人工授精は障害児の確率が高い?治療で考えられる6つのリスク

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結婚すれば子供は簡単に授かれる

30歳位に子供ができればいいかな

もう3年も妊活しているのに授からない・・・

女性にとって妊娠して子育てするのが当たり前と思われる世の中。

結婚しているのに子供ができず、人工授精の挑戦を考える夫婦も多いのではないでしょうか。

人工授精をして子供を出産したお話って、お友達の間でもオープンにしないため、誰にも相談できずにリスク面など心配になりますよね。

人工授精は名前の通り、人工的に受精させ妊娠をサポートする治療方法です。

医療器具を使うため痛みや感染症など、少なからずリスクがあるでしょう。

今回は、人には聞けない人工授精のリスクや、障害児ができやすいなどの悩みについてご紹介します。

人工授精で考えられる6つのリスク

人工授精をこれから考えている方、夫婦でしっかり相談してから決めた結果ですか?

人工授精についていろんなことを調べていると思いますが、妊娠するまで時間やお金・精神面へのダメージがとても大きい治療です。

今回の治療で、もっともダメージを受けやすいのは女性側です。

人工授精をおこなうまえに、考えられるリスクを6つご紹介します。

【1】女性の年齢が高いと妊娠しづらい

妊娠するためには元気な卵子と精子が出会わなくてはいけません。

残念ながら卵子と精子は加齢とともに衰えてしまい、20代と30代・40代の時を比べると、数がまったく違ってきます。

人工授精をすることで、卵子と精子が出会う確率を高めるのですが、女性の年齢が高いと卵子の数が少なく、受精率は低くなってしまいます。

できるだけ早い年齢から治療を始めるのが一番ですが、若いうちは自然妊娠を望む方が多いため、人工授精する年齢とタイミングもしっかり考えておきましょう。

【2】夫婦の考えの違いにより不仲へ

人工授精を望むのは女性の方が高く、パートナーである男性側との温度差のあるカップルが多いといわれています。

男性は、

・子供はあとからでも授かれる
・いつかできたらいい

など、今すぐの妊娠ではなく、そのうち妊娠とゆっくり待つタイプが多いです。

人工授精といえばパートナーと一緒に治療を進めなくてはいけません。

男性の場合、精子を採取するために自宅または院内で採精して、病院へ提出します。

この行動が男性にとってダメージが大きく、また産婦人科で治療をおこなうため、どうしても女性が多く目線がつらいという意見が多いです。

人工授精に対して、夫婦の考えが一致していれば問題ありませんが、考え方がまったく違う場合、最悪離婚してしまう家庭もあります。

【3】1回の治療で成功はむずかしい

人工授精を1回おこなっただけで、必ず妊娠できるとは限りません。

自然妊娠もそうですが、タイミングがとても大切なので、状況次第では妊娠できずに次の生理が来てしまうこともあるでしょう。

人工授精で妊娠する確率は、女性の年齢やタイミングなどにもよりますが、平均で1回あたり5~10%です。

とても高い数字といえませんが、医師は妊娠しやすいタイミングなどを見て人工授精をするため、自然妊娠よりも確率は可能性が高い場合が多いでしょう。

【4】時間とともに高額へ

人工授精は先ほど「【3】必ず1回の治療で成功はしない」でご紹介したように、1回で妊娠する可能性は低いです。

妊娠するまでタイミングを見て、何度か人工授精をする必要があります。

人工授精の費用は治療方法によって異なりますが、平均で1回あたり2万円。

この他に検査や管理費がプラスされるので、1回あたり3~5万円ほど用意しておくと安心です。

人工授精は、健康保険が適用されないケースが多いため、ほとんどが自己負担。

1回目で妊娠せず回数が重なるごとに費用が発生するため、どうしても高額請求される方が多いでしょう。

【5】子宮外妊娠

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子宮外妊娠は、人工授精に限らず自然妊娠でも起こり得る現象のひとつです。

子宮外妊娠とは、せっかく妊娠したのにもかかわらず、受精卵が子宮の内側ではなく外側に着床してしまう症状。

子宮外妊娠をしても受精卵は大きくなるのですが、放置しておくと卵管が破裂して大量出血するなど、命に関わる危険性も・・・。

子宮外妊娠した場合は、妊娠が継続できないため手術をして妊娠前の体に戻す必要があります。

【6】細菌による感染症など

人工授精は医療器具を使って精液を抽出して、子宮へ直接精液を注入して妊娠を待つ治療方法です。

病院側も細菌感染には細心の注意を払って、医療器具の除菌洗浄をしていますが、まれに雑菌が侵入してしまい、細菌感染などを患ってしまう可能性もあります。

また、治療する医師の技術力によって、女性の腟や子宮を傷つけてしまうなど、少なからずリスクが考えられるでしょう。

人工授精で出産した子供は障害児が多い?リスクの確率とは?

人工授精で妊娠した子供は、障害児として生まれてしまうケースが多いと聞いたことがありませんか?

世の中には健常者と何らかの健康状態に問題を持つ障害者が存在します。

しかし、障害者の全員が人工授精により出生した人たちとは限りませんよね。

人工授精は自然妊娠ではむずかしい受精を、人工的にサポートする治療方法。

妊娠する・しないはタイミングによりますので、自然妊娠と同じです。

これらを考えると、人工授精だから障害児が多いとは言い切れないのがわかりますね。

まとめ

今回は、人工授精で考えられる6つのリスクと、出産した子供が障害児の確率な可能性についてご紹介しました。

人工授精も自然妊娠のどちらで授かった子供も、着床時は同じ方法なので障害児の確率は大きな差がありません。

これから人工授精を考える方は、リスク面としっかり向き合う必要もあるのでよく考えておきましょう。

人工授精で考えられる6つのリスクを、再度まとめます。

1.女性の年齢が高いと妊娠しづらい
2.考えの違いで離婚する可能性あり
3.1回の治療で成功はしない
4.時間とともに高額へ
5.子宮外妊娠
6.細菌による感染症など

これから人工授精をしようか考えている方は、自分ひとりではなくパートナーとしっかり相談して決めましょう。

また、信頼できる病院選びも大切なポイントです。

パートナーと一緒に相性の良い医師を見つけて、治療を望むことをおすすめします。