ハイハイっていつからするの?しない子もいる?ハイハイに繋がる楽しい遊びと方法

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赤ちゃんの首がすわり、寝返りできるようになって、ひとり座りができるようになってきたら、次はハイハイです。

でも、なかなかハイハイしなかったり、通常のハイハイと違っていたり、パパやママが不安になることもありますよね。

多くの場合、標準的なハイハイは生後7か月以降に自然とできるようになります。

この記事では、ハイハイをする時期や姿勢、ハイハイを促す楽しい遊びなどについて5つの項目にまとめました。

・標準的なハイハイは生後7~10か月くらいに
・ハイハイも種類がたくさんある
・ハイハイの練習をするなら、子どもの「進みたい!」気持ちを引きだそう
・強引なハイハイの姿勢作りはケガのもと!
・ハイハイせず、いきなり立つ子もいる

ハイハイしなくても問題なく成長する子も多くいます。

神経質にならず、大らかに見守っていきましょう。

標準的なハイハイは生後7~10か月くらいに

母子手帳の乳児身体発育曲線のページを見ると、首すわりや寝返り、ひとり座り、ハイハイ、つかまり立ちができるようになる時期が書かれています。

この時期は、半数の子どもができるようになる月齢から、9割の子どもができるようになる月齢までを示しています。

ハイハイの場合、半数の子どもが生後7か月くらいからできるようになり、生後10か月頃には9割の子どもができるようになります。

ただ、赤ちゃんの成長は個人差が非常に大きいもの。

この中に入っていないからといって、焦ったり、無理に練習させたりする必要はありません。

赤ちゃんが自分の意志で、自分にあったペースでハイハイするようになるので見守ってあげてくださいね。

ハイハイも種類がたくさんある

大体、生後7か月くらいからできるようになるハイハイですが、色々な方法があるのをご存知ですか?

一例を挙げてみましょう。

・背面ハイハイ:仰向けのまま、足で床を蹴りながら移動していく
・ずり這い:うつ伏せの姿勢でお腹を床に付けたまま、匍匐前進のような姿勢で前に進む
・通常のハイハイ:四つん這いの姿勢で左右の手足を交互に前へ出して進んでいく
・高這い:四つん這いの姿勢だが膝は着かず、両足を伸ばしてお尻を高く持ち上げた姿勢で進む

ひとつのハイハイしかしない子もいれば、ずり這い→通常のハイハイ→高這い、というように変化していく子もいます。

また、それぞれのハイハイを始める時期も様々!

筆者の上の子は生後7か月でずり這いを始め、ずっとずり這いばかりしていました。

一方、下の子は、座布団に仰向けで寝かせていたところ座布団からはみ出ていた足で床を蹴り、ズリズリと座布団ごと移動する方法を覚えました。

生後3か月で背面ハイハイスタート!

生後4か月で寝返り&寝返り返りができるようになると、ずり這いのようなものでジリジリと進んでいくように。

スピード感溢れるずり這いは6か月頃にできるようになり、通常のハイハイは8か月頃にやりました。

このように、赤ちゃんによってハイハイも色々な変遷を辿ります。

記録しておくと面白いですよ。

ハイハイの練習をするなら、子どもの「進みたい!」気持ちを引きだそう

ハイハイは「赤ちゃんの筋力の発達」「重心移動」「やる気」の3つが揃わなければできません。

赤ちゃんは、日々、寝返りをうったり、オモチャで遊んだりしている時に、この3つが少しずつ育っていきます。

一番重要なのは「進みたい!」という気持ち。あっちへ行こう!というやる気ですね。

いくら筋力が付き、寝返りや寝返りから戻れるようになって重心移動が上手になっても「進みたい」と思わなければハイハイはできません。

ですから、ハイハイの練習をするなら「進みたい!」と赤ちゃんに思わせましょう。

魅力的なオモチャを準備する

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ハイハイの練習をするなら、やっぱりオモチャ。

手を伸ばしても少し届かない!(ほんの少し前へ進むと手が届く)という所にオモチャを置いてみましょう。

もしくは、オモチャでママが遊んだり、楽しそうな様子を見せてあげます。

筆者の上の子は、パパが使っているTVやエアコンのリモコン目がけて進みました。

下の子は、寝転がって遊んでいる上の子の足(トントンと床をリズミカルに蹴っている足)目がけて進みました。

何がその子の心を掴むか分かりませんが、日頃の様子を見ながら時々、誘ってみてください。

だるまさんが転んだ!も楽しい

赤ちゃんママで「だるまさんが転んだ」をするのもおすすめ。

コツは、ママがコタツやソファの陰に隠れてチラッと赤ちゃんを見ること。

「だるまさんが、転んだ」の最後の「だ」で、ソファの陰から顔を出して赤ちゃんを見ます。

楽しそうな声で言いながら「だ」で視線を合わせた時に、笑顔で「おいで、おいで~」と誘ったり、サッと隠れたりしてみてください。

「ママがソファの向こうにいる」
「顔が見えるところへ移動したい」
「ママの所へ行きたい!」

赤ちゃんがそんな風に思ったら、ハイハイへの第一歩を踏み出すことになりますよ。

強引なハイハイの姿勢作りはケガのもと!

同じくらいの月齢の赤ちゃんがハイハイしているのを見ると「うちの子もハイハイさせなきゃ!」と焦りますよね。

ですが、強引にハイハイの姿勢を取らせるのはケガの危険が!

赤ちゃんは毎日の遊びの中で、自分なりに体の動かし方を覚えています。

それなのに、突然、知らない姿勢を取らされると、どう動いていいのか分からず、思わぬケガをすることも。

ハイハイの姿勢になっても、手や足をどう動かすのか、体重移動はどうすればいいのか分かっていないと進めません。

下手をすると顔から床に突っ込んでしまいます。

ついつい手伝ってあげたくなりますが、赤ちゃんは自分で動きを覚えていきますので、そっと見守ってあげましょう。

ハイハイせず、いきなり立つ子もいる

通常の場合、赤ちゃんは首がすわって寝返りをうてるようになり、ひとり座りができるようになってからハイハイし、つかまり立ちをして歩くという流れになります。

しかし、寝返りをうてるようになった後、ハイハイをせずにいきなり立つ子も!

それはそれで、その子の成長なので問題ありません。

「必要性を感じなくてハイハイしない」という子もいるので心配ご無用!

赤ちゃんの成長は十人十色、千差万別なので周囲と比べてあれこれ心配する必要はないですよ。

ハイハイは赤ちゃん自身が遊びの中で体得していく

ハイハイは生後7か月くらいからできるようになります。

赤ちゃん自身が日々、遊んだり体を動かしたりする中でハイハイを覚えていくので、焦らず見守ってあげましょう。

ハイハイの練習をしたい場合は、赤ちゃんが興味を持つものオモチャを活用。

ギリギリ手が届かない所へ置いて「前へ進もう!」と思わせたり、ソファやこたつなどの陰に隠れて赤ちゃんをチラ見しながら「だるまさんが転んだ」をやってみてください。

ただし、強引にハイハイの姿勢を作るのはNG!

赤ちゃん自身が体の動かし方を覚えていないと転んでケガをする危険があります。

ハイハイせずつかまり立ちする子もいますので、焦らず、赤ちゃん自身のペースでハイハイするのを見守ってあげましょうね。