妊婦はほうじ茶を飲んでも大丈夫?妊娠中のほうじ茶の影響と3つの注意点

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妊娠中にはたくさんの水分を必要とします。

なるべく体を冷やさないように温かい飲み物を選ぶことも多いですよね。

ほうじ茶はクセが少なく飲みやすいお茶なので、妊娠してからもよく飲んでいるという妊婦さんも多いと思います。

私も普段の水分補給は温かいほうじ茶が定番だったのですが、妊娠してからはカフェインが気になるようになりました。

そこでふと「妊婦はほうじ茶を飲んでもいいの?カフェインは大丈夫?」という疑問が浮かびました。

・妊婦はほうじ茶を飲んでも大丈夫?
・ほうじ茶に含まれるカフェインの量を知りたい!
・ほうじ茶が妊婦にどのような影響を与える?
・妊婦がほうじ茶を飲むときの注意点

私と同じように、妊婦でもほうじ茶を飲むことができるのか迷っているという人のために、妊婦とほうじ茶について詳しく調べてみました。

妊娠中はできるだけ体に良いものを安心して取り入れたいですよね。

正しい知識を身につけて、安心してほうじ茶を飲めるといいですね!

妊婦はほうじ茶を安心して飲むことができるの?

煎茶を強火で焙じたものをほうじ茶と呼びます。

茶葉自体は煎茶と同じものを使っていることが多いですが、製造方法に違いがあります。

苦味と渋みが少なく、香ばしい香りが特徴のお茶で、すっきりとした味わいで飲みやすいと感じる人も多いでしょう。

ほうじ茶は苦味や渋みが少ないのでカフェインも入っていないようなイメージがありますが、実はほうじ茶にもカフェインが含まれています。

カフェイン含有量の多いコーヒーや玉露などに比べるとその量は少なく、妊娠中でも比較的問題なく飲むことができます。

ほうじ茶に含まれるカフェイン含有量

妊娠してからカフェインの摂取に気を使うようになったという妊婦さんは多いと思います。

ほうじ茶にはどのくらいのカフェインが含まれているか気になりますよね。

ここではほうじ茶のカフェイン含有量をほかの飲み物と比較してみましょう。

<カフェインの含有量(100mlあたり)>

・インスタントコーヒー(2g使用)・・・80mg
・コーヒー(10g使用)・・・60mg
・紅茶(5g使用、2分抽出)・・・30mg
・煎茶(10g使用、1分抽出)・・・20mg
・ほうじ茶(15g使用、30秒抽出)・・・20mg
・ウーロン茶(15g使用、30秒抽出)・・・20mg
・玄米茶(15g使用、30秒抽出)・・・10mg

(参照:文部科学省|日本食品標準成分表2015年版(七訂)より)

インスタントコーヒーに比べると、ほうじ茶に含まれるカフェインの量は4分の1程度ですから、そこまで気を使う必要はありません。

妊娠中はカフェインの摂取は絶対にNGというわけではなく、妊婦さんでもコーヒーなら2~3杯程度なら飲むことができます。

日本では妊婦のカフェイン摂取量などを明確にはしていませんが、諸国では1日のカフェイン摂取量を200mgまでに抑えることが好ましいとされています。

ほうじ茶だけで考えると1リットル程度まで飲むことができますね。

(参照:厚生労働省|食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてより)

妊婦がほうじ茶を飲むことで得られる3つの影響

ほうじ茶は妊婦でも比較的安心して飲むことができるお茶です。

妊婦がほうじ茶を飲むことで、どのような影響があるのでしょうか。

ここでは3つのメリットを紹介します。

・リラックス効果
・虫歯や風邪の予防
・冷え解消や血行促進

テアニンがリラックス効果に有効!

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ほうじ茶に含まれるテアニンという成分が、リラックス効果に有効だといわれています。

テアニンはほうじ茶だけでなく緑茶にも含まれているのですが、実はほうじ茶には緑茶の100分の1程度の量しかテアニンが含まれていません。

しかしリラックス効果は緑茶でもほうじ茶でもほぼ変わらないことがわかっています。

その理由としては、ほうじ茶の香ばしい香り。

お湯を注ぐと香ばしい香りがゆっくりと立ちます。

ほうじ茶の香りを嗅ぐだけでもリラックス効果があるとされていますから驚きです。

妊娠中は何かとストレスを感じやすい時期ですから、ほうじ茶の香りでゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。

カテキンには強い殺菌作用がある!

カテキンというと緑茶のイメージが強いですが、同じ茶葉を使っているほうじ茶にももちろんカテキンが含まれます。カテキンには強い殺菌作用があり、口に含むことで虫歯予防になります。

また、のど周辺に付着した細菌にも作用するため、風邪予防にも有効だとされています。

妊娠すると気軽に薬を飲むことができませんから、風邪が流行する時期にはできるだけ風邪をひかないように気を使う人も多いでしょう。

普段からほうじ茶を飲むことで、虫歯や風邪予防に役立ててくださいね。

ピラジンには冷え解消と血行促進効果が!

カフェインには体を冷やす作用がありますが、ほうじ茶はカフェインが少ないうえにピラジンという成分が含まれています。

ピラジンはほうじ茶の香ばしい香りの成分のひとつで、ピラジンには血管を拡張する作用があるとされています。

血管が広がるため血流がよくなり、冷え解消に役立ちます。

妊婦さんにとって冷えは大敵です。

ほうじ茶を上手に取り入ることで冷えを解消することにつながりますよ。

妊婦がほうじ茶を飲むときに気を付けたい3つの注意点

コーヒーに比べるとカフェインの量も少なく、ほうじ茶を飲むことで妊婦さんにもうれしい効果があることがわかりました。

より安心して妊婦さんがほうじ茶を飲むためには、いくつかの注意点があります。

ここでは3つの注意点を紹介しますので、妊娠中にほうじ茶を飲むときの参考にしてみてくださいね。

  1. 飲みすぎはNG!
  2. 温かいほうじ茶を飲もう!
  3. 薄めにするのがおすすめ!

ほうじ茶の飲みすぎはNG!

ほうじ茶に含まれるカフェインは、コーヒーに比べると少ないですが、たくさん飲めばそれだけ体内にカフェインを摂取することになります。

先に紹介したように、妊娠中のカフェイン摂取量の目安を超えないようにすることが大切です。

普段の飲み物はカフェインレスのお茶にし、食後など口の中をさっぱりさせたいときにほうじ茶を取り入れるといいでしょう。

ほうじ茶は温かいものがマスト!

先にも触れたように、ほうじ茶には血行を促進し冷えを解消する働きがあります。

せっかくこのような効能があるのに、冷たいほうじ茶を飲んでしまっては意味がありません。

妊娠中の飲み物は、常温以上の温かいものを飲むことが大切です。

ほうじ茶も温かいものを飲むようにしましょう。

ほうじ茶は薄めに入れるのもおすすめ!

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ほうじ茶に含まれるカフェイン量は比較的少ないですが、それでもカフェインが気になるという妊婦さんも多いと思います。

そんな時は、ほうじ茶を薄めに入れるのもおすすめです。

先に紹介したほうじ茶のカフェイン含有量は、

<茶葉15gを使い30秒の抽出でカフェイン量が20mg>

です。

・茶葉の量を減らす
・お湯の量を増やす
・抽出時間を減らす

などの工夫でカフェインの摂取量を減らすことができます。

薄めに入れることでよりあっさりとした味わいになるのでおすすめですよ。

まとめ

ほうじ茶にはカフェインが含まれているものの、コーヒーほど多くはなく妊婦さんでも比較的安心して飲むことができるお茶です。

妊婦さんがより安心してほうじ茶を飲むためには、

・飲みすぎに注意しよう
・温かいほうじ茶を飲もう
・薄めに入れるのもおすすめ

などに注意して飲むことをおすすめします。

また、カフェインが含まれている飲み物はほうじ茶だけではありません。

コーヒーや紅茶などを飲むことがある妊婦さんは、1日のカフェイン摂取量を気にしながらほうじ茶を飲むことも大切です。