妊娠後期に下腹部痛が続く!便秘の痛みとの違いや影響と4つの対処法

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「下腹部に鈍痛がする…」

「お腹に違和感のある痛みが…」

妊娠後期に下腹部痛を感じる妊婦さんは少なくありません。

妊娠後期に下腹部痛があると陣痛なのか、前駆陣痛なのか、それとも早産なのかと色々と心配になりますよね。

そこで今回は妊娠後期の下腹部痛についてお伝えします。

  • 妊娠後期の下腹部痛6つの原因
  • 便秘の特徴と便秘4つの対策
  • 妊娠後期の下腹部痛4つの対処法

同じ症状で悩んでいる妊婦さんがいれば、ぜひ参考にしてくださいね。

妊娠後期の下腹部痛6つの原因

妊娠後期に下腹部痛があると、赤ちゃんは大丈夫なのかと心配になりますよね。

妊娠後期の下腹部痛にはどんな原因があるのでしょうか?

考えられる原因は以下の6つです。

  1. 便秘
  2. 下痢
  3. お腹の張り
  4. 前駆陣痛
  5. 本陣痛
  6. 早産・切迫早産

妊娠後期の下腹部痛には便秘や下痢などの特に問題のないものから、早産や切迫早産に起こりうるトラブルによる腹痛があります。

妊娠後期は出産まであと少しという時期なため、下腹部痛が起きると大きな不安を感じがちです。

自分の腹痛が何によるものなのかを知ることで冷静に対処できることでしょう。

1.便秘

便秘は悪化すると腹痛だけでなく、吐気を催すことがあります。

  • 大きくなった胎児や子宮に圧迫され腸の動きが鈍くなる
  • 妊娠中は黄体ホルモンの分泌が増え、腸の機能が低下する
  • 運動不足
  • 水分不足
  • 貧血による鉄剤やサプリメントの副作用

妊娠中には特に便秘になりやすい状態です。

日ごろから便秘にならないように意識して生活する必要があります。

2.下痢

下痢の時には腹痛が伴うことが多いものです。

妊娠中に下痢になっても胎児への直接的な影響はありません。

ですが腸が過敏に動くと子宮が刺激され、子宮の収縮を引き起こす場合があります。

また下痢の原因によっても注意が必要です。

食中毒が原因で下痢になっている場合には、食中毒の種類によっては胎児への影響があるので速やかに医療機関に受診するようにしましょう。

3.お腹の張り

妊娠後期では生理的にお腹が張ることが多くなります。

また胎動による刺激からもお腹が張る場合があります。

生理的なお腹の張りでは、安静にしていれば収まるものです。

4.前駆陣痛

妊娠後期、特に臨月など出産が近くなると、前駆陣痛が起こることがあります。

前駆陣痛は陣痛の練習のようなものです。

本陣痛とは違って、痛みが不規則におこります。

時には前駆陣痛から本陣痛に繋がることもあります。

5.本陣痛

陣痛でも下腹部痛があります。

本陣痛が疑われる時には、痛みの間隔を測り、規則的に起きているかを確認しましょう。

6.早産・切迫早産

何らかのトラブルで早産、あるいは切迫早産になっている時には下腹部痛を伴うことがあります。

具体的に以下のような症状が出ると、切迫早産あるいは早産となることがあります。

常位胎盤早期剥離

通常、胎盤は胎児の出産後に出てくるものです。

常位胎盤早期剥離とは、子宮内に胎児がいるにもかかわらず胎盤が剥がれてしまう状態をいいます。

胎盤は胎児に酸素と栄養を運ぶ重要な部分です。

胎盤が早期に剥がれてしまうと胎児への影響が大きいだけでなく、出血も多いため、母子共に危険な状態になります。

基本的に、常位胎盤早期剥離では激痛と多量の出血を伴います。

時には子宮内に血が留まり、出血が少ないことがありますが、陣痛とは異なる持続的な痛みがおこります。

どちらにしても、いつもと違う下腹部の痛みと出血がみられた場合は、直ちに病院に向かうようにしましょう。

細菌性膣炎

細菌性膣炎では細菌によって膣が炎症を起こしている状態です。

妊娠中は免疫力が低下していること、膣の自浄作用も低下しているため細菌性膣炎になることがあります。

おりものが灰色ぽくなること、悪臭がする、膣にかゆみがあるなどの症状がでます。

妊娠後期に細菌性膣炎になると、お腹が張ること、子宮内に細菌が入ってしまうと破水や絨毛膜羊膜炎などを引き起こすこともあります。

こういったことから早産になる場合があります。

絨毛羊膜炎

絨毛羊膜炎は細菌感染などによって赤ちゃんを包む脱落膜、絨毛膜、羊膜のうち、絨毛膜、羊膜が炎症を起こしている状態をいいます。

絨毛膜羊膜炎では症状がでないこともありますが、通常では発熱やおりものの悪臭、下腹部痛があります。

絨毛羊膜炎では早産になることが非常に多いです。

前置胎盤

前置胎盤とは、胎盤が子宮口にかぶっている状態をいいます。

前置胎盤と診断された場合、帝王切開での出産になります。

妊娠経過に特に影響はありませんが、妊娠後期に入ると出血することが多く、お腹の張りなどから切迫早産、早産になる可能性が高いです。

便秘の4つの特徴

妊娠後期では、便秘になりやすいものです。

下腹部痛の原因のひとつでもある便秘には、以下4つの特徴があります。

  1. 普段からウンチが出ない
  2. コロコロとしたウサギのフンのようなウンチが出る
  3. 左側下腹部が痛むことが多い
  4. 腹痛と一緒に吐気を伴うことがある

4つのうち1つでも当てはまるものがあれば、便秘の可能性があります。

普段から便が出ないという人は、妊娠中は更に気をつけて便秘解消に努める必要がありますね。

また、便が出たからといって健康であるとは限りません。

たとえば、コロコロとしたウサギのフンのようなウンチは、便は出ていても便秘であるといえます。

腸内に滞っていた時間が長いために固くなり、小さくちぎれてしまうのがコロコロ便の特徴なのです。

便秘による腹痛は、酷いと冷や汗や吐き気を伴うこともあります。

妊娠後期では特に便秘になりやすいので、普段から便秘予防、改善を意識した生活を送るようにしましょう。

関連記事⇒妊娠後期の便秘が苦しい!7つの解消法と便秘が出産時に与えうる危険について

妊娠後期の4つの便秘対策

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妊娠後期に便秘による下腹部痛がある場合にはできるだけ早めに改善するようにしましょう。

  1. 水分補給をこまめにする
  2. 食物繊維をとる
  3. ヨーグルトを食べる
  4. 必要に応じて下剤を処方してもらう

ここでは便秘改善に効果的な方法を4つ紹介します。

ぜひ試してみてくださいね。

1.水分補給をこまめにする

妊娠中は体温が高く維持されていること、妊娠後期では羊水の増加や維持されることによって通常以上に水分が必要になります。

水分が少ないと、便が硬くなり、排出が困難にもなるため、妊娠前よりも意識して水分をとるようにしましょう。

2.食物繊維をとる

食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。

どちらもバランスよくとることが大切です。

水溶性食物繊維には腸内で便を軟らかくする効果があります。

不水溶性食物繊維には便のカサを増すことで腸内を刺激し、便の排出を作用します。

水溶性食物繊維はバナナ、キウイ、りんご、こんやくなどに多く含まれます。

不水溶性食物繊維ではさつまいも、ごぼうなどの根菜、玄米などの雑穀などに多く含まれます。

3.ヨーグルトを食べる

ヨーグルトには乳酸菌が多く含まれています。

善玉菌を増やし、活性化、悪玉菌を減少させる効果があります。つまり腸内環境を整える効果が期待できるのです。

ヨーグルトと一緒にバナナやプルーンなどを食べて相乗効果を狙うのもいいでしょう。

またオリゴ糖やきな粉を掛けて食べるのも便秘解消に効果があります。

4.必要に応じて下剤を処方してもらう

妊娠後期では便秘だとお腹が張ってしまうことがあります。

食生活を変えてもみても効果が現われない時には、掛かりつけの産婦人科医に相談しましょう。

必要に応じて妊娠中でも使用可能な下剤を処方してくれます。

関連記事⇒妊婦は便秘薬を飲んじゃダメ?妊娠中の市販・処方薬の副作用と影響や3つの対策

妊娠後期の下腹部痛4つの対処法

妊娠後期に下腹部痛がある場合には以下のように対処しましょう。

  1. 安静にする
  2. 痛みの間隔、痛みの強さを記録しておく
  3. 痛み以外に症状はないか確認する
  4. 必要に応じて受診する

下腹部が痛い場合は、まずは安静にすることが大事です。

できれば痛みの間隔や強さを記録し、前駆陣痛や陣痛ではないかを確認してください。

また痛み以外に出血などがないかも確認するとよいでしょう。

下腹部痛以外に症状がある時には、トラブルが起きていることが考えられるのでできるだけ早く受診しましょう。

まとめ

妊娠後期では生理的にお腹が張ることもあり、下腹部痛を感じることが多くなります。

また妊娠中はホルモンの作用や大きくなった胎児によって腸が圧迫されることで便秘になりやすくなります。

妊娠後期での下腹部痛が便秘によるものなのか、それ以外なのかについて自身で知ることで冷静に対応することができます。

妊娠後期の便秘は食生活に注意して、できるだけ早く改善するようにしましょう。

また妊娠後期での下腹部痛は場合によっては早産や切迫早産になっていることがあります。

状況に応じて受診するようにしましょう。