危険日っていつ?知っておきたい危険日の基本と望まない妊娠を防ぐための3つのこと

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『危険日』という言葉を聞いたことがある人や、実際に使っているという人は多いですよね。

「今日は危険日だからちょっと危ない」
「危険日はまだ先だから大丈夫!」

なんて会話をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

危険日とは言うものの、

・そもそも危険日とはどんなものかよくわからない
・いつが危険日なのかよくわかっていない
・危険日=妊娠というイメージ
・逆に安全日なら妊娠しない

といったなんとなくのイメージしかもっていない人も多いと思います。

私も10代のころは『危険日』という言葉を知ってはいたものの、具体的に危険日とはどのようなものでどんなことを指すのか説明することはできませんでした。

危険日とは、

・ほかの日に比べて妊娠しやすい
・排卵日の周辺のこと

をさすことが多いです。

具体的に危険日について知っておくことで、望まない妊娠を防ぐことにもつながるはずです。

危険日についてより分かりやすく紹介していきますので、自分の体を知るひとつのきっかけとして読んでいただければ幸いです!

危険日とは?

『危険日とは?』

と聞かれて、正しく説明する自信がある人はもしかしたら少ないかもしれませんね。

危険日という表現をするということは、

「妊娠したらマズイ」
「妊娠は望んでいない」

という意味合いが強いと私は感じています。

妊娠を望んでいる場合は、『危険日』という表現はしませんものね。

ここでは危険日とはどのようなものなのか、わかりやすく紹介していきたいと思います。

危険日とは妊娠しやすい日のこと

危険日とは、そのネーミングの通り妊娠しやすい日のことをいいます。

生理から次の生理までを1周期として、その中で最も妊娠しやすい日のことを『危険日』と呼んでいます。

妊娠しやすい日は1日だけだと思っていたら大間違い!

生理周期が28日だとしたら、危険日と呼ばれる日は28日のうちの6日ほどあると考えてくださいね。

28日のうち、生理が6日間だとして残りは21日。

そのうちの6日が危険日と考えると、3分の1は危険日ということに!

生理周期の6日間は妊娠しやすい日があるということをしっかり覚えておくことが大切です。

危険日とは排卵日周辺の時期をさす

では危険日とはどの日を言うのか、というのが気になるところですよね。

危険日とは、排卵日周辺の時期をさします。

妊娠は、排卵された卵子と精子が受精し着床することで成立しますよね。

とういことは、排卵されなければ妊娠することはない、ということです。

「排卵前なら危険日じゃない?」

と思うかもしれませんが、これには精子の寿命も大きくかかわります。

精子の寿命は大体3日ほどあるといわれています。

精子が生きている間に排卵が起これば、妊娠する可能性は十分にあります。

そのため、

『危険日は排卵日の前後3日』

と考えるのが自然というわけです。

危険日だと絶対に妊娠するの?

次に出てくる疑問を挙げると、

「危険日に性行為をすると絶対に妊娠するの?」

ということですよね。

「絶対に妊娠は避けたい!」
「危険日ってどのくらい危険なの?」

そう思っている人には気になる問題です。

危険日だと絶対に妊娠するのでしょうか。

危険日だからといって絶対に妊娠するわけではない

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前の項目では、

『排卵日前後のことを危険日と呼ぶ』

と紹介しましたね。

排卵が行われていれば妊娠する可能性がありますが、100%妊娠するわけではありません。

妊娠を希望している人でも排卵日を予測して性行為をしても、必ず妊娠するわけではありません。

・危険日でも排卵していなかった
・精子や卵子に奇形があった
・受精しても着床しなかった

など、妊娠しない理由は様々です。

妊娠する確率は高いと思おう

排卵日の前後に避妊具を付けずに性行為をし、射精をした場合80%程度の確率で受精するというデータがあるそうです。

そのうちの約25%程度が着床し妊娠が成立するといわれています。

25%というとあまり高い妊娠率ではないように感じますが、排卵していなければ妊娠することはありません。

そう考えると

『危険日=妊娠する可能性は十分にある』

という事実に変わりはないということを知っておくことが大切なんですね。

危険日とはどうやって計算すればいい?

危険日とはどういうものかを知ることができたら、次は危険日を知ることも大切ですよね!

「危険日って具体的に知ることができるの?」
「計算方法があれば知りたい!」

そう思っている人のために、危険日を知る方法について紹介しますね。

危険日を知るには生理周期を知ること!

危険日を知るためには、まずは自分の生理周期についてきちんと把握することが大切です。

前の項目でも少し触れましたが、生理周期とは生理が始まってから次の生理が来るまでのことをさします。

その間が何日あるかによって生理周期が変わるというわけですね。

一般的には28日周期で計算することが多いですが、

・29日周期
・30日周期
・33日周期

といったように人によって周期は変わります。

そして必ずその周期で生理が来るわけではない、ということも知っておきたいポイントですね。

私は基本28日周期ですが、体調によって29日周期になったり33日周期になったりと、安定しないこともあります。

自分の生理周期を把握するには、最低でも3ケ月は必要です。

・生理が始まった日
・生理が終わった日

この2つを手帳などにチェックしておいて、その間が何日あるか数えてみてくださいね。

生理開始から14日前後に排卵する

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さて、肝心の排卵日ですが、排卵するのは

『生理が始まってから14日前後』

とされています。

生理が始まった日を1日目として、その日から14日経った頃に排卵が起こります。

排卵したことは体調の変化などでなんとなく予測することはできますが、

「今排卵した!」

とわかることはほとんどありません。

そのため、いつ排卵が起こっているかは予測することしかできないことを知っておきましょう。

生理周期によっては危険日が変わることも

前の項目でも少し触れましたが、生理周期は人それぞれですし、体調によってその月で変化があることだってあります。

生理周期をきちんと把握しておいたとしても、危険日とされる日が前後することは十分に考えられます。あくまで排卵日は予想です。

生理周期によって危険日が変わることもあるので、『絶対』はないということだけは覚えておいてくださいね。

生理前なら危険日じゃない?

危険日について話をしていると、

「生理前は危険日じゃないんだよね!?」
「安全日なら妊娠しないんだよね!?」

という内容もよく聞かれますよね。

実はこれ、結構危ないんです。

ここでは危険日と安全日について詳しく見ていきましょう。

「危険日じゃなければ妊娠しない」はウソ!?

前の項目でも紹介しましたが、妊娠するということは、

・危険日に性行為をしている
・排卵が起こっている
・受精して着床した

というのが大きなポイントになりますよね。

となると、

「危険日じゃなければ妊娠しないってこと!?」

という考えにつながるのは自然です。

しかし危険日じゃなければ妊娠しなというのは絶対といえません。

その理由は、

・排卵日の予測が外れた
・生理周期がくるった
・排卵が遅くなったor早くなった

といったことが挙げられます。

危険日を避けたつもりでも計算が間違っていたり周期が乱れたりすれば、妊娠する可能性があるということです。

生理前=安全日という認識は危険!

危険日とは逆に、妊娠しにくいとされている日を『安全日』というような呼び方をすることもありますよね。

『安全日=妊娠しない』

と思っている人も多いかもしれません。

特に生理直前は安全日と呼ばれることが多く、この時期なら避妊具なしでも妊娠しにくいと言いますよね。

しかしこれも鵜呑みにするのはNG!

前の項目で紹介したように、

・もしも排卵日がずれていたら?
・生理周期が違っていたら?
・前回の生理が本当の生理でなかったら?
・生理直前と思っても生理がなかなか来なかったら?

などが起これば、安全日だと思い込んでいたことがすべて崩れてしまいます。

妊娠を望んでいないなら、

「安全日などない!」

という認識でいたほうがいいかもしれません。

生理直前なら妊娠する確率は低くなる

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前の項目で『安全日はないと思ったほうがいい』と紹介しましたが、確実に生理が来ることが分かっていれば、生理直前は妊娠する可能性はぐっと低くなるのは事実です。

それを知るには、基礎体温を付けるのがマスト。

基礎体温は生理周期に合わせて体温が上がったり下がったりします。

それを見て排卵日や生理予定日を予測します。

高温期が続いていたのに、ふっと体温が下がったら当日~3日で生理が来ることがほとんど。

このタイミングをしっかり把握しておけば、妊娠の確率はかなり低くなるでしょう。

望まない妊娠をしないためにできる3つのこと

若い世代の人工中絶があとを絶ちません。

私の周りにも、高校生や大学生の時に望まない妊娠をして中絶をした人が何人かいます。

そんな時に傷つくのはやはり女性。

男性はお金の負担をしてくれる人もいますが、中には

「俺は関係ない」

と言って逃げる人もいるそうです。

赤ちゃんには罪はありませんから、妊娠を望んでいないなら初めから妊娠しないようにすることが大切です。

妊娠を望まないなら、

1. コンドームの使用はマスト!
2. 危険日を把握して性行為を避ける!
3. ピルの使用も検討しよう

といった3つのことを実践してみてください。

自分の体と心を守るために、とても大切なことですよ。

ぜひもう一度避妊についてきちんと考えてみてくださいね。

性行為は必ずコンドームを付けて!

コンドームを付けることは、避妊の基本中の基本!

基本であるのと同時に、最も手軽に行える避妊法ですよね。

コンドームは妊娠を防ぐだけでなく、性感染症予防にも大きく役立ちます。

そんな男性ばかりではありませんが、中には

「安全日なんだからつけなくていいでしょ!」
「中で出さないからつけない!」

なんていう人もいるのが事実です。

こんなに簡単に否認する方法があるのですから、使わないなんて選択はないですよね!

もしコンドームを付けずに性行為をして妊娠をしてしまったら、きっと女性は後悔するでしょう。

産む選択をしても産まない選択をしても、傷つくのは女性です。

もし、上記のようなことを男性に言われたとしても、コンドームを付けてもらうようにしてくださいね。

危険日には性行為をしない勇気も!

コンドームは避妊にも有効ですが、100%妊娠を防ぐことができるわけではありません。

・コンドームのサイズがあっていなかった
・コンドームの使用期限が切れていた
・正しくつけられていなかった
・コンドームが破れてしまった
・コンドームに穴が開いていた

など、いくつかのリスクがあることも知っておきましょう。

正しいサイズのものを正しく使用すれば、破れることはほとんどありません。

しかし万が一のことを考えて、危険日には性行為をしないという選択をする勇気を持つことも大切なことなのではないかな、と感じています。

ピルを服用することで妊娠を防ぐことも可能

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確実に妊娠を防ぎたいなら、低用量ピルを服用することもひとつの方法です。

「ピルってなんかハードルが高い」

と思うかもしれませんが、ピルは避妊だけでなく生理痛の緩和の役割も果たします。

生理がきちんと定期的に来るので、

「いつ生理が来るだろう・・・」

という不安がないのもメリット。

低用量ピルを服用していれば、

・妊娠することはない
・生理痛も和らぐ
・毎月きちんと生理が来る

というメリットがあります。

・定期的に婦人科を受信する必要がある
・費用が掛かる

などのデメリットもあるので、よく考えて服用を決めるといいですよ。

また、危険日に性行為をしてしまった場合は、アフターピルという方法もあります。

アフターピルを服用できるのは、性行為から3日以内。

それ以上時間が経ってしまうと避妊の効果は薄れるといいます。

「簡単でいいじゃん!」

と思った人は、ちょっと待ってください!

アフターピルは

・保険適用外で費用が高い
・副作用のリスクがある
・100%妊娠を防げるわけではない

ということ。

簡単に使える薬ではないことをよく知り、アフターピルを使わなくてもいいような性行為をしてくださいね。

まとめ

危険日とはどのようなものかしっかり伝わったでしょうか。危険日とは、

・妊娠する可能性が高い日
・排卵日の前後6日程度

というのが一般的な認識です。

危険日をきちんと把握するためには、生理周期を知ることがとても大切です。

自分の体と向き合うために、生理周期をきちんと調べてみるのもいいかもしれませんね。

ひとつ注意したいのは、危険日じゃないからといって妊娠しないわけではないということ。

『安全日』と呼ばれている日であっても、妊娠する可能性はゼロではありません。

望まない妊娠をしないためにも、自分の体を知り大切にすることが重要です。

性行為をするときは、

・コンドームの使用はマスト!
・危険日には性行為をしない!
・ピルの使用も考える!

ということきちんと知っておいてくださいね!