出産時にうんこが出るって本当?イマドキの浣腸事情や出てしまったときの対策

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もうすぐ待望の赤ちゃんに会える!

そんなワクワクした気持ちの影に潜むのが、出産時の心配事。

陣痛の痛みや出産時の立会など、様々な心配事がありますよね。

そんな心配事のひとつに

「出産時にうんこが出たらどうしよう」

ということです。

実はこの悩み、口にしないだけで多くの女性が心配していることなんです。

実は私もそのひとり。

出産時にうんこが出ることがあるということは聞いていましたが、実際に自分がしてしまうかもと思うと不安で不安で・・・。

しかし心配は無用!

・出産時にうんこが出ることはよくあること!
・立ち会い出産でもサッと片づけてくれる!
・出産時のうんこ対策で気持ちも楽に!

出産時にうんこをしてしまう人は珍しくなく、よくあることだそう。

それでもできれば他人に自分のうんこを見られるなんて嫌ですよね。

よくあることと割り切りつつ、できる限りの対策をして出産に臨みましょう!

出産時にうんこが出てしまうことがあるって本当?

産科に努めている人や助産師さんの話だと、出産時にうんこが出てしまうことは特別珍しいことではないそうです。

むしろよくあることで、助産師さんや看護師さんにとっては大したことではないといいます。

出産時のうんこはよくあること

出産時にうんこが出ることはよくあることととはいえ、誰も自分から

「赤ちゃんと一緒にうんこが出たよ!」

なんて報告はしませんから、どのくらいの割合で出産時にうんこをしたかはわかりません。

私はうんこは出なかったと思っていますが、調べているうちに

「もしかしたら出ていたかも?」

とも思っています。

陣痛の痛みに合わせていきむわけですから、うんこが出ていてもおかしくない状態ですよね。

しかも赤ちゃんが下りてくる産道と直腸は隣り合わせになっています。

赤ちゃんが下りてくるときに直腸にうんこが残っている状態だと、かなり高い確率で出産時にうんこが出てしまいます。

「出産時のうんこはよくあること」

と割り切っておくと気持ちがずいぶん楽になる気がしませんか?

「赤ちゃんが出る」は「うんこが出る」とよく似ている

赤ちゃんが出てくる感覚とうんこが出る感覚は、驚くほど似ています。

「うんこが出る!」

と思ったのに出てきたのは赤ちゃんだった、ということもよくあるようです。

いきみの感覚もうんこをするときとよく似ていると感じる人も多いです。

実際私も出産を経験してみて、赤ちゃんが出てくる感覚はうんこをするときに似ていると感じました。

陣痛が始まるとなんとなく便意を感じるというのは、赤ちゃんが生まれることが近いことを指すともいいます。

出産時にもしうんこが出ちゃったら?

「出産時にうんこが出ることはよくあること」

とわかってはいても、実際にうんこが出てしまったらと思うと心配ですよね。

助産師さんや看護師さんにとってはなんてことない自然のことととらえています。

分娩台に乗ったら、何も考えずに元気な赤ちゃんを産むことだけを考えてください。

もしうんこが出てしまったとしても、気がつかないうちにサッと処理をしてくれますよ。

立ち会い出産のときにうんこが出たらどうしよう

ここ数年で立ち会い出産をする夫婦が急増しています。

我が家も立ち会い出産をしました。立ち会い出産に積極的な産科も増えていますよね。

立ち会い出産をすることで早くに父性が芽生える、なんてことも言われています。

素敵な立ち会い出産を思い浮かべている人が多いですが、そこでも心配になるのが『出産時うんこ問題』。

立ち会い出産のときにうんこが出てしまったらどうしたらいいのでしょう。

立ち会い出産でも大丈夫!心配いらない!

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「立ち会い出産でうんこをしてしまうのは絶対に避けたい」

と思っている人がほとんどです。

でも大丈夫!処理してくれるのは出産のプロ。

もし出産時にうんこが出てしまっても、ほとんどの場合気がつかないうちに処理をしてくれます。

多くの産科では、立ち会い出産は産婦の頭側に旦那さんについてもらいます。

私が出産した産科でも、男性は腰より下で立ち会うことはNGでした。

もし心配な場合は、

・夫には頭側で付き添ってもらうように指示してもらいたい
・うんこが出てしまっても気づかないように処理をしてもらいたい

などを事前に看護師さんに伝えておくと安心ですね。

うんこが出るかもしれないことを伝えておく

立ち会い出産をする上で、男性にもいろいろな情報を教えておくこともひとつの方法です。

・陣痛がひどくて暴言を吐くかも
・暴れるかも
・うんこが出てしまうかも

など、うんこが出てしまうかもしれないということと併せて、出産にまつわるアレコレを伝得ておきましょう。

事前に情報があるだけで「いざ」というときにも安心感がありますね。

男性も、こういった情報があることで壮絶な出産シーンで引いてしまうということが少なくなります。

今って出産前に浣腸しないの?

以前は陣痛がくると出産前に浣腸をすることが一般的でしたよね。

私が出産をしたのは2009年なのですが、その時にはすでに浣腸は行われませんでした。

私も『出産前=浣腸』というイメージがあり、びくびくしていたのですが取り越し苦労でした。

そこでちょっとした疑問も沸きました。

・浣腸しなくても大丈夫なの?
・なんで浣腸をしなくなったの?
・浣腸したほうが安心のような気が・・・

ここでは出産と浣腸について詳しく見ていきましょう。

出産前に浣腸しない3つの理由

実は出産前に浣腸をすることは、ただの気休めでしかないという考えもあるのです。

以前は出産前に浣腸をすることで、次の3つの効果があると信じられていました。

・.便を出して産道を広くする
・出産時の排便を防ぎ清潔を保つ
・浣腸の刺激で陣痛を促す

しかしこれらは現在の医学の進歩によって否定されるようになりました。

出産時に浣腸をすることのメリットはない、というのが現在の考え方です。

この考え方に伴い、出産前の浣腸は次の3つの理由で廃止されつつあります。

1.浣腸で分娩時間が変わることはない
2.感染リスクは変わらない
3.産婦さんの苦痛を減らす

浣腸をしてもしなくても分娩時間は変わらず、陣痛を促すことはないとされています。

それなのに産婦さんに浣腸の苦痛を与えることは、出産に必要な体力を奪うことにもなります。

出産時にうんこが出ても赤ちゃんの感染リスクの確率は変わらないということも、浣腸をしなくなった理由のひとつです。

出産前に浣腸をするならいつ?

それでもやっぱり

「出産時にうんこをすることを浣腸で防ぎたい」

という人もいると思います。

そんな時は看護師さんや助産師さん、産科医に浣腸をしたいことを伝えてみてください。

浣腸をする場合、行うタイミングとしては

・病院についてすぐ
・子宮口が開く前

など陣痛が始まってすぐの段階が多いよう。

浣腸のタイミングが遅れると、中途半端な状態で出産することになってしまいます。

柔らかくなった便が出産とともに飛び散った、なんてことになることも。

もし浣腸を希望する場合は、リスクなども考えて余裕を持って行うことが必要ですね。

出産時のうんこ対策

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ここまで出産にうんこが出ることは自然なことだと言い続けてきました。

出てしまうものは仕方がないとして、出産前にはどんな対策ができるのでしょう。

ここでは3つの対策を紹介するので参考にしてみてくださいね。

1.看護師さんに事前に相談する
2.便秘にならない生活を心がける
3.うんこなんて気にしない!

心配な場合は看護師さんに相談

出産時の心配事をなるべく減らすためには、事前に看護師さんに相談することをおすすめします。

「出産時にうんこが出てしまうことが心配」

と相談してみましょう。

もし出てしまったときにどのような処理をしてくれるかも確認しておくと安心ですね。

実際に出産をするときに便意をもよおしたら、

「うんこが出るかもしれません!」

と宣言するのもおすすめ。

看護師さんはいろいろなことを想定して出産をサポートしてくれます。

自己申告することでさらにスムーズな処理をしてもらえますね。

できるだけ出産前に排便を済まそう

どんなに心配してもやっぱり最終的には、出産前にうんこをしておくということが最善の策です。

出産はいつ始まるかわかりませんが、便秘気味の人は出産時にうんこをしてしまう確率は高いといえます。

しかも妊娠後期はお腹が大きくなることで、便秘になってしまう人も少なくありません。

妊娠後期には便秘にならないような心がけも必要です。

・適度な運度を取り入れる
・水分を多く摂る
・食物繊維を積極的に摂る

など、普段の生活や食事に気を使って便秘予防をしましょう。

妊娠後期に便秘が気になるようなら、妊婦健診のときに相談してみてください。

妊娠中でも飲むことができる便秘薬を処方してもらえることもありますよ。

気にせず出産に臨む!

もうひとつ、対策とは言えないかもしれませんが、『気にしない』ということもとっても大切。

出産時にうんこをしてしまったことは、本人にとってはとても恥ずかしいことです。

しかし意外と周りは何も気にしていないんですよね。

「うんこが出てしまっても大丈夫!問題ない!」

と出産前に自己暗示をかけておいてもいいかもしれません。

元気な赤ちゃんに会えることだけを考えて出産に臨みましょう。

実際に出産でうんこが出た人の体験談

自分の周りにはなかなか出産時にうんこをしてしまった人の体験談を聞くことはできませんよね。

ここでは実際に出産でうんこが出てしまったという人の体験談を紹介します。

ガーゼでお尻を押さえてくれた

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多くの人が経験するのは、うんこが出るタイミングでお尻をガーゼで押さえてくれるということです。

全部出てこないようにガーゼで押さえ、出てしまったらすぐに拭き取るということが基本のようです。

すぐに拭き取ってくれるため、においなどは全く気にならないのでご心配なく!

便意があっても気にしなかった

分娩台に上がると同時に便意を催したという人は結構多いです。

実際にうんこが出てしまう人も少なくありませんが、ほとんどの人は産むことに必死になりすぎて気にならなくなるようです。

うんこを我慢しながらいきむのは不可能ですし、それより陣痛の痛みに耐えることに必死!という人がほとんどですよ。

気づかぬうちに片づけられていた

「確かに出産時にうんこが出たはずなのに、気付かないうちに片づけられていた」

これも出産時にうんこをしてしまった体験談でよく聞く話です。あとから看護師さんに

「出ていましたよ」

なんていわれることもありませんから、その後も気にせず過ごすことができたという人が多いです。

出産後はスムーズにうんこが出る?

出産中のうんこ問題も深刻ですが、それと同じくらい出産後のうんこに不安を感じている人も少なくありません。

・傷が開かないか心配
・いきむのが怖い

など、産後の排便に不安を感じることもあるでしょう。

出産後はスムーズに排便することができるのでしょうか。

切開した会陰は簡単には開かない!

まず気になるのは会陰切開した部分が開かないかどうか。出産直後は会陰切開した部分はまだ痛みます。

そんな状態で排便をするなんて考えられない!という人もいるかもしれませんが、切開した部分はしっかり縫合されており簡単には開きません。

排便時にいきんだとしても開くことはありませんよ。

いきむのが怖い人は医師に相談を

出産直後は全身筋肉痛で、トイレに行くのも一苦労ということも珍しくありません。

そんな中会陰切開の傷も気になるし、悪露も多くていきむのが怖いという人もいるでしょう。

そうやって我慢しているうちに便秘が悪化してしまうこともあります。

どうしてもいきむのが怖く排便できないようなら、医師に相談してみてください。

便を柔らかくする薬を処方してもらえるかもしれません。

私が出産した産院では、

「出産後3日排便がなければ薬を出すから教えてね」

と言われており、私も薬を処方してもらいました。

出産後は便秘気味になる人もいる

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出産後は

・ホルモンバランスの乱れ
・発汗が増える
・母乳が出る

などで体の水分バランスが崩れて便秘になりやすいです。

なるべく便秘にならないように、

・いつもより多く水分を摂る
・出された食事はしっかり摂る

などを心がけましょう。

お腹をマッサージしたり適度な運動を取り入れたりすることも、産後の体の回復にも役立つのでおすすめです。

まとめ

「出産時にうんこが出てしまうのが心配」

という人は本当に多いです。

誰にも言えないということもつらいところですよね。

しかし出産時にうんこが出てしまうのは、ごく自然なこと。

・出産時のうんこはよくあると割り切る
・立ち会い出産の際は夫にも情報を伝える
・出てしまったときのことを産科に相談しておく

など対策をとっておくことも大切です。

私も出産を経験した産婦として、出産時のうんこ問題はとても深刻だと感じています。

しかしあまり気にして出産に集中できないことはもっと問題です。

出産時にうんこが出てしまうことはあまり気にせず、出産に集中できるといいですね。