妊娠中の蕁麻疹は危険!妊娠中の蕁麻疹の原因や胎児への影響と3つの治療法

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妊娠中は様々なマイナートラブルに悩まされる妊婦さんがとても多いです。

「妊娠前まではこんな事なかったのに!どうして?」

と、お悩みの妊婦さんもいらっしゃるでしょう。

お腹の赤ちゃんを育てる為に体は少しずつ変化をしていくのです。

その変化に伴い、母体には多くの負担がかかってしまい、これまでなかった症状がでてしまう事も増えてきます。

しかし、それは赤ちゃんがしっかりと育っているという証拠です。

可愛い赤ちゃんに会う日までお母さんは大変かもしれませんが頑張りましょう。

今回は意外と多いトラブル「蕁麻疹」についてまとめています。

  • 妊娠中に蕁麻疹がでる?
  • 蕁麻疹ってどうすれば治るの?
  • 蕁麻疹の予防はできるの?

蕁麻疹にお悩みの妊婦さんは、この記事を読んで是非参考になさってくださいね。

妊娠中は蕁麻疹が現れやすい?

蕁麻疹は、アレルギーや肌の弱い人が出るものと思っている方も多いのではないでしょうか。

健康な方でもちょっとした刺激で蕁麻疹がでてしまう事もあるのです。

妊婦さんも例外ではありません。

蕁麻疹って?

蕁麻疹(じんましん)とは肌トラブルの一種で、肌が赤くはれ上がりどんどん広がっていく症状の事です。

初めは虫刺され?水ぶくれ?と思っていたら、かゆみを伴い広範囲に広がってきた、という症状が多いです。

通常は腫れも30分~数時間程度で何もなかったかのように引いていく事がほとんど。

しかし、中には腫れがひかず呼吸困難を伴うアナフィラキシーショックという症状になってしまう事もあります。

妊娠中に蕁麻疹がでる原因とは

主にアレルギー反応や、肌への外部からの刺激、疲労やストレスなどが原因とされていますが、中には原因がはっきり分からないこともあります。

妊娠中の蕁麻疹は主に、以下の2つが考えられます。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠をすると、お腹で赤ちゃんを育てて行く為に女性の体はものすごいスピードで変化をしていきます。

よって、ホルモンバランスが乱れてしまい免疫力が妊娠前よりもグッと下がってしまうのです。

妊娠中だけに見られる「妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)」と言うものがあります。ごく一部の妊婦さんにみられる症状です。

ホルモンバランスの変化が原因とされていて、お腹や胸、腕、背中などにかゆみを伴う発疹が見られます。

出産後には治まることがほとんどなので心配はないでしょう。

ストレスから来る場合も

蕁麻疹の原因にストレスがあげられます。

妊娠前に比べ疲れが溜まりやすくなっているので、少しの刺激で蕁麻疹がでてしまう事も。

症状がすぐに治まれば問題はありませんが、時間が経っても治まらない場合には皮膚科やかかりつけの産婦人科を受診しましょう。

蕁麻疹の治療方法は?

「蕁麻疹が出た時にはどうすれば良いの?」

これまで蕁麻疹の経験がない方は突然の症状に慌ててしまうかもしれませんね。

そんな時こそ慌てずにしっかりと対処をしましょう。

症状が悪化した場合は皮膚科へ

蕁麻疹の症状が出た場合、ほとんどは30分~数時間で自然に症状が治まります。

しかし、時間が経っても治まらない場合やどんどん悪化してしまっている場合には皮膚科を受診する事をオススメします。

皮膚科では、蕁麻疹が出る前に何をしたか、何を食べたかなどを聞かれる事がありますが、

これは原因特定に繋げるためです。

蕁麻疹の原因の特定はとても難しいので、医師にしっかりと自分の食べた物や行動などを具体的に伝えることで、原因の特定に繋がります。

体を休めてあげる事も大切

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妊娠中に蕁麻疹が出てしまったからと言って、「何かの病気なのでは?!」と心配することはありません。

蕁麻疹が出てしまったと言う事は、体からのストレスや疲れのサインの可能性も。

無理をせずにしっかりと休息をとる事も大切です。

思い切って仕事や家事を休んで、体力回復に努めましょう。

関連記事:妊婦は塗り薬を塗っちゃダメ?妊娠中のステロイドやロコイド9つの注意点と影響

蕁麻疹の予防は難しい

実は蕁麻疹は予防ができない事が多いのです。

なぜかというと、多くの蕁麻疹が突発性だから。

突発性の蕁麻疹が多い

疲れやストレスなどでも蕁麻疹が出てしまう事があり、蕁麻疹とは原因がわからない事もあります。

一番の予防方法は、原因となるアレルゲンを除くことですが、自分で規則正しい生活を心がけて常に免疫力を高めることも重要です。

食事の栄養バランスや、ストレスをため込まない事も大切です。

食物アレルギーや物質に対するものは予防を

蕁麻疹の中でも自分で予防できる物は、食べ物や、犬、猫、ハウスダストなどのアレルギーに関するものです。

対象の食品を食べないようにして、身の回りの環境を整えることで蕁麻疹を予防する事ができます。

しかし、中には突然食物アレルギーが起こる場合も。

そのような場合は、病院でしっかりと検査をしてもらう事をオススメします。

まとめ

妊娠中に蕁麻疹のトラブルが出てしまう事は珍しくはありません。

それだけ妊娠中の体はデリケートだということです。

ストレスや疲れが原因で蕁麻疹がでてしまうこともあります。

妊娠中は特に無理は禁物です。疲れているなと感じたら、すぐに横になったり体をしっかりとケアしてあげましょう。

赤ちゃんへの影響も心配なので、症状がひどい場合はすぐに病院に行ってくださいね。

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