赤ちゃんの日焼けは危険?湿疹や黒くなった時の対策と6つの予防策

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赤ちゃんを連れてのお散歩は、赤ちゃんだけでなくお母さんの気分転換にもなります。

夏場は特に、日差しが強いので、外出を避けがちになりますよね。

しかし、屋内で遊ぶばかりで、たまには外に出てリフレッシュしたいものです。

紫外線の強い日に、心配なのは赤ちゃんの日焼け。

赤ちゃんの日焼けが激しくなると、湿疹や肌が黒くなることもあります。

「紫外線って赤ちゃんに悪い影響をもたらすの?」

「湿疹ができたときはどうすればいい?」

「紫外線を浴びないための予防方法を知りたい!」

紫外線が身体に悪いということはなんとなく知っていても、赤ちゃんが紫外線を浴びることによって、どのような影響をもたらすのかなど詳しく知らない人も多いようです。

今回は、赤ちゃんと紫外線による日焼けについてご紹介していきます。

  • 紫外線について
  • 赤ちゃんの湿疹や黒くなった時の対策
  • 6つの日焼け対策
  • おすすめの日焼けクリーム

夏だけでなく、どの季節にも言えることなので、紫外線について、正しい知識をもっておくことで、いざというときにお役に立つことができれば嬉しいです。

紫外線について正しい知識を学ぼう

紫外線の性質

太陽の光には、赤外線、可視光線(目に見える光)、紫外線が含まれています。

紫外線は、3種類に分けられており、その1つはオゾン層と酸素分子により、私たちに届くことはありませんが、

2つ目は、オゾン層の変化により地表に届くようになってきており、増加の傾向があります。

3つ目が地上に届く紫外線に分けられており、薄い雲であれば80%以上は透過しています。

また、直射日光を受ける場所だけでなく、紫外線は空気中で散乱するので、日影でも人に届くことが分かっています。

建物の中では、外の紫外線の10%以下の紫外線が届いていると言われています。

紫外線が人に与える影響

紫外線を浴びすぎてしまうと、人の健康に影響が出ることが分かってきています。

急性なものでは、日焼け、紫外線角膜炎、免疫機能低下があり、慢性なものでは、しわ、しみ、良好腫瘍、前がん症、皮膚がん、白内障、翼状片などを起こすと言われています。

皮膚には、メラニン色素があり、紫外線からDNAへの痛手を減らしてくれています。

メラニンが多いほど、人の肌は黒く、紫外線に対しての抵抗力が高くなっています。

しかし、紫外線をたくさん浴びすぎてしまうと、DNAを傷つけてしまい、間違った遺伝情報を生じていることが、皮膚がんの原因と考えられています。

子どものころに大量に浴びて、大人になってから紫外線対策をしたとしても、その影響は年を取ってからでも現れるので、小さな頃からの紫外線対策を必要とされているのです。

ビタミンDと紫外線の関係

ビタミンDはカルシウム代謝の調整を行う仕事をしています。

体内の消化管、骨、腎臓で働き、人が生きていく上でとても大切な栄養素のひとつです。

食べ物より摂取することもできるのですが、実はからだの中で作ることができるのです。

ビタミンDは皮膚で合成されるのですが、合成には紫外線が必要となります。

妊婦さんにおいて、ビタミンDが不足していると、その赤ちゃんの将来の骨量が少なることが、研究で分かっています。

妊娠中から、ビタミンDの摂取には気を付けていかなければなりませんね。

日焼けで赤ちゃんの肌に異常が!湿疹や黒くなった時の対策

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赤ちゃんに湿疹ができる原因は?

赤ちゃんの肌に、赤いぽつぽつとした湿疹ができたときの原因として、2つ考えられます。

1つ目は日焼け止めクリームの成分が、赤ちゃんの肌に合わなかったことです。

日焼け止めクリームに含まれている紫外線吸収剤の刺激が強すぎているのかもしれません。

もう1つは、紫外線をたくさん浴びたことで、紫外線のダメージが強すぎて、湿疹ができたことが考えられます。

紫外線による湿疹の特徴は?

湿疹ができやすい場所は、首の後ろや手の甲、腕や顔などがありますが、どこも紫外線を浴びやすい場所であるということです。

湿疹以外にも症状が現れる赤ちゃんもおり、目が充血する、涙がでる、頬などが腫れる、かぶれる、発熱などの症状がでる場合もあります。

紫外線による日光湿疹のケアの方法

まず、顔が赤くなっているときには、冷たいタオルで冷やしてあげてください。

それだけでも、赤みが引いていきます。

タオルで冷やした後は、保湿剤をしっかりと塗りこんであげましょう。

日焼けした部分は、乾燥して肌がカサカサになりがちです。

湿疹がひどい場合は、皮膚科を受診し相談することをおすすめします。

紫外線を浴びるたびに、皮膚に異常があるのであれば、紫外線アレルギーも考えられますが、一概にすべてがアレルギーということではないので、一度検査してみてもよいでしょう。

赤ちゃんの肌が黒くなった⁉

赤ちゃんの肌の色は個人差があるのですが、黒くなってしまった時は大人のように何か美白対策をしなくてはいけないのでしょうか?

基本的には、自然と元の色に戻ります。

赤ちゃんや子どもたちは、肌の作り変りも早いので、それだけ肌が元の色に戻るのが早いのも特徴です。

たくさんの日差しを浴びて日焼けしたからと言って、特に心配はいらないでしょう。

紫外線から赤ちゃんを守るための予防策

湿疹や将来の赤ちゃんの皮膚のためにも、小さな頃からの紫外線対策は必要不可欠です。

きっちりするのもなかなか大変なので、外出時などに次のことに気を付けてみましょう。

紫外線の少ない時間帯や場所を選ぶ

紫外線には次のような特徴があります。

  • 南側に行くほど強くなる。
  • 春から初秋の間が強く、1年間の約70~80%ある。
  • 正午を挟む数時間が強い。

季節や時間を考えて、外遊びや散歩をすることで、紫外線を受ける量を調節することは可能です。

赤ちゃんとのお散歩であれば、10時から14時の間のお散歩は控えるとよいでしょう。

冬も全く紫外線が無いわけではないので、天気の良い日は紫外線の対策をするようにしましょう。

帽子をかぶる・日傘を利用する

帽子をかぶることで、受ける紫外線の量が20%減少します。

つばが広めの帽子をかぶせてあげましょう。

夏は、暑さもあるので、夏用の涼しそうな生地の帽子や麦わら帽子がおすすめです。

また、お母さんの余裕があるのであれば、日傘を合わせて利用するのも効果的ですね。

また、最近ではベビーカーの日よけにも紫外線の対策がされています。

ベビーカーでのお散歩の時には、日差しが強い時にカバーを下ろしてあげることで、強い紫外線から赤ちゃんを守ることができますね。

眼鏡やサングラスをつける

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UVカット機能のある眼鏡やサングラスをつけることで、紫外線の約90%をカットすることができ、とても効果が大きい対策です。

眼鏡をしていても、上下左右から紫外線が入ってくることもあるので、出来るだけ顔の形にフィットしたものをかけるとよいでしょう。

ビタミンDの摂取

紫外線を避け続けてしまうと、ビタミンDが不足しがちになるので、食べ物より摂取していきましょう。

1日でどのくらいのビタミンDが必要とされているかご存知でしょうか?

日本人の食事摂取基準によると、1日に4~5µgが必要ですが、授乳中や妊娠中の人は、この1.5倍の量が必要とされています。

食品でビタミンDをたくさん含んでいるのは、魚やきのこ類です。

しかし、やはり食事だけでビタミンDを補うことは難しいので、適度な日光浴は必要とされています。

車の窓にも紫外線対策をしっかりとする

夏は特に、車の中に座っているだけでも紫外線を浴び続けることになります。

夏、運転をよくしている人は、左右の手の甲の色が違うくらい、日焼けしていますね。

対策としては、車の窓ガラスにUVカットフィルムを付けておく、100円ショップなどでも販売してある車用の日よけを上手く利用するなどの工夫をしておきましょう。

UVクリームを上手に使う

日焼け止めには、液状タイプやクリーム、乳液、スプレー、シートタイプなどたくさんの種類があります。

赤ちゃんには、赤ちゃん専用の日焼け止めクリームがあるので、そちらを利用しましょう。

赤ちゃんや子ども用の日焼け止めは、紫外線吸収剤がはいっておらず、アレルギー反応をおすことが。

ほとんどないのが特徴で「ノンケミカルサンスクリーン」などの表示がされています。

塗り方としては、1円玉ほどの大きさを手のひらに出し、それを赤ちゃんの顔全体と、手足に2回ずつ塗りましょう。

伸ばすように塗るよりも、優しく押し込むように塗りこむ方が効果があります。

また、汗をかいたときや、外出が長い時には、だんだんとクリームも落ちて効果が減っていくので、重ね塗りをしましょう。

赤ちゃんや子ども用の市販の日焼け止めクリームは、石鹸やシャンプー、お湯で落ちるものが多いので、購入の際にはしっかりと説明を読んで選ぶと良いですね。

おすすめの赤ちゃん用日焼け止めクリーム

さて、赤ちゃんの日焼け止めクリームについてお話したので、今回おすすめの日焼け止めクリームも一緒にご紹介していきますね。

ALOBABY UV&Outdoor Mist

―引用 アロベビー|ベビーグッズ よりー

持ち運びやすいスプレータイプで、汗をかいたときにさっと付け直しができます。

オーガニック日焼け止めにありがちな白浮きもせずに、お湯で落とすことができます。

レモングラスやローズマリーなどの天然のアロマの香りで、赤ちゃんもお母さんにも嬉しい香りです。

100%天然由来成分でできているので、新生児から使用できるのも特徴です。

ママバター UVケアクリーム

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―引用 ママバターHP よりー

クリームタイプのノンケミカルの日焼け止めなので、敏感肌の赤ちゃんにもおすすめです。

保湿効果が高いのが特徴で、冷房の中の乾燥からも肌を守ってくれます。

顔だけでなく全身に使えて、石鹸で落とすことができます。

ハーブの香りのものや、ミストタイプもあります。

エルバビーバ チルドレンサンスクリーン

―引用 エルバビーバ ジョンマスターオーガニック よりー

100%ナチュラル成分で、赤ちゃん(生後6か月頃から)にも使える優しい日焼け止めです。

白浮きしにくく、敏感肌の大人の人にも人気の商品です。

オーガニックラベンダーとカモミールのエッセンシャルオイルが配合されており、うっとりする香りですよ♪

他のものは2~3時間おきに塗り直しが必要ですが、こちらは最大10時間は防御効果が続くので、塗り直しの手間も省けます。

まとめ

赤ちゃんのために紫外線を予防することは必要なのですが、全てをシャットダウンしようとする必要はありません。

ビタミンDを作り、骨が丈夫な子どもに育ってもらうためにも、適度な日光浴は必要です。

夏場は暑いので、窓際などで遊ばせるのもおすすめですよ♪

最近は、日焼け止めクリームの種類も多く、選ぶのも楽しくなります。

紫外線対策は大変ですが、楽しめるところは楽しんで、頑張っていきましょう。