妊婦は情緒不安定になりやすい?妊娠中に気持ちを落ち着かせる5つの方法

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妊婦は情緒不安定になりやすい?妊娠中に気持ちを落ち着かせる5つの方法

妊娠中、理由が分からないけれど泣きたくなったり、強い不安感に襲われたり、イライラが止まらなかったり。

そんな情緒不安定な状態になってしまった経験はありませんか?

自分がおかしくなったのかも?

そんな風に感じてしまって、余計に不安が募ることも。

でも、それは普通のこと!

妊娠すると誰もが経験する当たり前の心の変化なんです。

この記事では、妊娠中に情緒不安定になってしまう理由と、気持ちを落ち着かせる方法についてまとめました。

・妊娠中に情緒不安定になるのはホルモンのせい!
・5つの解決法、イライラの原因を探る、泣いて叫ぶ、ストレスを発散する、没頭できることを探す、自分に甘くなる、でスッキリしよう

妊娠しているだけで本当に大変な妊婦さん!

心を落ち着かせる方法をひとつずつ見ていきましょう。

妊娠中に情緒不安定になるのは全てホルモンのせい!

女性の体はホルモンの影響を受けやすくできています。

これは「状況の変化に、体がすぐ反応し、適応できる」というプラスの変化なんですよ。

妊娠中に急に泣きたくなったり、強い不安に押しつぶされそうになったり、イライラしたり、身近な人の好意を素直に受け入れられなくなったりするのは、妊婦さんなら当たり前のこと。

妊娠後の劇的なホルモンバランスの変化によって起こることなんです。

決して妊婦さんがおかしくなった訳ではありません。

女性の体は妊娠前からエストロゲンやプロゲステロンという複数の女性ホルモンの影響を強く受けています。

肌の調子がよく、心も体もはつらつとしている日があれば、やけにイライラしたり、だるかったり、倦怠感で気力が低下する日もありますよね。

PMS(生理前症候群)という言葉を聞いたことがあるでしょう。生理前にイライラする!

という症状です。

~月経前症候群(PMS)~

月経前症候群(PMS)は月経前の3~10日頃の時期に50~80%の女性に起こります。生理の開始と同時に症状が軽くなったり無くなったりする特徴があり、原因のひとつには月経周期中にエストロゲンとプロゲステロンの濃度が急激に変動するためと考えられています。

(引用元:月経前症候群(PMS)って知ってる?|LION

妊娠後は女性ホルモンの量が爆発的に増えます。

強烈な月経前症候群に襲われているのと同じなんです。

時間が経ってホルモンの状態が安定してくれば、鬱のような状態は和らいできます。

永遠に辛く悲しい時期が続くわけではありません。

妊娠を維持し、胎児を育むためのホルモンのせいで心と体が変わっているんです。

決して自分を責めたり否定しないでくださいね。

【解消法1】不安やイライラの理由を紙に書き出そう

妊娠中の情緒不安定は仕方がないもの。

でも、できる限り和らげたいですよね。

ひとつ目の解消法は、不安やイライラの理由を紙に書き出すこと。

書き出す内容は支離滅裂でも、自己中心的でも、意味不明でもなんでもOK!

とにかく、思いつくままに胸の中の気持ちを全部紙に書きなぐってみましょう。

そうすれば、自分が不安になったり怒ったりしている理由が見えてきます。

理由が見えれば解決策を探すことも可能!

解決策が無かったり、非常に難しかったりすることもありますが、原因が見えればそれを避ける方法を考えることもできます。

筆者が長女を妊娠した時、夫に近付くのが苦痛でたまらない時期がありました。

夫のことは好き。頼りになるし、一緒に居たい人です。

でも、夫が帰宅するのが苦痛でたまりませんでした。

その理由を考えた時、気付いたんです。

原因は夫の衣服に染み付いたタバコの臭い!

つわり中で、過敏になっていた嗅覚のせいで、激しい嫌悪感に襲われ、夫を拒絶していたんです。

夫にタバコを止めるよう求め、玄関で上着に消臭剤をかけてから入って来るようにしてもらったら、嫌悪感が和らぎました。

理由を探る。

これが解決策を見つけるきっかけになることがありますよ。

【解消法2】不安やイライラの理由が分からないなら、泣いて叫んで!

ふたつ目の解消法は泣いて叫ぶこと!

妊娠中の不安やイライラを紙に書き出そうとしても言葉にならず、ただの落書きのような状態になることもあります。

それはそれで大丈夫。理由なんてなくてOK!

ただ、とにかく泣いて、叫んで、重苦しいモヤモヤを全部吐き出してみましょう。

とにかく、泣いたり、声を出すだけで心が落ち着くこともあります。

我慢は無用!

負の感情、漠然とした不安、イライラは溜め込まないでどんどん吐き出し「よく分からないけれどスッキリ!」という心に変えていきましょう。

【解消法3】自分なりのストレス発散方法を見つけよう

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3つ目は、ストレスを発散すること。

ホルモンのせいで情緒不安定になっている心は、ストレスにとても弱くなっています。

ちょっとしたストレスでも心の状態は簡単に悪化してしまいます。

ホルモンの影響はどうしようもないけれど、ストレスを解消できれば悪化を防ぐことができます。

散歩に出たり、カラオケに行ったり、仲の良い友人と愚痴を言い合ったり、自分なりの方法でストレスを発散してください。

動くことが辛い場合は、ヒーリング音楽を聞いたり、ゆっくり寝たり、ちょっとした贅沢品を口にしたり。

なにか簡単手軽に実行できるストレス発散方法を見つけておきましょう。

筆者は運転中にお気に入りの曲をかけて大声で歌い、ストレスを発散していました。

カラオケに行くより手軽でおすすめですよ。

【解消法4】気分が紛れることをやろう

4つ目は、集中できることや気分が紛れることを見つけること。

筆者の経験では、仕事をしていたり、家事やネットサーフィン中などは不安感などを忘れることができました。

集中することがあると、不安になる暇がないんです。

ですから、気分が紛れることに集中してみましょう。

仕事、ゲーム、料理、裁縫、ネットサーフィン、育児、子ども用品のウインドウショッピング、名前を山ほど考える、バースプランをいくつも立てるなど。

気分を紛らわせることを複数準備し、忙しい妊婦さんになるのもいいですよ。

【解消法5】自分を甘やかせて!

5つ目の解消法は、自分を甘やかせることです。

妊娠すると、思うように体を動かせなかったり、心をうまくコントロールできなかったり、身近な人に対する考え方や感じ方が変わって戸惑ったり。

心や体の変化を「自分が悪い」「怠けている」という風に感じてしまって自分を責めてしまいがちです。

でも、それは違います。

妊婦さんは、あらゆる我慢を飲み込んで命を育むという大仕事をしています。

妊娠しているだけで、大変な状況なのです。

妊婦に代役はいません。

命を育むことを第一に考え、そのために自分の体をいたわるのは当然。

命懸けの仕事をしているのですから、自信を持って体を大切にしましょう。

まとめ

妊娠中に情緒不安定になるのはホルモンの影響です。

不安になったりイライラの原因を明確にしてみたり、とにかく泣いて叫んで気分をスッキリさせたり。

ストレスを発散したり、気分を紛らわせることをみつけたり。

さらに、自分を甘やかせ、体を大切にすることを優先したりして、リラックスできるようにしましょう。

妊婦さんは尊い仕事をしています。

自分に自信を持って、自分なりに心地良いマタニティライフを過ごしましょう。