと火が通っていたら出来上がりです。

ホットケーキミックスで人参入りケーキ

<材料>

・ホットケーキミックス 200g
・野菜ジュース 100㏄
・牛乳 70㏄
・すりおろした人参 90g
・飾り用の人参スライス 適量

<作り方>

1.ボウルにホットケーキミックスをいれて、野菜ジュースと牛乳をいれ、良く混ぜます。
2.すりおろした人参をいれて、オーブン対応のカップに流しいれます。
3.薄くスライスした人参を好みの型で抜き、2の上に飾ります。
4.180℃に予熱したオーブンで、 15分ほど焼いたら出来上がりです。

まとめ

牛乳は、子どもや大人にとってもとても栄養のある飲み物ですが、1歳未満の赤ちゃんには、注意点も多く、慎重に飲ませ進めていきましょう。

慣れてきたら、飲み物だけでなく、デザートやいろいろな料理に使うことができるので、離乳食のメニューの幅も増えていきます♪

かしこく、上手に、牛乳を使ってみてくださいね!