妊婦は風邪薬を飲んじゃダメ?妊娠中の市販・処方薬の服用と影響や注意点

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妊娠中は、ホルモンバランスの影響で免疫力が低下しているため、風邪を引きやすくなります。

お腹の赤ちゃんへの影響を考えると、できるだけ薬を飲まないほうが望ましいですが、高熱や激しい咳の症状は、かえって赤ちゃんに影響を及ぼしてしまうことも…。

そのため、妊娠中でも薬が必要となる場合があります。

『妊娠中でも飲める風邪薬が知りたい!』

そこで今回は、妊娠中の風邪薬の服用と注意点についてご紹介します。

・妊娠中に風邪薬を飲んでもいいの?
・妊娠中の風邪に飲んでも良い薬
・妊娠中の風邪に飲んでも良い漢方薬
・市販薬は飲んでも大丈夫?
・お腹の赤ちゃんに影響を及ぼしやすい時期

妊娠中にどんなに注意をしていても、風邪を引いてしまうことはありますよね。

もしも突然、風邪を引いてしまったとしても、事前の情報や知識があれば、落ち着いて対応することができますので、是非参考にして下さいね!

妊娠中に風邪薬を飲んでもいいの?

妊娠中に風邪を引いてしまった場合、風邪薬を飲んでも大丈夫なのでしょうか。

ママが吸収したものは、胎盤を経由してお腹の赤ちゃんへ送られるので、薬はできるだけ飲まない方がいいでしょう。

といっても、38度を超える高い熱だったり、ひどい咳を引き起こす気管支炎などは、赤ちゃんに悪い影響を与えてしまうので、薬を飲んだ方が良い場合もあります。

妊娠中は、周期や体質、健康状態などによって飲める薬が異なってきます。

薬を服用する際には、必ず産婦人科の主治医の先生に相談するようにして下さい。

妊娠中の風邪に飲んでも良い薬

妊娠中に服用可能な薬とは、どんなものがあるのでしょうか。

下記にまとめましたので、順にみていきましょう。

【PL顆粒】

風邪薬として、病院でよく処方される白い粉薬で、発熱・頭痛・その他の痛み・鼻水などに効く薬です。

〈PL顆粒に含まれる4つの成分〉

  1. アセトアミノフェン:解熱鎮痛剤
  2. サルチルアミド:解熱鎮痛剤
  3. プロメタジン:鼻水やくしゃみなどのアレルギー反応を抑えますが、眠気などの副作用があります。
  4. 無水カフェイン:眠気を和らげたり、脳の血管を収縮させて、頭痛を和らげたりします。

上記4つの成分は、妊娠中に使用しても比較的安全と考えられています。

【抗生物質】

一般的に風邪はウィルスによるものなので抗生物質を必要としませんが、細菌が原因となる気管支炎などの病気には、抗生物質が有効になります。

〈妊娠中でも飲める3種類の抗生物質〉

  1. ペニシリン系
  2. セフェム系
  3. マクロライド系

【咳止め】

妊娠中に咳が酷くなると、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼし、切迫早産の原因にもなります。

咳がひどい場合は、自分で治そうとせずに、医療機関に受診して医師に相談しましょう。

 〈妊娠中でも飲める4つの咳止め薬〉

  1. メジコン
  2. アストミン
  3. フラベリック
  4. トクレス

 〈妊娠中でも飲める3つの痰切り薬〉

  1. ムコダイン
  2. ビソルボン
  3. ムコソルバン

【解熱鎮痛剤】

鎮痛剤は様々な種類があり、妊娠期間によって使えるものが異なります。

服用の際は、必ず主治医の先生にご相談下さい。

 〈妊娠中でも飲める鎮痛剤〉

・アセトアミノフェンを主成分とする鎮痛剤:カロナール

以上の薬はいずれも、妊娠中でも比較的安全に使用できると言われていますが、100%安全と証明されたものではありません。

また、妊娠末期に飲むと胎児や新生児に悪影響が出るので控えるべきです。

自分で判断はせず、薬が必要な際は、必ず産婦人科の主治医の先生にご相談下さい。

妊娠前から持病がある方は、妊娠したことを主治医に伝えた上で、今後の治療法を相談するようにして下さいね。

関連記事⇒妊婦は整腸剤を飲んでも大丈夫?妊娠中の整腸剤5つの注意点と副作用

妊娠中の風邪に飲んでも良い漢方薬

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一般的に漢方薬は副作用が少ないと言われていますが、使い方を間違えると様々な副作用が現れます。

その人の体質や状況によって使い分ける薬なので、使用前には必ず主治医の先生または薬剤師にご相談下さい。

妊娠中に処方されやすい2つの漢方薬

①香蘇散(コウソサン)

妊娠中の風邪によく処方される漢方薬で、軽い悪寒、頭痛、鼻詰まりなどの風邪のひき始めの症状に使用されます。

②参蘇飲(ジンソイン)

咳、痰、頭痛、熱などの症状を改善する薬です。

葛根湯は妊娠中に飲んでも大丈夫?

風邪のひき始めに効くと言われている「葛根湯」は、妊婦でも安心して飲めるとネットなどで書かれていますが、実際はどうなのでしょうか。

葛根湯は、妊娠中でも比較的安全に飲めるものとして病院で処方される場合があります。

しかし、必ずしも全ての妊婦さんに効くわけではありません。

また、漢方薬を販売しているツムラでは、使用上の注意として以下のように説明されています。

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

引用元:ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用)

もし心配であれば、かかりつけの産婦人科またはセカンドオピニオンで相談してから使用するようにしましょう。

市販薬は飲んでも大丈夫?

基本的に、妊娠中は、お腹の赤ちゃんに影響を与える可能性があるので、市販薬は飲まないようにしましょう。

妊娠の周期や赤ちゃんの状況、妊婦さんの体質によって、飲める薬は一人ひとり異なってきます。

自己判断はせずに産婦人科の主治医の先生から処方してもらった薬を飲むようにしましょう。

関連記事⇒妊婦と市販薬~妊娠中の市販薬の影響と流産リスクや4つのポイント

お腹の赤ちゃんに影響を及ぼしやすい時期

妊娠2ヶ月(4週から7週)は、「絶対過敏期」と呼ばれる時期で、お腹の赤ちゃんの臓器が作られ、胎児となる時期です。

薬の影響を一番受けやすい時期でもあります。

この時期に薬を服用すると、赤ちゃんの奇形が起こる可能性が高くなるので特に注意が必要です。

まとめ

妊娠中でも使える薬や注意点をご紹介してきましたが、そうは言っても、お腹の赤ちゃんへ影響がないと100%証明されている訳ではありません。

薬を飲まないようにするには、手洗い、うがいの風邪予防が一番です。

また、生活リズムを整えて、疲れをためないリラックスした生活を心がけましょう。

もし、薬を飲まなければいけなくなった場合は、自己判断はせず、必ず主治医の先生にご相談下さいね。