妊活中のイソフラボンの摂取量はどれくらい?取り過ぎると不妊になる?3つの注意点

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女性の美容や健康に関して調べていると、目にする事が多い「イソフラボン」。

よく聞く言葉ではありますが、意外とどんな成分なのか、どのような効果があるかなど、知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

妊活中は、赤ちゃんが出来やすいように自分の体のコンディションをしっかりと整えておきたいところ。

イソフラボンは女性の健康にも関係している事から、もしかしたら妊活にも効果的かも!?と気になりますよね。

そんな妊活中の女性のために、今回の記事ではイソフラボンの情報を妊活という視点からまとめてみました。

この記事のポイントは3つです。

イソフラボンの効果とは?

妊活中はイソフラボンを摂取するべきか

イソフラボンを妊娠中に摂取する際の注意点

妊活中にイソフラボンを摂取する事で、どんな効果が見込めるのか?知りたい方は是非この記事を読んで下さいね♪

それでは、まずは気になるイソフラボンの効果から説明していきたいと思います。

そもそもイソフラボンって、どんな成分なの?

イソフラボンはポリフェノールの一種です。

マメ科の植物に含まれる成分で、イソフラボンには様々な種類がありますが、ここでは特に女性ホルモンに近い働きが期待できる「大豆イソフラボン」について説明をしていきたいと思います。

女性の美と健康の味方!大豆イソフラボンの効果をご紹介♪

大豆イソフラボンが女性に良いとされる理由として挙げられるのが、女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」と似た働きをするという点です。

エストロゲンは女性の美を引き出すホルモンともされており、コラーゲンやヒアルロン酸と結びつき、皮膚や髪のハリや潤いを保ってくれる役割を担っています。

この他、バストアップや骨や血管の強化、更年期障害の予防にも効果的で、女性にとっては嬉しい成分なんですね。

妊活中に大豆イソフラボンを摂ると良いって本当?

エストロゲンは、妊娠や出産にも関係している女性ホルモンです。

生理の後から排卵まで徐々に分泌量が増え、生理の時になると減少します。

エストロゲンは子宮内膜を厚くし整え、卵子が受精しやすい環境を作り出す効果があります。

自律神経の安定にも効果的なので、妊活中にもかかせないホルモンとも言えますね。

実は大豆イソフラボンには、このエストロゲンと似た成分が含まれています。

ポリフェノールの一種という事で、抗酸化作用も期待できるのが嬉しいところ。

血行の促進や細胞の老化を予防してくれる働きもあり、妊活にも効果的では?と感じますよね。

女性の味方とも思える大豆イソフラボンですが、メリットだけではなく摂取にあたっていくつかの注意点があります。

ここからは、その注意点について細かく見ていきたいと思います。

妊婦さんや胎児にとっては、大豆イソフラボンはあまり良くない成分って本当?

厚生労働省からのお知らせによると、大豆イソフラボンの過剰摂取は動物実験によって有害性があるとの結果も出ています。

人体への影響はまだ未知数ですが、動物実験でこのような結果が出ている限りは注意するに越した事はありません。

大豆製品を含む日常的な食事に加えて、サプリメントなどで追加で補う事は推奨されていませんので、妊娠後は特に注意しましょう。

大豆イソフラボンを摂取しすぎると健康被害が出る!?

どんな栄養も過剰に摂取したからと言って大きな効果が出る訳ではなく、逆に健康を害してしまう恐れすらあります。

一見するといい事だらけに見える大豆イソフラボンも同様に、摂取のし過ぎにはリスクがある可能性があります。

大豆イソフラボンの過剰摂取は、エストロゲンの効果を減らしたり、乳がんなどの原因になる事も?

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大豆イソフラボンは、エストロゲンと構造が似ている為、エストロゲンの受容体に結合してしまいます。

結果的にイソフラボンはエストロゲンと同じ働きをしてはくれますが、その効果は本来のエストロゲンと結びついた時よりも著しく低下してしまいます。

その為、エストロゲンの分泌が多い時に大豆イソフラボンを多く摂取してしまうと、エストロゲンと結びつくはずの受容体は大豆イソフラボンと結びついてしまい、本来の効果が発揮できないことも…。

その為、大豆イソフラボンを意識して摂取するのならばエストロゲンの分泌が少なくなる、排卵から生理中にかけての摂取が好ましいでしょう。

また、更年期障害や骨粗しょう症を予防する働きが期待できる反面、乳がんなどのリスクが上がる可能性も指摘されています。

このような点から見ても、大豆イソフラボンの摂り過ぎには注意をしたいですね。

サプリメントと併用すると、大豆イソフラボンの摂りすぎになってしまうかも…

納豆や豆腐、豆乳など日々の食事に大豆食品を多く摂取する方は、あえてサプリメントなどで摂取しない方が良いでしょう。

過剰摂取は健康被害のある可能性があるとはいえ、大豆食品には大豆イソフラボンの他にも様々な栄養が含まれています。

カルシウムやたんぱく質の貴重な源でもあり、低脂肪で健康にも良い為、大豆食品は絶対に摂らない!などといった極端な事はしないように注意が必要です。

一日に摂取できる大豆イソフラボンの目安量はいくつ?

食品安全委員会からの発表によりますと、大豆イソフラボンアグリコンの目安上限値は70~75㎎/日とされています。

(大豆イソフラボンはエストロゲン受容体に結合する際に、大豆イソフラボンアグリコンに変化します。)

これは、摂取する際に継続的にこの上限を超えないようにという値ですので、この上限値を超えてしまう日が1日あったとしても、直ちに健康被害が出る訳ではありません。

ちなみに、代表的な大豆食品のイソフラボン含有量は、以下のようになります。

食品名 100gあたりの平均含有量(mg)
豆腐 20.3㎎
納豆 73.5㎎
豆乳 24.8㎎

妊活中の大豆イソフラボンの摂取が少なくても、特に気にしなくてOK。過剰摂取には充分に注意して!

いかがでしたか?

大豆イソフラボンは一見女性にとって嬉しいことだらけの成分かと思いきや、意外にも一長一短な成分であることが分かって驚きましたよね。

また、大豆イソフラボンは妊活に欠かせない栄養という訳でも無い為、もしも摂取量が少なくても問題視する事はありません。

大豆イソフラボンに関しては、専門家によってまだまだ見解が分かれる部分が多い為、今後の研究や実験結果などに注目したいですね。

注意するべきを挙げるとすれば、やはり大豆製品の日常的な食べ過ぎやサプリメントを追加する事による過剰摂取です。

意識をせず食事などで大豆イソフラボンを摂取している分に関しては問題はありませんので、妊活中もバランスの良い食生活を心掛けてくださいね。