新生児でほくろがあった!病気や除去の必要性は?実際に医師から受けたアドバイス

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「新生児はほくろがない」と思い込んでいましたが、生まれてきた赤ちゃんの耳に、黒いほくろを発見!

・なにかの病気では?
・これから大きくなる?
・生まれつきってあるの?

など、上の子たちにはなかった新生児でほくろについて、あれこれ悩みました。

そこで今回は、新生児なのにほくろがある理由、除去する必要性、危険なほくろについてご紹介します。

生まれたばかりの赤ちゃんにほくろはできるの?

ほくろといえば、気がついたら出来ているもの。

なので、多くの方は生後まもない赤ちゃんは、ほくろが一つもなくキレイな肌質と思われているのではないでしょうか。

実際、私もそのうちの1人で、上の子2人は生まれた時は真っ白な肌でした。

生後5ヶ月あたりからほくろが1つでき始め、それから現在まで数個に増えています。

新生児はほくろも何もないと思い過ごしてきましたが、3人目を出産して抱っこした時に、耳に黒いほくろを発見!

私も夫も似たような場所にほくろがあったので、思わず「お揃いだ~」なんて思ってしまいました。

後からゆっくり考えた時、上の子たちは新生児でほくろがなかったのに、一番下の子はほくろがハッキリとあることが心配に・・・。

そこで、生まれたばかりの赤ちゃんにも、ほくろができるのか助産師さんに聞いてみました。

すると、「赤ちゃんによるけど、生まれた瞬間からほくろがある子とない子がいるよ。◯◯さんの赤ちゃんのほくろは、見た感じ異常ではないよ」とのこと。

3人目はたまたま見える位置にあっただけで、本当は上の子2人も新生児からほくろがあったのかもしれません。

皮膚の色、目の形などに個人差があるように、ほくろができる時期も違いがあるみたいですね。

新生児のほくろとは?

新生児からできる「ほくろ」も、後から出てくる「ほくろ」も、すべて色素性母斑(しきそせいぼはん)や母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)と医学的に呼ばれています。

ほくろは色素性母斑の中にある小さなもので、大きくなるとアザと呼ばれるようになり、症状によって病名が異なります。

ほくろは母斑細胞という髪の毛の色である、メラニンに似た色素が増えたことが原因です。

そしてこの色素性母斑には、先天性のもの(生まれつき)と後天性(生まれてしばらくしてから)の2つに分かれます。

それぞれのほくろについて、特徴をご紹介します。

先天性のほくろ

生まれた時からあるほくろは、先天性色素性母斑と呼ばれています。

新生児からできるのは非常に珍しく、体の成長に合わせてほくろも大きくなる可能性があるので、注意して様子を見ておきましょう。

後天性のほくろ

新生児期を過ぎてしばらくするとできるほくろを、後天性色素性母斑と呼ばれています。

ほくろはメラニン色素が集まってできることもあるため、紫外線の影響など生活習慣で発生する可能性があります。

また、両親と同じ位置にできるなど、遺伝的要因も関係しているので、子供と自分のほくろの位置を確認してみてはいかがでしょうか。

新生児にほくろがある場合は除去が必要?

新生児にほくろがあるからといって、無理に治療する必要はありません。

ほくろによっては、突起しているものや軽く膨らんでいるのもあるため、少し心配ですよね。

生活に支障をきたすようなほくろ。

たとえば、衣類を脱ぎ着する時にほくろに引っかかり、出血や炎症を起こしているなど。

こういった場合は、皮膚へのダメージが大きいため、治療で除去する方向を考えなくてはいけないでしょう。

ただ、新生児のほくろがこういったトラブルを引き起こしていても、絶対に手術が必要とは限りません。

生まれて間もない赤ちゃんは、免疫力が低く体力が弱いため、手術するには危険性が高いです。

もう少し大きくなって様子を見ていき、手術の可否を医師が判断するケースが多いので、心配な方は一度医師に相談してどう対応すべきかアドバイスしてもらうと安心ですよ。

新生児のほくろでこんな時は要注意!

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新生児からあるほくろは、目に見えたトラブル(出血など)がなければ、とくに心配する必要がないとお伝えしました。

しかし、ほくろにはたくさんの種類があり、人によって色や形に違いがあります。

新生児のほくろの中でも、こういった場合は一度皮膚科で悪性かどうか調べてみることをおすすめします。

はっきりした色のほくろではない

ほくろはメラニン色素に似た組織で形成されています。

基本的に黒色をしていますが、赤や白・青などといったほくろの色とかけ離れている場合は、少し注意が必要です。

ほくろが円形ではない

ほくろといえば丸い形をしている特徴がありますが、中にはギザギザしている、左右非対称の形をしているなどもあります。

ほくろが6mm以上ある

本来、ほくろはそれほど大きくないため、いつできたのか気づきにくいことが多いです。

「ほくろは大きいとがんになりやすい」とよく耳にしますが、新生児にできたほくろが日々成長し、6mm以上に大きくなった時は悪性か念のため診察しましょう。

ほくろに炎症などのトラブルが見られる

ほくろは傷口にできた“かさぶた”とは違うため、出血や黄色い膿のようなものは出てきません。

違和感なく皮膚に存在するものですが、中には出血や膿を伴うほくろもあります。

こういった場合、皮膚内で何らかのトラブルに巻き込まれている可能性があるので、詳しい検査が必要でしょう。

まとめ

今回は、わが家の3番目が新生児でほくろがあった時の体験談を交えて、病気や除去の必要性について、医師や助産師から受けたアドバイスをご紹介しました。

ほくろは生まれつき(先天性)と後から(後天性)の2種類あり、その多くは良性のほくろといわれています。

色や形は若干の違いがあるものの、ほとんどが黒色。

無理に除去するなど、手術する必要はありません。

しかし、中には要観察が必要なほくろもあります。

注意が必要なほくろについて、再度まとめます。

・はっきりした色のほくろではない
・ほくろが円形ではない
・ほくろが6mm以上ある
・ほくろに炎症などのトラブル

新生児のほくろが気になる時は、小児科や皮膚科に一度相談してみることをおすすめします。