赤ちゃんの離乳食で鴨はいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめカモレシピ

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冬になると鴨鍋などで鴨肉を食べるという家庭もあるでしょう。

我が家でも数年に1度、鴨をいただいたときには鴨鍋をすることがあります。

私には娘が一人おりますが、ちょうど離乳食を始めた頃に鴨をいただいたことがありました。

その時にふと「赤ちゃんはいつから鴨肉を食べてもいいのだろう」と疑問を感じたことを思い出します。

鶏肉や豚肉に関しては育児本に載っていますが、鴨肉に関しての情報が少なかったことも覚えています。

私と同じような疑問を抱えている人のために、鴨肉と離乳食について詳しく紹介します。

  • 赤ちゃんは何歳から鴨肉を食べられる?
  • 与えるときにはどんなことに気をつけたらいい?
  • アレルギーも気になる!
  • 簡単♪鴨肉を使った離乳食レシピ

「鴨肉って離乳食に向いているのかな?」と与えるのを迷っていた人も、正しい知識を身につけて鴨肉を離乳食に取り入れてみてはいかがでしょう。

赤ちゃんは鴨肉をいつから食べても大丈夫なの?

鴨肉はスーパーなどでも見かけることは少なく、頻繁に食卓に上がる食材ではありませんから、離乳食に使えるかどうかも迷ってしまいますよね。

鶏肉や牛肉などに比べると鴨肉は肉質が固く、離乳食初期には向かない食材です。

早くても赤ちゃんが11か月頃になった離乳食後期の後半から与えるようにしましょう。

11か月頃から与えることができますが、脂肪分が多く肉質が固いのであえて与える必要はありません。

離乳食が完了してから少しずつ与えてもいいでしょう。

鴨肉は栄養豊富!

肉質が固く脂肪分が多い鴨肉ですが、栄養面では優れています。

  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンA
  • カリウム
  • 亜鉛

ビタミン類やミネラルのバランスがよく、特にビタミンB群が豊富に含まれていることが特徴です。

ビタミンB群は成長に欠かすことができない成分です。

一度にたくさんの量を食べることができない赤ちゃんにとって、少量でも多く栄養を摂取できる鴨肉は魅力的です。

赤ちゃんに鴨肉を与えるときの3つのポイント

11か月頃から鴨肉を赤ちゃんに与えることができるとされていますが、実際に与える際にはどのようなことに気を付ければいいのでしょう。

  1. 脂身はきれいに取り除こう
  2. 煮込んで柔らかく調理
  3. アレルギーにも注意!

これら3つのポイントを押さえたうえで、赤ちゃんに鴨肉を与えましょう。

1.鴨肉は脂身を取り除いたものを食べさせて

赤ちゃんに鴨肉を与えるときは、脂身をきれいに取り除いた赤身の部分を与えるようにしましょう。

脂身はカロリーが高く、赤ちゃんにとってはほとんど必要ないものです。

すでにスライスされて販売されているものは、脂身と赤身を分けやすいのでおすすめです。

我が家は塊の鴨肉をいただくことが多いのですが、脂身と赤身を分けるのは結構大変です。

脂身を取り除くというより、赤身を取り出すというほうが楽なので、塊肉のときはこの方法を試してみてくださいね。

2.鴨肉は煮込むことで柔らかく!

鴨肉は弾力があり、加熱するとその固さがさらに気になります。

うま味は強いのですが、どんなに薄切りであっても1歳前後の赤ちゃんには食べにくく感じてしまうかもしれません。

赤ちゃんに鴨肉を食べさせるときは、柔らかくなるまでじっくり煮込んだものがおすすめです。

  • 薄切り肉は30分ほど煮込む
  • 塊肉は圧力鍋を使う
  • 細かく切ったものなら10分ほどでもOK

鴨鍋などは薄切り肉を使うことが多いですが、鍋の中に入れて30分ほど経てばホロホロとするくらいまで柔らかくなります。

時短をするならやはり圧力鍋がおすすめ。

圧力鍋の種類によっては大きな塊肉も10分ほどで柔らかくなりますよ。

煮込んだ後のお湯は鴨のだしがたっぷり出ていますから、うどんなどを入れて食べてもおいしいので試してみてくださいね。

赤ちゃんには出汁だけを味わわせてあげてもいいかもしれません。

3.アレルギーのことも考慮して

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離乳食が始まると、「初めての食材でアレルギーが出たらどうしよう」という不安を感じている人も多いと思います。

実際に私も娘が離乳食を食べている時期は、初めての食材を与えるたびにドキドキしていたことを覚えています。

消費者庁が発表するアレルギーに関する情報によると鴨肉は、アレルギーの症例数が多い27品目には含まれていません。

(参照:消費者庁『アレルギー表示について』

しかし鴨肉も食品である以上、アレルギー症状がまったく出ないとは言い切れません。

症例数が少ないというだけで、鴨肉でもアレルギー症状が出る人もいるのです。

初めて鴨肉を食べさせるときは、

  • 一口だけ食べさせる
  • 食べさせたあと1時間は様子を見る
  • 小児科が開いている時間帯に食べさせる

この3点に気を付けて食べさせてください。

鴨肉自体を食べなくても、鴨だしだけでアレルギー症状が出ることも考えられます。最初はくれぐれも慎重に食べさせましょう。

簡単!おいしい♪赤ちゃん喜ぶ鴨肉レシピ2選

鴨肉は定番食材ではないので、鴨鍋しか思いつかないという人も多いのではないでしょうか。

鴨肉はどのような方法で調理すればいいかわからないという人のために、赤ちゃんでも食べやすい鴨肉レシピを2つ紹介します。

参考にしてみてくださいね。

鴨のだしたっぷりのあっさりうどん

○材料(赤ちゃん1人分)

鴨肉・・・薄切り肉1枚
うどん・・・3分の1玉
ネギ・・・5cm
水・・・200ml
塩・・・少々

○作り方

1.鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら脂身を取り除いた鴨肉と1cm幅に切ったネギを入れます。

2.30分ほど弱火でコトコト加熱したら、具を一度取り出します。

3.食べやすい大きさに切ったうどんを入れて、5分から10分ほど柔らかくなるまで煮ます。

4.鴨肉は細く切っておきましょう。

5.塩で味を調えたらお椀によそい、鴨肉とネギを乗せたら完成です。

鴨肉とキャベツの和え物

○材料(赤ちゃん1人分)

鴨肉・・・薄切り1枚
キャベツ・・・15g
だし汁・・・小さじ1杯

○作り方

1.鴨肉は脂身を取り除き、熱湯でゆでて細切りにしておきます。

2.キャベツは食べやすい大きさに切り、柔らかくなるまでゆでます。

3.鴨肉とキャベツを和え、だし汁をかけたら完成です。

鴨肉は1歳を目安に少しずつ与えよう

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鴨肉は肉質が固く脂肪分も気になるため、赤ちゃんには積極的に与える必要のない肉です。

赤ちゃんが1歳を過ぎたころを目安に、旬の味を楽しむという目的で少量を与えてみてもいいかもしれません。

赤ちゃんに鴨肉を与えるときは、

  • 脂身を取り除いて赤身だけを与える
  • 与えすぎないように注意!
  • アレルギーにも気を付けよう

この3つのことに気を付けてくださいね。

大人と同じように鴨肉を食べられるようになるのは、3歳以降を目安にするといいでしょう。

3歳を過ぎても食べにくそうにする場合はあえて与える必要はありません。

赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ与えてみてくださいね。

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