赤ちゃんの離乳食でハムはいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめレシピ

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離乳食が進むと、いろいろな食材を食べられるようになります。

同時に「あの食材はいつから食べさせていいの?」という疑問も沸いてくるのではないでしょうか。

私には娘が一人おりますが、離乳食期に一番迷った食材は『ハム』でした。

ハムは薄くて柔らかいので、「ある程度離乳食が進んだら与えてもいいかな?」と軽い気持ちで考えていた時期もありました。

私と同じような疑問や不安を抱えている人のために、

離乳食期でのハムについて紹介します。

赤ちゃんには安心して離乳食を食べさせてあげたいですよね。

今回の記事で正しい知識を身につけて、上手にハムを取り入れられれば幸いです。

赤ちゃんがハムを食べられるようになる時期はいつから?

ハムは食肉加工品の代表ともいえる食品で、子どもにも大人気です。

我が家の娘もハムが大好きで、サラダなどに入っていると喜んで食べてくれます。

簡単に使うことができて風味もいいため、つい与えたくなってしまいますが、

実はハムは離乳食期の赤ちゃんには不向きな食品です。

どんなに早くても離乳食完了期の後半から少しずつ与えるようにしましょう。

離乳食が完了したあとも、できることなら与える機会は少なくするのがおすすめです。

なぜ離乳食期の赤ちゃんには不向きなの?

ハムが離乳食期の赤ちゃんに不向きな理由は以下の4つです。

  • 塩分が多く含まれていること
  • 添加物が気になること
  • 脂肪分が多いこと
  • 傷みやすい

離乳食期の赤ちゃんに塩分はほとんど必要ないものです。

しかしハムにはたっぷりの塩分が含まれています。

また、味や香りを良くするためや、ある程度日持ちをさせるために、香料や防腐剤などの添加物が含まれていることも気になるポイントです。

あっさりとした味わいのように感じますが、意外と脂肪分が多いのがハムの特徴。

塩分や添加物、脂肪分は消化に時間がかかり、赤ちゃんの体に負担がかかってしまうため不向きなのです。

関連記事⇒赤ちゃんの塩分摂りすぎは死亡リスクあり?乳児の塩分目安量と3つの注意点

ハム選びにもポイントが!

ここ数年の健康志向により、ハムなどの食肉加工品も減塩や無添加の商品が増えています。

ハムにいわゆる『赤ちゃん向け』という商品はほとんどありませんから、子どもに与えるハムを選ぶときは、減塩や無添加のものを選ぶこともひとつのポイントです。

ただし、添加物が少ないハムは塩分量が多くなりがちですので、与えるときにはひと工夫をする必要があります。

ハムを与えるときのポイントは次の項目で詳しく紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんにハムを食べさせるときの3つの注意点

1歳を過ぎたら少しずつハムを食べさせることができるとされていますが、与えるときにはいくつかの注意点があります。

  1. 下ゆでして塩抜きをしよう
  2. 与えすぎに注意!
  3. 味出しに使おう

ここでは3つの注意点を紹介しますので、赤ちゃんに与えるときの参考にしてみてくださいね。

1.ハムは下ゆでして塩抜きするのがおすすめ

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ハムは大人が思っている以上に塩分が含まれています。

離乳食期に塩やしょうゆなどの調味料をほとんど経験していない赤ちゃんにとって、ハムは味がとても濃く感じます。

一度経験してしまうと、ハムのおいしさを覚えてしまうので、なるべく塩分をカットしてから与えることがポイントです。

赤ちゃんにハムを与えるときは、塩抜きをしてから与えましょう。

ハムの塩抜きの方法には以下の3通りがあります。どれでもOKです。

  • 熱湯で1分ほどゆでる
  • 耐熱容器に水とハムを入れて2~3分レンジで加熱する
  • ハムに熱湯をまわしかけ、お湯の中で10分ほどつけておく

やりやすい方法で塩抜きをしてくださいね。

ちなみに生ハムは塩分量が他の食肉加工品に比べても非常に高いので、離乳食としては与えないようにしましょう。

2.ハムは「たまに、少量を」を基本に与えすぎに注意!

1歳を過ぎたらハムを食べられるようになるとはいえ、与えすぎには気を付けたいところです。

サンドイッチなどにするとパクパク食べてくれるので、つい与えすぎてしまいがちですが、

塩抜きをしていたとしても、過剰に与えるのはやめましょう。

ハムを赤ちゃんに与えるのは、「たまに、ごく少量を」を基本にすることが大切です。

3.ハムは味出しに使おう

ハムは塩分が多いので、様々なメニューで調味料代わりに使うことができます。

おすすめのメニューは以下の4つです。

  • 野菜スープ
  • ポテトサラダ
  • 野菜炒め
  • チャーハン

ハムは具材にもなりますし、調味料としても使えるので、ほかの調味料をほとんど必要としない点も魅力です。

ハムの塩分だけで十分おいしいメニューになるので試してみてくださいね。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でチャーハンはいつから食べて大丈夫?3つのポイントと炒飯レシピ

簡単♪おいしい!ハムを使った赤ちゃん向けレシピ2選

赤ちゃんにも安心して食べさせてあげられる、ハムを使ったレシピを2つ紹介します。

一歳半を目安に食べさせてあげるようにしましょう。

野菜たっぷりハム入りスープ

○材料(赤ちゃん1人分)

ハム・・・4分の1枚

タマネギ・・・5g

ニンジン・・・5g

キャベツ・・・5g

ジャガイモ・・・5g

水・・・100ml

コンソメ・・・ひとつまみ

○作り方

1.すべての具材を1cm角程度に切っておきます。

2.鍋にすべての具材を入れて、柔らかくなるまで煮込んだら完成です。

※大人用も一緒に作る場合は、味付けをする前に取り分けてもOKです。

ハム入りポテトサラダ

○材料(赤ちゃん1人分)

ハム・・・4分の1枚

ジャガイモ(中)・・・半分

ニンジン・・・少々

ブロッコリー・・・少々

牛乳・・・少々

○作り方

1.ジャガイモを柔らかくなるまでゆでてつぶします。

2.ニンジンとブロッコリーも柔らかくなるまでゆで、食べやすい大きさにカットしておきましょう。

3.ハムは食べやすい大きさに切り、塩抜きをしておきます。

4.ジャガイモに具材を入れて混ぜ合わせ、しっとりするまで牛乳を加えて、よく混ぜたら完成です。

まとめ

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ハムは手軽に使うことができ、食事作りのお助け食材としても使われることが多いです。

我が家でも具材がちょっと足りない時や朝食などによく使いますが、赤ちゃんや子どもに与えるときは、量や与える頻度を考える必要があるのだな、と改めて実感しました。

基本的にハムは離乳食には不向きで、もしも与えるならば1歳以降から少量ずつが好ましいでしょう。

  • 塩抜きをしてから与える
  • 減塩や無添加のハムを選ぶ
  • 与える量に気を付ける

以上のことに気を付けながら、上手にハムを取り入れていけるといいですね。

ちなみに我が家では、そのままハムを食べさせたのは2歳を過ぎてからでした。

つい食べさせすぎてしまいそうになりますが、大人も量を決めて取り入れるのがおすすめですよ。