陣痛促進のための6つの方法!陣痛促進剤の痛みやリスクについてもご紹介!

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妊娠も臨月を迎えると、いよいよ赤ちゃんに会えるという期待が膨らみます。

一方、出産予定日間近になったり予定日を超えても陣痛がこなかったりすると、それはそれで焦ってしまいますよね。

予定日近くの妊婦健診では、

「陣痛促進してね!」

と言われることもあるかと思います。

「陣痛促進って何をしたらいいの?」

「陣痛促進=陣痛促進剤!?」

と、ちょっと不安を感じる人もいるかもしれません。

私も予定日になっても陣痛がなく、予定日に受けた妊婦健診では上記のようなことを言われました。

陣痛促進するには、次の6つが有効だといわれています。

  1. 体を動かす
  2. 姿勢を変える
  3. 乳首を刺激する
  4. セックスをする
  5. ツボ押しをする
  6. リラックスする

なぜこれらが陣痛促進できるのか詳しく紹介します!

ほかにも、陣痛促進に役立つ食べ物があるとか、アロマが効果的とかともいわれていますよね。

陣痛促進に役立つアレコレについても詳しく調べてみました!

さらに気になるのは『陣痛促進剤』。

痛みやリスクなどについても紹介しています。

陣痛促進するにはどうしたらいい?

私のように、「陣痛促進に取り組んでね!」なんて言われても、具体的にどんなことを取り組めばいいのかわからないという人も多いと思います。

ここでは冒頭にも紹介した、

  1. とにかく体を動かす!
  2. 姿勢を変えてみる!
  3. 乳首を刺激する!
  4. セックスをする!
  5. ツボを押す!
  6. リラックスする!

この5つの陣痛促進に役立つことについて詳しく紹介しますね。

出産予定日が近づいたらこれらのことに取り組んでみて、陣痛促進に努めてみてはいかがでしょう。

体を動かして陣痛促進

まずは何といっても体を動かすことが一番有効です。

運動を取り入れることで骨盤底筋が刺激され、子宮口を開きやすくしてくれるといわれています。

体を動かすことでお腹の張りを促し、陣痛を促進します。

特におすすめなのが、

・スクワット
・昇降運動
・掃除

です。

この3つに関しては、あとの項目で詳しく紹介しますので参考にしてくださいね。

姿勢を変えることで赤ちゃんが良い位置に

臨月を迎えるとお腹はかなり大きくなります。

腹囲は100cmを超えることも珍しくなく、足元はほとんど見えなくなります。

前かがみになるとつらいので、私もよくソファーに深く腰をかけていました。

いつもこの楽な体勢でいると、赤ちゃんが下がってきにくくなり陣痛が促進されません。

・四つん這いの姿勢を取る
・骨盤を立てて背筋を伸ばして座る

などを意識的に行ってみてくださいね。

赤ちゃんの頭の位置が下がって正しい位置に収まり、陣痛促進につながります。

乳首を刺激することで子宮収縮を促す

乳首を刺激することで子宮を収縮させることができます。

陣痛促進したいなら、乳首を優しく刺激してみてください。

やり方はとっても簡単。

  1. 親指と人差し指を使います。
  2. オイルを塗って滑りをよくしましょう。
  3. 親指と人差し指で乳首をはさみ、2分ほどやさしく回すように刺激します。
  4. 3分ほど休み再び2分ほど刺激します。
  5. 10分ほど繰り返します。

しばらく続けているとお腹の張りを感じるようになります。

なかなかお腹の張りを感じない場合は、乳首を刺激する時間をもう少し長くしてみましょう。

産後の母乳分泌を促す効果もあるので母乳育児を目指す人もぜひ行ってみましょう。

セックスで分泌されるホルモンに陣痛促進作用あり

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セックスをすると陣痛がくるということは陣痛促進のジンクスでもよく言われていることですよね。

実はこれは医学的に証明されているのです。

セックスをすることでプロスタグランジンというホルモンが分泌されます。

これに陣痛促進作用があり、陣痛のきっかけとなることがあるのです。

また膣内に射精することで、精子が子宮頚部を柔らかくし陣痛がきやすい環境に整えます。

ただし、

・破水しているときは感染症のリスクがあるためセックスはNG
・激しすぎるセックスはNG
・お腹の張りが強い時は避けよう

などに注意することが大切です。

ツボ押しで陣痛促進をサポート

ツボ押しも陣痛促進に役立つといわれていますよね。

私もかかりつけの産科医から「ツボ押しするといいよ」と勧められました。

・三陰交・・・内くるぶしから6cmほど上にある
・至陰・・・足の小指の爪の外側にある
・合谷・・・手の親指と人差し指の骨の合流地点にある

どのツボも陣痛促進に役立つツボです。

2秒押して2秒休む、という押し方をしましょう。

ツボ押しをしたからといってすぐに陣痛がくるわけではありません。

時間を見つけてこまめに押すのがおすすめです。

体の緊張をほぐして出産をスムーズに

臨月になると、

「いつ陣痛がくるんだろう」

「痛みに耐えられるかな」

といったように、陣痛の痛みや出産への不安で体は無意識にこわばっています。

筋肉が緊張していると子宮口も開きにくく、陣痛も来にくくなってしまいます。

・ゆっくりお風呂に入る
・リラックスできる音楽を聴く

など、自分なりのリラックス法を試してみてくださいね。

体の緊張がほぐれることで陣痛がきやすい体へと傾いていきます。

陣痛促進にはやっぱり運動!3つの運動を試そう

陣痛促進するには体を動かすことがもっとも有効だと考えられています。

運動をすることで子宮低筋が緩むだけでなく、出産に向けて体をほぐすこともできます。

特におすすめなのは、

  1. スクワット
  2. 昇降運動
  3. 掃除

この3つです。

具体的にどんなやり方をすればいいのか詳しく紹介しますね!

スクワット

陣痛促進のためにはスクワットがおすすめ!

運動に自信がない人でも簡単にできるので、ぜひ取り組んでみてください。

<スクワットのやり方>

  1. 安全を考慮してイスや壁につかまって行います。
  2. 足を肩幅よりやや広めに開き、つま先を『ハ』の字に外側に向けます。
  3. 息を吐きながらゆっくりと膝を曲げます。
  4. 無理のないところで止め、息を吸いながら膝を伸ばし元の体勢に戻ります。

<スクワットのポイント>

・バランスを崩さないように注意!
・立ち上がるときはイスや壁に頼らずに!
・股関節を開くイメージで!
・しっかりしゃがむところまで膝を曲げてもOK!
・1日10回から始めよう!

昇降運動

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階段を上り下りする昇降運動もおすすめです。

しかし大きくなったお腹を抱えて階段を何往復もするのは危険も隣り合わせ。

低い段差を使った踏み台昇降に取り組んでもOKです

<昇降運動のやり方>

  1. 10cmほどの高さの踏み台を用意します。
  2. イスや壁を手すりにして行いましょう。
  3. 上り下りを繰り返します。

<昇降運動のポイント>

・低めの踏み台でゆっくり取り組む!
・階段を使う場合は1段だけ利用!
・無理のない範囲で行おう!
・10分ほどかけて取り組もう!

掃除

「掃除が運動!?」と思うかもしれませんが、実はこれが手っ取り早くできる運動なんです。

掃除は体を動かすことができるというだけでなく、お部屋もきれいになるので一石二鳥!

産後は赤ちゃんのお世話でなかなか思うように掃除ができなくなるかもしれません。

今のうちにしっかり掃除をしつつ、体を動かしてみませんか?

掃除は雑巾がけがおすすめです。

・床
・壁
・家具の隙間

など、いろいろなところを雑巾がけしましょう。

壁は上から下までしっかり拭きあげます。

床も腰をしっかり下ろして磨きましょう。

手が届きにくいところにもしっかり手を伸ばすことで、お腹をほどよく刺激することができますよ。

アロマも陣痛促進できるって本当?おすすめアロマ3選

妊娠中のアロマはあまりおすすめできないといわれていますが、出産間近の今なら使えるものがぐっと増えます。

おすすめは、

・ジャスミン
・ゼラニウム
・ラベンダー

の3つ。

それぞれどのような効能があるのか紹介します!

ジャスミン

ジャスミンには、

・リラックス
・精神強壮
・鎮静
・陣痛促進
・保湿
・抗うつ

といった作用が期待されています。

子宮の収縮を促進し分娩を促すとともに、リラックス効果や鎮静効果があることが魅力です。

ゼラニウム

ゼラニウムには、

・ホルモン分泌の調整
・陣痛促進
・ストレス解消
・むくみ解消

などの効果が期待されています。

生理痛など女性特有の症状に効果があることから、陣痛を促進する効果も期待されています。

甘い香りが人気です。

ラベンダー

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ラベンダーには、

・安眠
・緊張をほぐす
・鎮痛
・自律神経を整える

などの効果があるといわれています。

すっきりとした香りで、定番の香りでもあるので陣痛促進にも取り入れやすいのではないでしょうか。

陣痛促進に有効な食べ物ってあるの?

「焼肉を食べたら陣痛がきた!」

「オロナミンCを飲むと陣痛がくる!」

など、陣痛促進にはこれがおすすめ!という話をよく聞きますよね。

私も妊娠中はよくこの話を聞きました。

なかなか陣痛がこない人にとっては、とても魅力的な話ですよね。

食べ物で陣痛促進することはできるのでしょうか。

多くは都市伝説レベル!

焼肉やオロナミンCで陣痛がくるというのは有名な話です。

辛いものを食べると陣痛促進になるというのもよく聞きます。

しかしこれらは『たまたま』であることがほとんど。

都市伝説やジンクスというくらいに考えておいたほうがいいでしょう。

予定日近くであればいつ陣痛が始まってもおかしくありませんよね。

焼き肉に関しては、「赤ちゃんが生まれたらしばらくは来られないから」という理由で、出産間近に食べに行く人が多いようです。

焼き肉を食べたら陣痛がきた、というのはこういったことが元ではないでしょうか。

ラズベリーリーフティーは子宮収縮作用がある!

ラズベリーリーフティーという飲み物をご存知ですか?

キイチゴの葉を乾燥させて作ったお茶で、

・陣痛促進
・リラックス効果
・母乳の出のサポート

などの効果が期待されています。

臨月に入ったころから飲み始めるのがおすすめということですので、試してみてはいかがでしょう。

陣痛促進剤って?使うのはいつから?

出産予定日になっても陣痛の兆しもないという場合は、『陣痛促進剤』が頭をよぎります。

私も予定日を過ぎた時には、

「もしかしたら陣痛促進剤を使うこともあるのかも・・・」

とちょっとだけ不安になりました。

・陣痛促進剤ってどんなもの?
・どんなタイミングで使うの?

など、陣痛促進剤の基本的なことから学びましょう。

陣痛促進剤とは

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陣痛促進剤には、

・オキシトシン
・プロスタグランジン

の2種類があります。

薬の力で陣痛を起こさせることが目的です。

オキシトシンは主に点滴で投与され、プロスタグランジンは点滴と経口の2通りの投与法があります。

オキシトシンは比較的効果が緩やかで、オキシトシンで陣痛がこない場合はプロスタグランジンが投与されることがあります。

陣痛促進剤を使うのはいつ?

陣痛促進剤は主に

・予定日を1週間過ぎたころ
・陣痛が微弱なとき

このタイミングで投与されることが多いです。

予定日を超過しすぎると赤ちゃんが大きくなりすぎたり胎盤の状態が悪くなったりするため、出産がスムーズにいかなくなったり赤ちゃんに危険が及ぶことがあります。

そうなる前に陣痛促進剤で強制的に陣痛を起こし、出産に進めます。

また、陣痛があっても微弱のままで本格的な陣痛に進まない時にも、陣痛促進剤が使われることがあります。

陣痛促進剤の時間や痛み・副作用が気になる!

陣痛促進剤というと、

「痛みが強そう」

「あっという間に出産できるかも?」

「副作用もあるのかな」

と不安と期待が入り混じった感情になりますよね。

陣痛促進剤が効くまでの時間や痛み、副作用についても知っておきましょう。

陣痛がくるまでの時間は個人差大

陣痛促進剤を使った場合、陣痛がくるまでの時間は個人差が大きいです。

・陣痛促進剤を使って5分で陣痛開始
・陣痛促進剤を使ってから1時間ほどで陣痛がきた
・陣痛促進剤を使ってもその日には陣痛はこなかった

などなど。前の項目で陣痛促進剤の紹介をしましたが、オキシトシンは比較的効果が緩やかだといわれています。

徐々に量を増やしたり別の陣痛促進剤に切り替えたりしながら様子を見ます。

自然に陣痛がくるよりも痛いって本当?

陣痛促進剤を使うと痛みが強いともいわれますよね。

私もこの話は聞いたことがあります。

自然に陣痛がきた場合、子宮の収縮は徐々に進んでいきます。

しかし陣痛促進剤を使った場合、人工的に薬の力で子宮を収縮させることになります。

その分痛みを強く感じるというケースはゼロではありません。

ただ、陣痛や出産の痛みの感じ方も個人差が大きいです。

陣痛促進剤を使っても使わなくても、陣痛はある程度の痛みを感じるものだと割り切りましょう。

陣痛促進剤の副作用

陣痛促進剤を使うことで副作用はあるのでしょうか。

陣痛促進剤を使う場合、胎児の心拍や子宮の収縮の様子を細かくチェックしながら投与をします。

そのため大きなリスクの心配はありませんが、まれに

・過強陣痛
・胎児機能不全
・子宮破裂

といったことが起こることもあります。

こうならないように医師がしっかりチェックしていますから、お産に集中しましょう。

陣痛促進剤が効かない?!そんなことってあるの?

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前の項目でも紹介しましたが、オキシトシンを使った場合、陣痛が起こらないこともあります。

その場合は母体の様子にもよりますが、投与量を増やしたり帝王切開に切り替えたりといった対処法を取ります。

効きにくい場合もある

体質によって陣痛促進剤が効きにくいというケースもあります。

・熟化不全(子宮の出口が固く閉じたまま)
・骨盤や産道が狭すぎる

といった場合には、陣痛促進剤は効きにくいことが多いです。

こればかりは実際にお産が始まってみないとわかりません。

陣痛促進剤が効きにくいこともあるということも頭に入れておきましょう。

吸引分娩や帝王切開に切り替える

陣痛促進剤の量を増やしたり自然に陣痛が来るのを待ったりしても、陣痛がなかなか来ない場合や、陣痛が弱い場合は吸引分娩や帝王切開に切り替えます。

お産が進まず赤ちゃんの命に危険が迫っている場合、緊急帝王切開に切り替わります。

帝王切開になってしまうと、より不安も大きくなるかもしれませんね。

しかし赤ちゃんとお母さんの命を守るための最善の策です。

帝王切開になったとしても安心してください。

赤ちゃんが無事に生まれてくるまでもう少しということですよ。

まとめ

陣痛促進のためには、

・運動する
・姿勢を変える
・乳首を刺激する
・セックスする
・ツボ押しをする
・リラックスをする

この6つが有効です。

それに加えて、

・アロマの力を借りる
・ラズベリーリーフティーを飲む

なども試してみてくださいね。

出産予定日が近づいたら陣痛促進に努めましょう。

予定日を1週間過ぎたら陣痛促進剤を使うかもしれません。

陣痛促進剤は決して悪いものではありません。

私の周りにも陣痛促進剤を使った人は結構多く、珍しいことではないんだなと感じています。

自分でできることに取り組み、あとは赤ちゃんが出てきたいときを待ちましょう!