妊婦はケンタッキーを食べても大丈夫?メニュー別!妊娠中のケンタの注意点

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つわりがおさまると食事がおいしくなり、ついつい食べ過ぎてしまうことありませんか?

それに加え、味の好みも変化して無性に味の濃いものや揚げ物などを求めた経験のある人もいるかと思います。

私自身、妊娠中にフライドポテトがやめられず、週に1回ペースで食べている時期がありました。

そこで今回は、白い髭と白い服のおじさんがシンボルである、ファストフードの一つケンタッキーについて解説します。

記事のポイントは2つです。

  • 妊娠中にケンタッキーを食べて大丈夫?
  • 妊娠中にケンタッキーを食べる時の注意点

それでは解説していきます。参考にしてみてください。

妊娠中にケンタッキーを食べて大丈夫?

あなたにとって「ケンタッキー」はどんなイメージですか?

クリスマス?それともスポーツ観戦でしょうか。

個人的にはやはりクリスマスのイメージが強いです。

また、店舗数が日本一であることから、”沖縄”も連想します。

そしてジャンクフードというイメージのあるケンタッキーですが、結論を言うと妊娠中に食べても大丈夫です!

ケンタッキーのホームページによると、オリジナルチキンに使用されているのは、厳しく衛生管理された認定農場で育った国内産ハーブ鶏のようです。

また、調理にも高品質な100%植物油が使用されており、1回ごとに油をろ過して鮮度を保つなど品質管理もしっかりされているそう。

揚げ物というだけで不健康な印象を持ってしまいがちですが、実は意外とこだわって作られていたものだったんですね。

妊娠すると、15週頃には胎児の形態、器官がほぼ完成するとともに胎盤の形成も完了します。

これ以降、胎児は胎盤を通して母体から栄養をもらって発育していきますが、各器官の機能が未熟で胎盤から取り込んだ有害物質を上手に代謝・排泄することができないため、お母さんはできるだけ毒となるものの摂取は控える必要があります。

一部の薬剤やたばこ、アルコール、食中毒菌や過剰に偏った栄養素などが胎児に悪影響を及ぼす可能性がありますが、ケンタッキー製品の場合、よほど極端な食べ方をしなければ胎児に毒となるようなことはないので、妊娠中に食べることは何の問題もありません。

妊娠中にケンタッキーを食べる時の2つの注意点

品質にこだわって作られているケンタッキーですが、無制限に食べるのはよくありません。

妊娠中に安心してケンタッキーを食べるために、気をつけてほしいポイントが2つあります。

食べ過ぎに注意する

食べ過ぎ予防には、まず自分に必要な量を知っておくことが重要です。

18~49歳の女性で、仕事や家事、軽いスポーツをする程度の活動量のひとが妊娠中1日に必要な主な栄養素がこちらです。

エネルギー たんぱく質 炭水化物 脂質 ビタミン 葉酸 ナトリウム カルシウム
%エネルギー %エネルギー B₂ C A
μgRAE μg
18~29歳 1950 50 50~65 20~30 1.2 100 650 240 7.0

未満

650 6.0
30~49歳 2000 700 6.5
初期

(16週未満)

+50 +0 +0.3 +10 +0 +0 +0 +2.5
中期

(16~28

週未満)

+250 +10 +15.0
後期

(28週以降)

+450 +25 +80 +2.5

参考_日本人の食事摂取基準(2015年版)|厚生労働省

・脂質は1ℊで9㎉のため、妊娠期間中の摂取目安は44~81g程度

次に、ケンタッキーの主なメニューの成分をみてみましょう。

エネルギー たんぱく質 脂質 食塩相当量
オリジナルチキン 226 18.1 13.1 1.3
骨なしケンタッキー 197 16.7 10.4 1.4
ナゲット5ピース 230 13.9 13.9 1.0
カーネルリングポテトS 216 1.8 13.9 1.0

参考_ケンタッキーフライドチキン 栄養成分表 |KFC

1日のうち1食にオリジナルチキン2本程度であれば、脂質はやや多めに摂取することになりますが、大きく問題になることはないといえます。

しかし次の食事が食べられないほどケンタッキーを食べてしまうと必要な栄養素が摂れなくなってしまうので、栄養素の目安もみながら食べ過ぎには十分注意しましょう。

また、ケンタッキーのメニューには少なからず食品添加物も含まれています。

現代で生活していく中でもはや添加物は避けて通れないもの。

ケンタッキー以外からでも知らずのうちに口に入れている可能性はありますし過剰になる必要はありませんが、念のため食品添加物が含まれていることは念頭に入れておくと良いでしょう。

数日スパンでバランスを調節する

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長い妊娠期間、赤ちゃんを育てていく大事な時期ではありますが、毎日毎食カロリーや栄養素を細かく計算する必要はありません。

そんなことをしていたら、楽しくおいしく食べることができずストレスになってしまいます。

厚生労働省の「妊産婦のための食生活指針」においても、

エネルギーや栄養素の適正な摂取ということについては、1日のみの食事で判断できるものではなく、習慣的な摂取をあわせて考慮することが必要である。

引用_妊産婦のための食生活指針|厚生労働省

とあります。

あくまでも、1日の食事を想定した目安であり、1回の食事で少しその範囲内におさまらなくても大丈夫です。

食べづわりでケンタッキーを食べたくて仕方ない時期や少し食べ過ぎた時は、数日かけてバランスを調整すれば問題ありません。

まとめ

ファストフードの代表的存在のケンタッキーですが、素材や調理法に厳しい基準を設けられており、妊娠中に食べても大丈夫です。

妊娠15週頃には胎盤が形成されて胎児への栄養供給を始めるため、お母さんは一部の薬剤やたばこ、アルコール、食中毒菌や過剰に偏った栄養素など有害物質の摂取を控える必要がありますが、ケンタッキー製品の場合では、よほど極端な食べ方をしなければ胎児に悪影響となることはありません。

妊娠中に安心してケンタッキーを食べるためには、自分に必要な栄養素量を知ったり食品添加物を考えて過剰摂取をしないことと、数日スパンで栄養バランスを調整することが大切です。

妊娠中は赤ちゃんを育てる大事な期間ですが、過剰に心配せずたまには好きなものを食べて息抜きしていきましょう。