十を使った名前10選~十の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「十」という漢字について

字画数:2画
音読み:じゅう、じっ
訓読み:とお、と

「十」の意味や由来や成り立ちと特徴

“数の10”を表します。

「十分」のように、熟語になると“完全な”という意味も持ちます。

音読みは「じゅう」ですが、昔は「じふ」と発音されていました。

そのため、「十階」「十発」などのように、十に続くその後の漢字によっては「じっ」と読まれることがあります。

「二十歳(はたち)」「五十嵐(いがらし)」などは、三文字を組み合わせた時だけに読まれる特殊な例です。

また、「十六夜(いざよい)」は、月の出が十五夜より少しだけ遅くなることから、“ためらい”を意味する古語を当てて読むものです。

「十八番(おはこ)」は、歌舞伎で特に選ばれた18の演目を指すことばで、“箱にしまってある、とっておきのもの”という意味の、当て字的な表現になります。

「十」の成り立ちについてですが、古代中国では、当時「十」の形は数字の7として使われていました。

それが次第に変わっていきます。

横の一に対し、縦の1で十を表すようになりました。

また、縦画であることを強調し、漢字をより見やすくするために、「十」の中央付近に黒く塗りつぶされた、小さな丸い点がつけられたと言われています。

その点がふくらみ、やがて横画の一に変化したという説もあります。

名付けで「十」が使われるときの読み方には、「かず」「しげ」「そ」「とみ」があります。

色々な読み方ができるため、「十」を使えばオリジナリティあふれる名前を考えることができそうですね。

「十」が、完全や全部の意味をもつことから、多くの才能を持ち、自分のするべきことは、何でも最後まで完全にやり遂げる女性に育って欲しい、との願いを込めて、この漢字を名付けに使うご両親が多いようです。

「十」の字面を見ると、直線が目立つため、どこまでもまっすぐなイメージです。

一本気で純粋、曲がったことの嫌いな、正義感の強い女の子にぴったりな漢字と言えます。

「十」を使い、柔らかな女の子らしい名前を付けたいというときには、「と」と読ませることをおすすめします。

先頭字としても、止め字としても使うことができます。

「と」の言葉の響きは、何とも言えない懐かしさや優しさを感じさせますね。

まるで、お母さんのお腹のなかにいるような、安らぎを覚えます。

名前に「と」を持つ女の子は、幼いころから母性的な優しさを持ち、周囲を包み込むような存在になります。

それでいて、芯はしっかりしていますから、理想の良妻賢母型で、良い結婚相手に恵まれる可能性が大です。

その他の読み方はどうでしょうか。

まず、「かず」は賢くしっかり者のイメージです。

キャリアを確実に積み、仕事で大成するタイプです。

「しげ」は、古風で良家の子女を思わせる重厚な響きですね。

人からの尊敬を集める女性になれるでしょう。

「そ」は、はかなく頼りなげなところが可愛らしい、そんな女の子に。

特に自分から何かをしなくても、必要なときに必要な助けが得られます。

「十」を使った熟語

十姉妹(じゅうしまつ)

意味:カエデチョウ科の鳥で、スズメより体が小さい。

中国で、飼育用に改良して作られたと言われている。

羽の色は、褐色と白色が入り混じっているものが多いが、白一色のものもある。

体が丈夫で、繁殖力が強いのが特徴。

十全十美(じゅうぜんじゅうび)

意味:すべてが完璧で、少しのほころびもないこと。

十人十色(じゅうにんといろ)

意味:人によって、考え方や嗜好、性格などがちがうこと。

一夜十起(いちやじっき)

意味:直訳では「一晩に十回起きること」。

人間には煩悩があるため、多少の差はあっても、誰しもが私情や私心に振り回されることがあり、私心をすべて捨てることは難しいというたとえ。

「十」の説明の仕方

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例えば電話で自分の名前を名乗った際に、「どういう漢字を使われますか?」と尋ねられることがあります。

そんな時のために、漢字の説明の仕方を何パターンかストックしておくと、いざという時に便利ですよ!

・A「じゅうは、十分の十です」
・A「じゅうは、漢数字の十です」

「十」は分かりやすい漢字ですので、困ることはあまりないかも知れませんが、参考にしていただければ幸いです。

「十」を使った名前の有名人・芸能人

君島 十和子さん(実業家・元女優)
植松 三十里さん(作家・脚本・エッセイスト)
水野 十子さん(漫画家・イラストレーター)
和田 夏十さん(脚本家)
一十 三十一さん(シンガーソングライター)
武藤 十夢さん(歌手)

「十」を使った名付け候補

十実(かずみ)
十葉(しげは)
十里(じゅうり)
十乃(その)
十胡(とおこ)
十夢(とむ)
美十(みとみ)
優十(ゆと)
十和子(とわこ)
夢十可(むとか)

まとめ

女の子の名前としては、「十」はまだあまり使われていません。

個性的な名前を付けたい方や、「十」の持つ意味に魅かれる方におすすめの漢字です。