よく夫婦喧嘩をする、両親が不仲であるのは子供にどんな影響がある?悪影響を与えない為のコツ

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『喧嘩をするほど仲が良い』という言葉がありますが、実は夫婦仲が悪いと子どもへの悪影響が心配されます。

赤の他人と生活しているわけですから、たまには夫婦で喧嘩も起こります。

夫婦喧嘩のないご家庭は、そもそもとても少ないのではないでしょうか。

些細なことでも口げんかになり、子どもがかばってくれるといった状況もありますね。

中には、お互いを思いあった喧嘩ではなく、暴言や暴力が含まれていることも。

夫婦が不仲であれば子どもの教育にも良くないとなんとなくわかってはいますが、実際どうなのでしょう。

「よく夫婦喧嘩をしてしまうけど、子どもに悪い影響がある?」

「夫婦の仲が良くない時期に、子どもの前での対応など注意すべきことは?」

「悪影響を与えない為のコツなどがあれば知りたい。」

など、夫婦喧嘩をしているときや夫婦仲が悪い時期など、子どもとの接し方に不安や悩みを持っている人も、たくさんいらっしゃいますね。

今回は、両親が不仲の場合に子どもに与える影響についての研究のご紹介や、悪影響を与えない為に注意すべきことやコツについてご紹介していきます。

・夫婦げんかで子どもの脳が委縮する
・両親の不仲が子どもに与える影響
・怒鳴りあわず無視しあうのも悪影響?
・不仲の際の注意点

離婚や別居などは考えていなくても、よくケンカをしてしまうご夫婦は、子どもの為にも、

注意点や子どもに与えてしまっているかもしれない影響をしっかりと学んでおくと良いかもしれません。

両親が不仲でも子育てはしっかりと頑張りたいご夫婦の参考になれば嬉しいです。

夫婦げんかなどによる両親の不仲は子どもの脳を萎縮する研究報告がある!

NHKのクローズアップ現代を見られている人はご存知の人もいるのではないでしょうか?

福井大学教授の友田朋美さんが、福井大学とハーバード大学の研究内容をテレビで詳しくご紹介されていました。

研究の結果として「日常的に両親の暴力や暴言を見聞きしてきた子どもたちは、脳の視覚野の一部が萎縮する」ということでした。

夫婦喧嘩を見てきた子どもたち、身体的な暴力を見た子どもの脳をMRIで検査したところ、萎縮率が3.2%。

しかし、驚いたのが、言葉の暴力を見てきた子どもたちの方が19.8%と暴力よりも高いことが分かりました。

言葉のやり取りには十分に注意することが必要のようですね。

言葉の種類としては、叱る・大声をあげる・ののしる・責める・はずかしめる・脅す・悪口・批判などです。

普段の夫婦げんかで、どのような言葉を使って喧嘩をしているのか今一度考えてみましょう。

また、脳が萎縮することにより、子どもの感情や学力にも影響を与えることがわかっています。

子どもへの影響についても後ほどご紹介していきます。

―参照 夫婦げんかで子どもの脳が危ない!?|クローズアップ現代よりー

両親が不仲な場合、喧嘩している場合に子どもに与える影響とは?

両親が不仲の場合、とくによく夫婦げんかをしているご家庭では、次のような悪影響を子どもに与えてしまっている可能性があります。

感情のコントロールができなくなる

夫婦の暴言が飛び交う状況に置かれると、脳の海馬や扁桃体に異常をきたすことがあります。

そのため、怒りや不安を普通の人以上に感じやすくなります。

詳しく説明すると、海馬は小さな記憶の司令塔と呼ばれ、情報の取捨選択を行う大切な器官です。

また、扁桃体は快不快を判断する役割をもっています。感情をつかさどる部分でもあるのです。

最近では扁桃体が社会性にも関係が深いことが分かってきています。

その部分を傷つけられたり萎縮されたりしてしまうことで、感情のコントロールが難しくなり、学校生活や社会生活でも浮いてしまうようになります。

―参照 記憶に関わる海馬と扁桃体|脳を鍛える能力トレーニングよりー

また、夫婦げんかでの暴言を毎日聞いている子どもが、学校で友達や先生に暴言をはくことがあります。

「ばか!死ね!ババア」など発する子どもたちもたくさんいますが、よく話を聞くと、それが日常であり、もっとひどい言葉を知っているという答えが返ってきました。

「そうか!なるほど。」と納得してしまいます。

普段から聞いている言葉なので、どれだけ相手を傷つけているのか分からない心に育ってしまっているのです。

学力低下、記憶力低下につながる

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海馬で記憶の情報を取捨選択しているのですが、その部分が萎縮することにより、記憶力の低下が考えられます。

また視覚野の一部も萎縮することにより、学習能力の低下も懸念されます。

言葉の理解力も落ちる原因になりかねません。

将来の結婚に否定的になる場合がある

子どもは親をよく見ています。

夫婦げんかが多い家庭であれば、結婚してもいつも喧嘩ばっかりで嫌になるイメージを持ってしまいますね。

そのため、幼心とはいえ、大人になったときの結婚への願望や希望がなくなります。

結婚をしたとしても、両親の夫婦生活を見てきているわけですから、それが当たり前と思ってしまい、夫婦げんかの絶えない家庭で過ごす可能性もあるのです。

PTSDになる危険性がある

PTSDとは心的外傷後ストレス障害のことで、強烈なショック体験や強い精神的ストレスが、こころのダメージとなり、時間が経過してものちに強い恐怖を感じることを言います。

自然災害や家事、事故や暴力、犯罪被害などが原因になりますが、両親の暴力や暴言を間近で見てきた場合にも起こりうることです。

厚生労働省でも紹介されていますが、PTSDは病気です。

―参照 PTSD|こころの病気を知る|厚生労働省公式サイトよりー

喧嘩でも怒鳴りあわず無視しあう場合には悪影響がある?

夫婦げんかの中には、お互いに無視をしてしまう時期もあるかもしれません。

喧嘩中ではなく、不仲の場合にも無視や会話がない状態が続くこともあります。

いわゆる冷戦状態ですね。

暴言や暴力を見てきた子どもたちは脳の萎縮が考えられますが、無視しあっている場合であれば、問題はないのでしょうか?

そうではありません。

子どもは冷静状態においても敏感に感じ取る力をもっています。

そのため、自分が仲をよくするために何かをしないといけないと頑張る子どももいます。

たまに夫婦で言い合いになったときに、子どもが入ってきてくれて仲裁してくれることもありますね。

自分が何かをしなければ仲がよくならないという自責感や自己否定感を感じるようになってしまいます。

無視しあっていても夫婦の問題なのに、結局子どもまで巻き込んでしまいますね。

無視しあうだけなら大丈夫かなと思ってしまうこともありますが、そうではないことを覚えておきましょう。

両親が不仲の際、子どもに悪影響を与えない為のコツや注意点とは?

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喧嘩をしないのが1番なのでしょうが、なんだかんだいっても、夫婦で喧嘩をするときはあります!

しかし、大切な子どもまで巻き込んでしまいたくないですよね。

両親が不仲の際、不仲な時期、喧嘩してしまった時には、どのようにすればよいのでしょうか?

仲直りするところまでを見せる

もし、子どもの前で喧嘩をしてしまったときには、喧嘩中よりもその後が大切です。

どうして喧嘩をしてしまったのか、お父さんとお母さんが話し合って仲直りをしたということを、子どもにしっかりと説明し、子どものせいではないことをしっかりと伝えてあげましょう。

子どもが小さい場合でも同じです。

子どもが分かるように、簡潔にでよいので、説明してあげることが大切です。

日常生活での声掛け

以前「世界一受けたい授業」でマルトリートメントについて放送されていました。

マルトリートメントとは、不適切な養育であり、心無い言葉や暴力で子どもを傷つける行為で、子どもの脳を変形させることです。

夫婦げんかや夫婦が不仲な場合に、子どもの脳を萎縮してしまうこともマルトリートメントに位置付けられます。

しかし、子どもの脳はやわらかく回復力をもっています。

普段の日常生活での声掛けにより、脳が回復すると話されていました。

様々なよい言葉かけがありますが、1番の言葉は「助かったよ!」でした。

感謝の言葉であり、子どもが助けてくれてよかったと自己肯定感を与えることもでき、脳の回復を手助けしてくれる言葉なのです。

場所を変える

夫婦で話し合いが必要な場合、感情的になりそうな場合には、家から場所を変えましょう。

子どもがいない時間帯の自宅でもよいのですが、喫茶店など子どもの目につかない場所で、話す時間と機会をつくってください。

そこで解決した場合にも、かならず仲直りしたことを子どもに伝えてくださいね。

まとめ

両親の不仲は、子どもの脳に影響を与えます。

感情や記憶力、学力低下など悪い影響がほとんどです。

子どもがそばにいる場合には、子どものことを第1に考えて、もし喧嘩したときにはアフターケアまでしっかりと行う必要があります。

子どもを不安にさせないように、日々の言葉などにも注意していきたいですね。