授乳中はインスタント食品を食べても大丈夫?カップラーメンばかりの危険性と影響

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「インスタント食品は添加物まみれで酸化した油ギトギトの最悪な食品!」

こんな考えは時代遅れ。

今は多種多様なインスタント食品が開発されています。

さらに授乳中でもどんどん活用していきたい魅力がいっぱい!

当記事では、インスタント食品を以下3つのテーマに分けて紹介します。

・授乳中に食べても大丈夫な理由
・活用する時の3つの注意点(油の相性・ビタミン類不足・脂質不足)
・インスタント食品(ラーメン類・スープ類・冷凍食品・レトルト・缶詰)のおすすめ活用法

では、いきましょう!

インスタント食品は授乳中でも問題なし!

インスタント食品というと「食品添加物まみれ」「栄養ゼロ」「不健康」というイメージがあります。

そのせいか授乳中に食べるなんてもってのほか!なんて声も聞かれます。

でも安心してください。

実はインスタント食品に使われている食品添加物は、厚生労働省の許可を得た安全なものだけ!

さらにもっと厳しい基準をクリアしたJASマーク付きインスタント食品もあります。

(参考:インスタントラーメンの添加物って心配ないの?一般社団法人 日本即席食品工業協会

インスタント食品が栄養ゼロというのもウソ!

製造技術は日々進歩していて、フリーズドライといった栄養素を壊さずに加工する技術があるのです。

~凍結乾燥(フリーズドライ)の特徴~

低温で乾燥が進行するため、成分変化はほとんどなく、色・香り・味・栄養価も保持する。

(引用元:日本エフディ株式会社

インスタント食品は不健康というイメージも過去のもので、

今や、食物繊維やコラーゲンをプラスしたもの、低カロリーなものなど、健康を意識したインスタント食品が数多く販売されています。

簡単便利で手間いらずのインスタント食品は、忙しい授乳中の女性の強い味方になるでしょう。

インスタント食品の3つの注意点

ネガティブなイメージに反して、安全に食べられるインスタント食品ですが、3つだけ注意点があります。

1.油が合わない人がいる

インスタント食品の中には、油で揚げた商品や、風味を保つために油を吹き付けているものがあります。

この油が体に合わない人も。

インスタント食品を食べてお腹が緩くなったり体調が崩れたりする人は、油が原因かもしれません。

心当たりがある人は、食べる量を少なくしたり、一度湯通ししたりして、摂る油の量を減らしてみましょう。

2.ビタミン類が不足しがち

インスタント食品のパッケージには、炭水化物・タンパク質・脂質・ナトリウム・カルシウムといった栄養素が書かれています。

ですが、ビタミン類の記載はほとんどありません。つまり、ビタミン類が不足してしまうのが現実。

野菜や果物と組み合わせて栄養バランスを整える工夫が必要です。

3.必須脂肪酸が不足することも多い

インスタント食品は油が多いので脂質は控えないとダメ。と言う人もいるかもしれませんね。

人間にはプラスしないといけない脂質があります。

それは必須脂肪酸と呼ばれる、体の中で作り出せない脂質。

必須脂肪酸が不足すると、皮膚に炎症が起きたり、髪の毛が抜けて艶がなくなったり、血液の状態が悪くなったりします。

インスタント食品に脂質は含まれていますが、実は必須脂肪酸が足りません。

コーン油、あまに油、えごま油といった植物由来の油に多く含まれる必須脂肪酸の摂取を忘れないでください。

授乳中のインスタント食品活用法

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では、授乳中の女性がどんなインスタント食品を活用すればいいのかを紹介します。

インスタントラーメンは、一手間加えてバランス食に!

カップヌードル、カップ焼きそばなど…たまに無性に食べたくなるときってありますよね。

インスタント食品の代表、インスタントラーメンには必ず具材をプラスして食べましょう。

<プラスしたい食材>

・キャベツ、ニンジン、タマネギ(ビタミン類)
・チャーシューや卵(タンパク質、ビタミンB)
・ワカメ(ミネラル類)

麺は炭水化物の塊です。

タンパク質・ビタミン・ミネラルを足して栄養バランスを整えましょう。

インスタントラーメンのスープは塩分量が多くなっているので、飲む量は控えめに!

味噌汁やスープは積極的に取り入れて!

お湯を注げば完成する味噌汁やコーンスープもインスタント食品です。

温かいスープは授乳中の女性の強い味方!

水分摂取をしながら体を温められて一石二鳥です。

味噌汁に根菜類をプラスすると、不足しがちな野菜が摂れてさらにGood!

三度の食事の時だけではなく、小腹が空いた時のおやつにもおすすめです。

冷凍食品は時短料理の強い味方!

温めるだけで完成する冷凍食品も、忙しく疲れやすい授乳中の女性の心強い味方。

パスタやチャーハンは、脳のエネルギー源になったり、母乳の原料になる大切な炭水化物です。

温めたり、油で揚げれば完成するコロッケや、魚のフライ、ハンバーグはタンパク質が豊富なので、主菜に使える時短おかずになりますね。

冷凍野菜や果物は、1日に摂る食材の数を簡単に増やせるお手軽食材です。

赤ちゃんがぐずったり、お昼寝のタイミングがずれたりすると、食事の準備もままならないもの。

そんな時は冷凍食品を使って、パパッとバランスが取れた食事を作ってしまいましょう。

関連記事⇒妊婦と冷凍食品~妊娠中の冷凍食品の活用法や影響と4つの注意点

レトルト食品を使う時はビタミン&脂肪酸をプラス

最近のレトルト食品は、温めずに食べられるものもあり、便利さが進化しています。

究極の時短料理ともいえるレトルト食品ですが、頼りすぎるとビタミン類や脂肪酸が不足する不安も。

レトルト食品を食べる際には、次のような食材と組み合わせて食卓に並べてください。

<組み合わせたい食材>

豚肉、ほうれん草や小松菜、エゴマ油やコーン油、バナナ・リンゴ・イチゴといった果物

ビタミン類や脂肪酸を足して、バランスよくレトルト食品をいただきましょう。

缶詰は授乳中の女性のための食材

授乳中の女性に最もおすすめしたいインスタント食品は缶詰です。

中でも魚の缶詰はそのまま食べてもいいですし、調味液(汁)を味付けに活用してもOK!

魚の缶詰で豊富に摂れるDHAは脳の活動や修復などに役立ち、EPAは血液の状態を改善する効果があります。

DHAやEPAは母乳を通して赤ちゃんにも届きます。

魚の缶詰は、授乳中の女性にも母乳を飲む赤ちゃんにも嬉しい食材なのです!

缶詰で魚を積極的に摂取し、母子でDHAやEPAを手軽にたっぷり摂りましょう。

関連記事⇒妊婦はツナ缶を食べちゃダメ?妊娠中のつなの缶詰め栄養素と5つの注意点

進化し続けるインスタント食品、上手に生活に取り入れよう

インスタント食品に食品添加物が含まれていて、一部の栄養素が不足することは確かです。

ですが、食品添加物は法律や基準で安全性が担保されたもの。

野菜や果物をプラスしてバランスを取れば問題なし!

時短料理に役立ち、授乳中の女性に嬉しい栄養素を簡単に摂取できるのがインスタント食品の魅力です。

積極的に活用して、疲れやすく忙しい授乳の期間を乗り切りましょう♪