妊娠初期のお腹の張りが苦しい!違和感の原因と4つの解消法

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妊娠を把握できれば幸せとは逆に、心配になる事も多くなってくるでしょう。

中でもお腹に痛みが生じると、「赤ちゃんにもしものことがあったらどうしよう」と気になってしまいますよね。

妊娠初期に腹痛は生じやすいものではありますが、果たしてどのような原因があると思われますか?

こちらでは妊娠初期の腹痛の原因とその時の対処法、危険性が高い時の痛みとの異なる点をご案内していきますね。

妊娠初期のお腹の張りの症状とは?

もう月経がくる頃なのに、月経が無い。

けれど月経前と同じ様な腹痛は起こっている。

このような事はひょっとすると妊娠の兆候の可能性もありますよ。

妊娠超初期から妊娠初期には腹痛が起こり易いもので良くない事が起きている可能性も考えられます。

妊娠初期のお腹の張りには以下のような症状が見られます。

  • 突っ張るような痛み
  • チクチクする軽い痛み
  • 下痢・便秘が原因の痛み
  • 締め付けられるような重圧感のある痛み
  • ストレスが原因となる痛み

妊娠初期のお腹の張りや違和感の原因とは?

お腹の違和感っていやですよね。

つっぱったり、たくさん食べてないのに、食後パンパンに張ったり。

時には圧迫感や息苦しさを感じるかもしれません。

こういったことが重なると、「私って実は何かの病気なんじゃ…!?」と疑いたくなります。

赤ちゃんがお腹にいるとなれば不安も感じることでしょう。

まずお腹の違和感に繋がる、3つの要因を解説します。

骨盤の緩み

妊娠すると、次第に骨盤近辺の靭帯が徐々に緩んでしまいます。

この理由は、出産時に骨盤は広がっていくことで赤ちゃんが産道をスムーズに通る為。

出産間近でならまだしも、初期段階からそれと同じ様な現象が見られる状態にびっくりする方もいますよね。

実は、女性の方の身体は妊娠初期の状態を基点として、出産を目標にすでに備え始めているのです。

靭帯が緩んでいく結果、下腹部に違和感を感じる、内臓が突っ張る様な痛みがある、恥骨周辺や足の付け根に重圧感を感じることになります。

  • 下腹部の違和感
  • 子宮が突っ張る痛み
  • 恥骨周辺に重圧感

ホルモンバランス

次に想定されるのが、ホルモンバランスに左右される腹痛でしょう。

妊娠初期というのは、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)、またはエストロゲン、それにプロゲステロンなどのホルモンが沢山分泌されて、ホルモンバランスが変動します。

それによって腸の活動を鈍くしてしまう威力があることから、腸の活動が深刻になってしまうと考えられます。

その影響で便秘や下痢が生じ、下腹部の違和感があるという妊婦さんが存在します。

また、つわりが原因で思う存分食事を食べられない、水分不足になる、妊娠初期に便秘が伴う方は結構いるでしょう。

つわりは妊娠4ヶ月くらいまで続くとされていますが、それ以降続く方もいますね。

更に、妊娠中の便秘というのは妊娠初期だけではなく、妊娠の全期間において結構多く見られます。

暮らしを改善する事や水分補給で対策する事は肝心で、酷い状態の時には医師に相談して下剤を処方してもらいましょう。

なお、月経前の腹痛が見られる原因は、子宮内膜より産み出される「プロスタグランジン」といったホルモンが要因です。

子宮収縮が激しくなることで、下腹部痛に見舞われるのです。

痛みの強弱が似ていたとしても、背景にあるのは全く異なる原因というわけなのですね。

  • ホルモンのバランスの変動
  • 便秘や下痢
  • 水分不足
  • プロスタグランジンによる子宮収縮

子宮の膨張

妊娠超初期の子宮の大きさというのは鶏の卵くらいです。

それが妊娠3ヶ月に入る頃には成人のゲンコツくらいの大きさになって、出産頃には直径30cmを上回る事になるのです。

子宮は筋肉で作られている内臓ですから、この部分が毎日のように引き伸ばされてしまうと、結果的に痛みに見舞われてしまう場合があるのですね。

子宮の大きさに加えて、妊娠時の血流量は子宮に至るまでも増加傾向に。

そうして血液循環が活発化することによって、体質によって痛みに見舞われる時もあります。

  • 子宮が膨張する
  • 腸の圧迫
  • 血液量増加
  • 血液循環活性化

妊娠初期のお腹の張りの4つの解消法・対処法

お腹の張りの原因はわかりましたね。

それではいざお腹が張ってしまったらどうしたらよいのでしょうか?

それには4つの対処法があります。

医療機関へ受診

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上記で述べたように、便秘や子宮近辺の靭帯が突っ張る様な痛みだとすれば、さほど心配しないで下さいね。

しかしながら、

・しばらくの間動かないでいても痛みが変わらない

・痛みが激しくなっている

・耐えられない様な凄まじい下腹部痛

のある時には切迫流産や流産のサインとなる可能性が考えられますので、気をつける必要があります。

加えて、流産のサインとなる際、腹痛だけに限らず色々な不調がおこります。

例を挙げると、不正出血が代表的。

もし不正出血が現れた時は、一刻も早く産婦人科で診察して貰って下さい。

ただ、妊娠中は不正出血が現れ易いことから「腹痛と出血を発見したら一律で流産」を意味しているのではないのです。

万が一不調が見つかった時は、直ちに対応できるようにしておいて下さい。

以下に述べるものも確認し、同じような引っかかる点がある時は医療機関を受診してみましょう。

  • 安静にしても痛みが変わらない
  • 激しい痛みに変わる
  • 耐えがたい痛み
  • 不正出血

休息する

妊娠初期の腹痛は、ちょっと違和感があるくらいであるなら気にする必要がないことも多く、赤ちゃんが順調に育っている証明であるともいえるでしょう。

妊娠初期のつわりを超え、安定期に突入する時には痛みが無くなる傾向が強いことから、気にかけすぎないで頂きたいですね。

もしつっぱるようなちょっとした腹痛を実感した際には、休むか腰を下ろすなどして一度体を動かさないようにするといいでしょう。

動かないで痛みがいつの間にか引いていくようでしたら、それほど気にすることはないのです。

突然の腹痛や体調不備の際にただちに一休みできるよう、常日頃から時間にゆとりがある事が望ましいですね。

便秘解消

腹痛をもたらす原因が便秘でしたら、便秘解消する事で痛みが無くなることが想定されます。

納豆や海藻類をはじめ、玄米や根菜類や食物繊維を摂り入れ、水分を頻繁に摂り入れることを意識しましょう。

乳酸菌も腸の流れを盛んにして貰えることから役に立つでしょう。

ひどい場合には下剤を処方してもらいましょう。

関連記事⇒妊婦は便秘薬を飲んじゃダメ?妊娠中の市販・処方薬の副作用と影響や3つの対策

冷え予防

更には、腹部近辺の血液循環が良くないと痛みが酷くなる事もあります。

入浴はシャワーにとどまらずお風呂に浸かって体を温かくする、就寝する際に腹巻を着用する、冷えた飲料水を避けるなど常日頃より冷え防止を意識した方が良いでしょう。

  • 体を休ませる
  • 時間にゆとりを持つ
  • 便秘解消する
  • 冷えを防止して暖かくする

関連記事⇒妊婦の冷えは大敵!妊娠中の冷え、胎児への影響9つの理由と対策

まとめ

妊娠初期の腹痛の多くは、赤ちゃんが出来ていることが理由となって生じているものになります。

わずかな痛みで連日悩んでいると、ストレスが溜まってしまうことになります。

妊娠初期はつわり等といった体調の変動も発生しますが、なるべく不調に影響されないように平穏に暮らせると良いですね。

しかし、激しい腹痛が長引いたり、不正出血が現れたりする時には、辛抱しないで産婦人科のお医者さんに診察して貰ってくださいね。

「この様なことで医療機関を受診してもいいのかな?」と、よくわからない時は万が一の時のために診察してもらって、心配や質問をしてみたほうが良いでしょう。