妊婦はインスタント食品を食べちゃダメ?妊娠中のインスタント食品8つのポイント

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妊娠中だってインスタント食品を食べたくなりますよね。

最近のレトルト食品やインスタント食品は手が込んでおり、昔と比べておいしくなっています。

また作り方も簡単なので、手軽に食べられる便利さも魅力の1つ。

つわりなどの腰が重い時に重宝します。

しかもつわりの時期に限って、ジャンクフードやカップラーメンなどを食べたくなるというママも少なくありません。

でも、赤ちゃんへの影響は気になります。

妊婦の栄養が胎児の成長のもとになるのですから、当たり前です。

『妊婦もインスタント食品を食べてもよいの?』

『妊娠中、インスタント食品を食べる注意点は?』

など、妊婦さんならだれでも気になる質問にお答えします。

こちらでは、

・妊婦がインスタント食品は大丈夫か。

・インスタント食品の注意点

・妊娠中の食生活

・妊娠中の体重増加と塩分過多

など、妊婦がインスタント食品を食べる上で気を付けるポイントを8つ解説します♪

インスタント食品って?

今や私たちの食生活に欠かせないインスタント食品。

インスタント食品なんて、そんなに摂ってないよ!という人も、実は意外ととっているものです。

そもそもインスタント食品とはどのようなものでしょう。

インスタント食品とは…

「簡単かつ短時間の調理で食べられるようにかこうされ、かつ保存性を持たせた食品。」

引用⇒ウィキペディア

以下のように呼ばれるものも、インスタント食品の仲間です。

・即席食品

・即席インスタント食品

・レトルト

・缶詰

・フリーズドライ

・冷凍食品

このように見てみると、普段の食生活で、インスタント食品をそのまま食べることもあれば、料理に活用していることもありますよね。

次に、具体的なインスタント食品を挙げます。

・カップラーメン

・春雨ヌードル

・レトルトカレー

・チルドハンバーグ

・おでん

・コーンスープのもと

・即席味噌汁

・冷凍チャーハン

など、誰もが口にするものばかりですね。

例えばクノールカップスープや味噌汁は、汁ものが足らない時や朝の忙しい準備時にささっと作れるのでつい頼ってしまいます。

小腹が減った時に春雨スープの量は丁度いいし、冷凍チャーハンもパラパラでお店で食べるような味わい。

カップヌードル・焼きそば類は新味が出るとつい試したくなります。

このように便利で美味しいインスタント食品ですが、妊婦さんは口にしてはいけないのでしょうか。

妊婦は、インスタント食品を食べてもいいの?

結論から言います。

栄養バランスに気を付けていれば、摂取しても大丈夫です。

母子衛生協会発行 母子健康テキストより

「メニューの選び方、食べ方を工夫すればそれほど心配しなくてよいでしょう。」

社会保険出版社 産前産後のヘルスケアシリーズより

「たまにくらいで上手に利用して。」

どちらでも、インスタント食品は絶対にNGという表現はありません。

妊婦がインスタント食品、気を付けることは?

それなら、気にせず「インスタント食品を積極的に食べよう!」という妊婦さんはいないですよね!?

一般的な人でも、あまり食べるのはよくないと言われているのですから。

インスタント食品は、自分で作る食事より

・カロリー

・塩分

・添加物

がどれも多く含まれています。

これは、誰もが気を付けるべきものですが、妊婦さんは、特に次のようなことから、注意する必要があります。

・塩分の取りすぎ

妊娠高血圧症候群になるやすくなります。

妊娠高血圧症候群は妊娠20週以降に起こります。

胎盤にも影響があり、赤ちゃんの発育が悪くなってしまいます。

関連記事⇒妊娠高血圧症候群とは?原因や症状と治療方法、4つの予防策

・添加物の取りすぎ

特に、ヨードの取りすぎが心配です。

ヨードとはヨウ素とも呼ばれ、赤ちゃんの甲状腺に影響が出ることが指摘されています。

・カロリーの摂りすぎ

妊娠糖尿病になる可能性があります。

もしなってしまったら、食事療法をしたり、インスリン注射をしたりすることになります。

妊娠中にこのようになってしまうと、将来、お母さんも赤ちゃんも糖尿病になる確率が高くなります。

また、太りすぎると分娩時の以上も起こりやすくなります。

関連記事⇒妊娠糖尿病とは?胎児への影響と妊娠中に気をつける7つの予防策と解決策

インスタント食品で体重増加は要注意!

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妊娠中、特に気を付けたいのが上記でも挙げた、「カロリーの摂りすぎ」です。

インスタント食品を食べていなくても、妊娠中期以降、体重増加に悩まされます。

勿論、赤ちゃんが育つのですから、体重が増えるのは当たり前。

しかし、適切な範囲内で増えないと、母体だけでなく赤ちゃんの健康にも影響が出ます。

妊娠中の体重増加の目安は次の通りです。

・BMI計算式で値を出す

体重(㎏)÷身長(m)の2乗

・BMI値18.5未満→9~12㎏

・18.5以上25.0未満→7~12㎏

・25.0以上→おおよそ5㎏(医師に要相談)

わたしは、7~12㎏が適正増加体重でした。

食生活には気を付けているつもりでしたが、最後は、12㎏以内におさめるのが大変でした。

食べた物とカロリーを記録し、体重管理をしたのですが、その中で、インスタント食品のカロリーの高さに改めて驚きました。

1食をインスタント食品にしてしまうと、あっという間にカロリーオーバーになってしまうからです。

インスタント食品は高カロリー?

例えば、

・焼きそばカップ 556カロリー

・レトルトカレー+ごはん436カロリー

・カップヌードル 364キロカロリー

カロリーは高く、お腹は満たされるかもしれませんが、栄養素は足りない状態になってしまうことに。

妊娠中に母体の栄養が足りないと、出産後、子供は生活習慣病になりやすくなると言われています。

ちなみに、妊娠中の必要カロリーは次の通りです。

・妊娠初期 2000カロリー

・妊娠中期 2250~2450カロリー

・妊娠後期 2450~2650カロリー

妊娠しているから2人分食べた方がよいなんていうのは、違うのですね。

妊娠中は塩分の摂りすぎにも注意!

インスタント食品で怖いのは、カロリーだけでなく食塩の多さです。

・カップラーメン 5~6g

・レトルトカレー 2.8~3.9g

・冷凍ピラフ 3.2g

・インスタントみそ汁 1.9g

厚生労働省によると推奨される食塩摂取量は7gです。

こう見るとあっと言う間に超えてしまう量が含まれているのがわかりますね。

塩分を控える食事作りのポイントは?

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インスタント食品に慣れてしまうと濃い味付けに舌が慣れてしまい、手作りの味に物足りなさを感じてしまうようになります。

料理をする際には、薄味でも美味しく感じる工夫を取り入れましょう。

・新鮮な材料を使う。

・酢やかんきつ類、トマトなどの酸味を入れる。

・香辛料を使う。

・甘味を減らす。

・旨味を利用する。(しいたけ、鰹節など)

舌は3週間で変わると言います。最初は物足りなさを感じるかもしれませんが、根気よく続けましょう。

妊娠前からインスタント食品を減らそう。

妊娠中はもちろん、産後の食生活は赤ちゃんの成長にもかかわります。

・ミルクをあげること

・離乳食を作ること

・幼児のおやつを用意すること、

など、今よりも大変になるでしょう。

だからこそ、妊娠前から料理に慣れておきたいですね。

誰でも始めから完璧にはできません。

次の項目を一つでも食生活に取り入れていきましょう。

・インスタント食品をとらない日を設ける。

・野菜を多く、ビタミン、ミネラルをたっぷりと。

・乳製品を組み合わせてカルシウムを十分に。

・たばこはやめる。

・お酒は控えて。

まとめ

今回は、妊婦がインスタント食品を摂る上での注意点を解説してきました。

伝えたかったのは、次の5つです。

・意外とインスタント食品を食べていること。

・インスタント食品には、カロリー・塩分・添加物が多く含まれていること。

・それらが、妊娠中の病気を引き起こすこと。

・妊婦には適正増加体重があること。

・妊娠中に塩分を控えるなどの料理の工夫を取り入れること。

妊婦によい食生活は、産後にもよい効果があります。

カロリー、塩分、添加物を控えることは、誰にとってもよいことですからね。

妊婦さんは食事の支度も大変ですが、生まれてくる赤ちゃんの健康も考えて、少しずつ改善できたらよいですよね。

この記事が、妊娠中のインスタント食品や食生活に不安を感じている方のお役に立てば嬉しいです。