色を使った名前25選~色の意味や由来と読み方を徹底解説!

スポンサードリンク

「色」という漢字について

字画数:六画
音読み:しょく、しき
訓読み:いろ

「色」の意味や由来や成り立ちと特徴

「色」は、「人がふたり、くっついている」絵から生まれた漢字です。

そのことから愛情を寄せ合う男女の様子を表し、そこから派生して、相手の気を引こうとする目つきや表情や態度などから「色」となりました。

表情や態度が‘色’に結びついたのは、二人の様子が互いの目に見えることもありますが、その目に見えるものが多分に精神的なものを表しているからだと言われています。

男女の仲はいつも同じではありません。

その時々の状況によって移ろい変わるものです。

その捉えどころのない気持ちを色に例えたのだと言われています。

そして、もうひとつの説があり、性的な欲望を表しているとも言われています。

「色香がある」などがその例です。

美しいものは外見から感じるものなので、多くは男性が美しい女性を指して言いました。

いずれにしても、「目に見える美しいもの」を意味しています。

本来は男女の目に映る愛情を意味するだけのものでしたが、そこから愛情だけでなく目に見えるすべてのものを指すようになりました。

例えば「声音」「音色」などです。

本来は音ですが、音も(感覚的に)目に見えるものだとされ色を前後につけました。

また、「色々」「旗色が悪い」などの状態や状況を表す意味にもなり、「色白」「色艶が悪い」などの人の健康状態を言い表すようにもなりました。

単純に色を表す「赤鉛筆」や「空色」や「色紙」などもあります。

「色」は目に見えているようでありながら、色から受ける感覚には抽象的なところがあり、他にも様々な言葉に用いられているのです。

そのひとつに女性を評する「才色兼備」という言葉ありますね。

「才(知性)、色(容姿の美しさ)」を兼ね備えた女性のことです。

古今東西、様々な女性の名前がこれまで挙げられてきましたが、中にはそれほど美しくないと思う女性もいました。

美の基準は時代や見る人の主観に左右されるものですから一概には言えませんが、それでもです。ですから考えてみました。

才色兼備の「色」とは容姿ではなく内面から醸し出される美しさなのではないかと。

教養を持っていることは前提として、他者に対する礼儀を知り、出過ぎることなく周囲の人を立てる。

その身の程をわきまえた立ち居振る舞いが「美しさ」として評されるのではないかと思うのです。

「色」を使った熟語

喜色

意味:うれしさを顔いっぱいに表している様子。

暗色

意味:赤や黄色などの派手な色でも暗い感じに見えるもの。

明度が低い色。

温色

意味:顔が穏やかな様子。

また、温かい印象を与える色のこと。

景色

意味:海や土地などの自然の眺め。

おもに観賞として用いられる語。

雨景色

意味:雨の中の風景。

または雨の降りそうな空模様なども指す。

警戒色

意味:有毒な生物がもつ派手な体色。

濃い赤や黄色など。

昆虫や爬虫類、キノコ類に多い。

好色家

意味:男女の色事が好きな人。

「すきもの」などと称される場合もある。

色彩感覚

意味:色を見る能力。

または色の組み合わせなど色を活かす能力

古色蒼然

意味:とても古い様子。

または古風なおもむき。

十人十色

意味:価値観や性質などが皆同一ではないことを表す。

十人いれば十人それぞれ違う意。

「色」の説明の仕方

スポンサードリンク


電話や役所の受付などで名前を伝える際、どういう漢字を書くのか聞かれる時があります。

その場合、どのように説明すればよいのか悩みますよね。

ここではその例を紹介したいと思います。

例えば、あなたの名前が色祢(しきね)だとします。

・「しきねのしきは、赤色の色です」

これは簡単ですね。

「色」はいろんな言葉に使われています。

自分が説明しやすいように例をいくつか考えておくとよいですね。

「色」を使った名前の有名人・芸能人

法雲寺 春色さん(江戸時代前期の俳人)

「色」を使った名付け候補

色胡(しなこ)
色莉(しなり)
虹色(こいろ)
色依李(いより)
希色子(きしこ)
花色美(かしみ)
色(つや)
陽色(ひいろ)
彩色子(あいこ)
由色花(ゆいか)
深色奈(みいな)
七色(なくさ)
色風(しきか)
紗利色(さりい)
実色子(みいこ)
色乃(しこの)
色水(しなみ)
色瀬(つやせ)
華色子(かしこ)
色奈絵(しなえ)
色加(つやか)
色季(くさき)
良色(よしこ)
色李奈(しいな)
色音(しきね)

まとめ

「色」は、「目に見える美しさ」を表した漢字です。

容姿の美しさはもちろんですが、目に見えるのはそれだけではありませんよね。

他人に対する心遣い、思いやり。

時には厳しく見える言動の中にも本当の優しい気持ちが垣間見えたりしますよね。

そして地味だけれども間違ったことを絶対にしないと生きている真面目さも目に見えます。

現実に目に見える物質だけでなく、心の中の機微すら感じ取り、見ることができます。

しかしそれが見えるのは、自分以外の他人にも心を配れる人だけです。

自分さえよければいいと思っている人には見えないのです。

どんな時でも視野広く他人のよいところを見ようと思える聡明な女性になれるよう願いを込めて。